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2020.02.14 Friday

令和文化革命(8):東京オリンピック秘話(最後のピースが嵌った)

分を知れという声が降ってくるんです、常に。

自分の実力や立場をわきまえる。 自分を過大評価しない。 身の丈を知る。 身の程を知る」という意味です。

令和文化革命では、実名を挙げて論理の不備を突いていますから、「お前、調子に乗ってないか?大丈夫なのか?」という声が聞こえてくるのです。小心者ですから、聞こえてくるのでしょうが。

で、(8)が書きかけのまま日が経つ内に、こんな記事に出会いました。

 

リンクした記事にこうあります。

嘉納財団と五輪との関係ではこんなエピソードがある。すでに東京五輪の開催が決定していた13年秋のことだ。 その日、東京・新橋の高級料亭では、政治家や広告代理店の人間が集う会合が開かれていた。場の中心にいるのは、「セガサミーホールディングス」の里見治会長(78)。里見会長は政界のタニマチとして知られる人物で、出席者の一人によると、“東京オリンピックは俺のおかげで獲れたんだ”との自慢話をはじめたという。その内容は概ね次のようなものだった。《菅義偉官房長官から話があって、『アフリカ人を買収しなくてはいけない。4億〜5億円の工作資金が必要だ。何とか用意してくれないか。これだけのお金が用意できるのは会長しかいない』と頼まれた》《菅長官は『嘉納治五郎財団というのがある。そこに振り込んでくれれば会長にご迷惑はかからない。この財団はブラックボックスになっているから足はつきません。国税も絶対に大丈夫です』と。それで俺は動くことにした》 菅長官の依頼を受け、里見会長は知り合いの社長の協力も取り付け、計4億〜5億円を用意し、嘉納財団に振り込んだという。このスキームを作ったのは広告代理店だとも語っていたという。

やっと最後のピースが嵌りました。

 

偶然というのはあるのです。
フクシマ前日まで、ワシントンで原発復興会議があった。世界から3,000人参加で日本からも電力会社や関係企業が参加。
地震直後電力会社経営陣が呼ばれて情報統制を云われた(米国情報公開法に証拠がある。)
森さんが石原さんにオリンピック開催を頼んだのが事故二週間後。誰の発案かは不明。
しかし、東電、日立、電通が日本班というのは自然な流れ。

GEは世界原子力協会の親玉。ホワイトハウスの後ろ盾があれば、大抵のことはできます。
IOC対策は彼らの仕事。お金で動く組織だが、日本政府や東電などが単独で動かすことは出来ない。
クレイグ・リーディーはWADA(世界反ドーピング協会)の創設者で、当時IOC副会長。オリンピック候補地評価委員長。
この人は、英国バドミントン・チャンピオン。スポーツ振興の功績で女王陛下からSir(卿)の称号を賜った。つまり、世界に顔の利く人である。

新潮の記事によると、セガサミーホールディングスの里見会長が菅官房長官から4〜5億円のお金を加納治五郎財団に振りこむよう頼まれたという。
知りたかったのは、このルートでした。
フクシマの情報統制のためにメディアに働きかけることが出来る唯一と云ってもいい企業が電通ですから、日立と東電が動けば体制は整います。
オリンピックは東京都が開催地ですから、民主党政権の了解がなくとも立候補は出来ます。というのは、米国が、兵器級プルトニウムがフクシマ4号機から飛散してしまった事実を菅政権に伝えていたかわからないからです。米国がフクシマの放射能被害を小さくしたいのは早い段階でわかったと思いますが、兵器級プルトニウムに関してはどうだろうという疑いを拭いきれないのです。

この点では、東電と日立は当然知っていても、森さんにしても石原さんにしても知っているかどうか不明です。電通も不明です。
東京に決めたクレイグ・リーディーすら、4号機と兵器級プルトニウムの実態を知らないかもしれません。
あるレベル以上の立場になると、秘密は共有しない方がいいのです。一種のルールです。
しかし、東京でオリンピックやるとなれば、事情がどうあれ、クレイグ・リーディーは子供の使いじゃありませんから、賄賂は、施設視察来日前にとっくに手配されていた筈です。新潮記事にある里見会長の自慢話の時期とも合う

竹田JOC会長が、シンガポールの息子のパパ・ディアックに2億円渡したのと、世界陸上連盟会長の親父であるラミン・ディアックに5億円以上の賄賂を贈ったのは多分、別口と思います。
ラミン・ディアックの賄賂問題を報じたのはWADAです。2016年のことです。

リーディーが賄賂を直接ラミンに渡す訳はありませんが、どうして賄賂の件を持ち出したかという理由は推察ですが、リオデジャネイロにもディアックの賄賂疑惑がある上に、ロシアドーピング疑惑のもみ消しにもディアックが絡んだとされています。モスクワが金を払ったという情報は目にしてませんが、何らかの形でありますでしょう。
フランス検察庁は賄賂のマネーロンダリングがフランスで行われたと言って賄賂問題を取り上げています。息子を引き渡せと要求しているがセネガル政府が応じていません。ラミンは世界陸上連盟会長を務めたセネガルの英雄でもあるでしょうから政界にも大きな影響力を持っています。
まあ、大変な人です。
陸上競技がなければオリンピック成り立たないから力はあった訳です。

オリンピックはフクシマ隠ぺいと云ってきたのが、わかって貰えるだろうか。このスケールの話です。

フクシマ矮小化と東京オリンピックは、権力というものの恐ろしさを示す実例です。ある意味、”巧みさ”と云うこともできます。

しかし、フクシマを隠そう。オリンピックをフクシマの終わりにしようという戦略は、それ程複雑なものではありません。戦略構成要素はこれだけです。

戦略というのは、出来るだけシンプルな方がいい。
オリンピックを持ってきた、その発想は素晴らしいと思います。フクシマ事故渦中の人には思い付かないアイディアです。一歩離れた場所から見ている人の発想と思います。知りたいです。会ってみたいです。
但し、このようなスケールになると必ずボロが出ます。そのボロを見逃すことなく攻める。私のやってきたことはそれです。
なんとか、これを実現したかったのですが・・・

そして、私たちがフクシマとオリンピックで知るべきは、本当に強い権力(この場合は、地球世界村+米政権)の下では、如何に地位が高くとも使いっ走りに過ぎない人たちがほとんどということです。全体像は知らない。事象事象で権力や権威に媚びる。

有識者と呼ばれる人々の大半はそういう存在です。国会議員はもっと悪いかもしれないが、有識者の陰に隠れる。

臆してはなりません。

社会を良くしようと思うなら、有識者と真っ向から勝負する必要があると思います。

分をわきまえて徹底してやる。

 

フクシマとオリンピックとなると頭に上る人の一人が有識者奈良林直さん。

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2020.02.07 Friday

令和文化革命(7):アベノミクス総括−その2(無に帰した努力と人材育成)

文化革命に必要な現状認識最低四つの残り二つを検討します。
歪をここまでにしようと思わなかった無に帰した努力を主体に有識者の問題を示唆します。
日本の生産性は元々高くはありません。

生産性を上げるために働き方改革というのがありますが、右上の表で見るように、1990年だけが(バブル景気のお陰で)世界15位になりましたが、その前も、それ以後も20位以下です。その原因は、労働人口一人当たりの輸出額が低いことです。

財とサービスの輸出額を労働人口で割った率を生産性が高いヨーロッパ諸国と比べてください。

企業のほとんどは、国内需要で損益分岐点を考えます。輸出製品の原価は増分効果によって原価が相対的に安くなります。販売価格が同じならば、人件費当たりの営業利益が上がります。生産性は上がるというのは、そういうことです。損益計算書の知識があれば容易にわかります。

バブルが破裂した後、日本も努力はしました。

技術立国日本という言葉が日本中を駆けめぐったきっかけは、このNHKドキュメンタリーにもありました。

日本の優れた技術で再び世界を席巻する。Japan as No.1と称賛され過剰な自信に満ち溢れた時代でした。

呼応するように、技術ベンチャー育成の気運も巻き起こりました。

小泉政権下で始まった「大学発ベンチャー1,000社計画」は、その最たるものでした。
最新の経産省資料から経緯と現状を見ます。2018年で2,278社を数えます。2000年以前の数字は、後で組み入れたものと思いますが、いずれにしても、バブル崩壊(1991年)後、日本経済活性化のための努力があったことだけは認めなければなりません。

その内、64社が上場し、時価総額が2.4兆円といいます。東証時価総額602.6兆円から見れば微々たるものですが、成果ではあります。株価に対して売上額が極端に低いという特徴がありますが、それは後述します。

M&A対象のベンチャー数です。大企業が開発した技術ごと買収するものですが、この数が少ないところに日本の企業文化の特徴があります。これも、後程検討します。ベンチャーにつきものですが、解散数も多くなっています。冬眠企業も多いと思いますが、数字には出てきません。

私は、1987年に(当時の)オリックス・キャピタルに10億円のデュポン・ファンドを作り、そのマネージメントを行いました。日本のベンチャーキャピタルの実態をかなり深く知っていました。また、デュポン退社後、1991年に実質倒産ベンチャーの経営を引き受けて技術再建を行う過程で、証券系ベンチャー・キャピタルからの投資を受け、政府保証制度を使った銀行からの融資も受けましたので、日本のベンチャー企業を取り巻く環境と文化に関しても、当事者視点の知識はありました。
したがって、大学発ベンチャーが盛んになった当初、様々な会合に参加する人たちの素性と行動様式も熟知していました。また、経産省のベンチャー活性化政策立案過程や全体現場活動をリードした(当時の)政策開発銀行の部長とも交流を行ったので、先行きがどうなるかある程度予測ができました。
いろいろな問題があるにしても、大学発ベンチャー構想は、それまで日本になかったシステムを作り上げた事実は認めなければなりません。
システムの出口が、これです。

マザーズ

大阪証券取引所(現大阪取引所)の当時のナスダック・ジャパン(後のヘラクレス市場→現ジャスダックに統合)に対抗する形で、199911月に開設され、同年1222日にインターネット総合研究所(IRI)とリキッドオーディオ・ジャパン(現ニューディール)が上場第1号企業として上場した(IRI2007年に、ニューディールは2009年に上場が廃止されている)。

2018126日現在、245社が上場している。20133月末時点において、上場会社数185社に対して東京都の会社が138社(約74%)を占める。業種では情報通信業が35.7%、サービス業が21.1%で、この2つの業種で過半(約60%)を占める。

なお、2013716日に大阪証券取引所との現物市場取引統合に伴い、大証がこれまで運営していたジャスダックも東証が管理・運営することになったため、東証は2つの新興企業向け市場を運営する形となった。

ベンチャーの時価総額について、株価に対して売上額が極端に低いという特徴があると云いましたが、その原型を述べます。
マザーズ上場第一号がリキッド・オーディオ(現ニューディール:2009上場廃止)とあります。
2006年のブログの一節です。

私がどうしてこの企業を覚えているかというと設立直後の資金調達目録を見たことがあるからだ。まったく売上げのない会社に当時一世を風靡した光通信などが一株50万円で投資していたと記憶している。

そして、ここが東証マザーズ上場第一号なのです。 

上場記念パーティーにはエイベックスの経営者や浜崎あゆみなども出席して大変華やかなものだったらしい。初値は600万円でした。あれよあれよという間に900万円、最高で1200万円まで上がったはずだ。

ところが経営陣の仲間割れで暴力騒ぎを起こした東大工学部出身の社長が逮捕され、しかも以前怖いところのフロント企業に勤めていたことも暴露されて大騒ぎになった。 

2006.01.22 ライブドア:他ベンチャーに見る株式分割のマジック

バブル時代に、有名絵画が画商の手を経るごとにどんどん価格が上がるのと同じ手口です。

笑い話みたいですけど本当の話。
ロンドンの画商に勤めていた知り合いのイギリス人が日本にきて絵を探していたのです。自分らの売った絵を東京で見つけた。価格が三倍になっていてびっくりした。
光通信が最初の投資家でしたから、50万円で買った。浜崎あゆみで有名になったから上場初値が600万円。売り上げゼロです。光通信が他のベンチャーキャピタルに売れば、一株550万円の儲け。手持ち100株(5,000万円)全部売れば、5億5000万円のゲインです。
こういう仕組みなので、経産省の発表する時価総額などそのまま受け取らないでくださいということです。
こんな話はきりがないので、当時の状況を知るために、もう一つだけにします。2017年に”安倍に挑戦”と山口県で立候補した黒川敦彦という人がいました。山本太郎も応援演説したビデオ見ました。どこかで、聞いた名前だな〜と記憶探って、あっ、と。
阪大工学部出て大学発ベンチャー起業やってジャガーに乗っていた奴か、と。
日経BP社の週刊誌「日経ビジネス」11月14日号だ。表紙には「変だぞニッポン 虚妄の大学発ベンチャー 民営化時代のタックスイーター」とあり、大学発ベンチャーを批判する論調の記事が特集されている。興味深かったのはその巻頭特集の中にあった「上場益見越して、クルマと一戸建て選び 税金で起業した青年社長」という記事だ。』画像にリンクしました。実際、いたんです。当時はこういう人が。

素性知って応援演説したのかよ、ならお前も同類だ、というのは別にして、黒川さんの名誉のために出口さんの記事も紹介しておきます。出口さんというのは、元毎日新聞記者で、大学発ベンチャー構想の発展を温かい目で支援していた方です。良くお会いして意見交換しました。リンクした氏の記事は、当時の状況を知る格好の読み物です。

黒川さんは目先の利く人なんでしょう。まじめな学者先生とは上手く行かなくて別れたのですね。その後、水車みたいなもので発電事業とかいう設計図を見ましたが、でたらめです。私も発電素子やってましたから、まんざら素人でもない。

いろいろ問題はありますが、小泉時代、一応システムは作った。

小泉さんの後を継いだ安倍さんだって、一応努力したのです。2006年イノベーション25。内閣府のサイトにリンク貼りました。

2025年までの長期戦略です。日本の知、延べ2,500人が関与した大プロジェクトです。

●イノベーション創出・促進に向けた社会環境整備。

●次世代投資の充実と強化

●大学改革

●環境・エネルギー等日本の科学的技術力をによる成長と国際貢献

●国民の意識改革の促進

立派な戦略指針です。

腹痛で一年で辞めました安倍さん、2012年に復活です。生きた長期戦略なんです。2025年まで。

『どの組織も社会も政治も、すべて「人」が考え、計画し、実行する。したがってどのような人を、どのように育てていくのかにイノベーション政策の基本がある。既存の枠、常識にとらわれない、多くの価値観から生まれる高い志を持つ多様な背景の若者たちが切磋琢磨する場として開かれた大学こそが人材育成には極めて重要であり、大学院や研究所には、高い国際性が求められる。』

平成19年6月1日閣議決定された長期戦略指針イノベーション25の文言である。

 

この指針は、日本学術会議提言(2002 年9 月)、同声明(2005 年4 月)、日本学術会議報告書「科学者コミュニティが描く未来の社会」(2007 年)、2006 年10 月に高市イノベーション担当大臣から協力要請を受けた日本学術会議が、約3ヶ月かけて日本学術会議会員・連携会員2,200名の自発的個別提案を集成した「イノベーション推進検討委員会」報告書、延べ2,500人の専門家が参加した文部科学省科学技術政策研究所の科学技術の中長期発展に係る俯瞰的予測調査、及び385 件の国民意見の集大成である。

 

「出る杭」とは、『ノーベル賞受賞者たちの業績や、社会を大きく変革させた人たちが育ってきた背景を見てみると、多くのケースにおいて、その時代の「異」、「出る杭」が出やすく、伸びやすい社会的条件や環境を見て取ることができる。「異」を抑えない、いろいろな「異」がぶつかる機会が多い環境を構築する必要がある』である。 

“多様性を受け入れ、出る杭となる「人」づくり”には以下の項目が挙げられている。

         若者の海外交流の充実

         起業家精神をもつ人材等の育成

         技術経営力を備えた人材の育成

         文系・理系区分の見直し 

 

このとい砲茲辰動蘋しようとする人材が以下の如く説明されている。

l       科学・技術・経営・市場をつなげる実践的な技術経営力の強化に寄与する能力を持った人材

l       文系・理系の枠を越え、幅広い知識と専門性を兼ね備え、イノベーションの創出に寄与しうる人材

 

論旨の流れからこれらが「異」人材の定義ということになる。

(以上は、論文「イノベーションのメンタルモデル」から引用したものである。)

 

国民意見385件も反映されたものです。あなたも、その中の一人。
育成人材は、こういう人たちです。
科学・技術・経営・市場をつなげる実践的な技術経営力の強化に寄与する能力を持った人材
●文系・理系の枠を越え、幅広い知識と専門性を兼ね備え、イノベーションの創出に寄与しうる人材
どこにいるんです?
文化革命のこれまでで、教える側の人たちの気付きや知識を課題に揚げました。現役の知性溢れる人たちです。
どこにいるんです?
安倍さんの努力が足りなかったのですか?
実際、人材育成には大きな努力がなされてきました。中身が、ちょっと変ですが、経団連。
ノベーション25」の直後2007年1月に経団連から”希望の国、日本”。 そして、3月に、“博士課程における教育、人材育成の充実のための施策” という意見書が出された。“社会のさまざまな分野での活躍を想定した教育活動の強化(大学など)”という項目があり、そこには以下の文言がある。
大学は、アカデミアだけでなく、企業を含む多様なキャリアパスを前提とした研究・教育カリキュラムを提供する。博士には、社会の変化するニーズに柔軟に対応したフロントランナー型の研究テーマの設定、遂行ができる能力が期待される。そのためには、学生が、研究室での狭い分野の研究にのみ閉じこもるのではなく、高度な専門分野(複数が望ましい)の知識とともに、幅広い基礎学力(英語、数学、物理、化学等)をも確実に身につけることができるよう指導・支援する。同時に、PBL(現実の社会の課題を取り扱う問題設定解決型学習法:Problem Based Learning)や産学の共同研究を活用して実践的な能力(課題発見能力、コミュニケーション能力等)を伸ばす。こうした教育を大学で行うことにより、入口(サイエンス)から出口(製品・サービス)までの全体のバリューチェーンのイメージを俯瞰しながら、企業において研究・開発をリードできる人材となっていくことが期待される。

 

 

ここでのイノベーションの定義は、「イノベーション25」の定義(後述)よりも広いと思われ、専門性は、技術領域を指している。しかし、「産学の共同研究を活用して実践的な能力(課題発見能力、コミュニケーション能力等)を伸ばす」ということになると技術領域とはあまり関係がない。この意見書の前文が以下である。

 

日本経団連の新ビジョン「希望の国、日本」は、イノベーションを梃子に新しい成長エンジンに点火することで、成長力を維持・強化し、豊かな生活を実現していくことを目標として掲げている。欧米やアジア諸国との熾烈なグロ−バル競争に勝ち抜くため、わが国は、イノベーション創出の総合力を高めねばならない。そのためには、産学官が密接に連携し、高度な理工系人材を育成、活用していくことが不可欠である。
キャッチアップ時代が終焉し、フロントランナーを目指すわが国において、求められる人材像は大きく変化している。すなわち、特定分野に関する深い専門性に加え、幅広い知識や課題発見力を持つ、いわば「一芸に秀で多芸に通じる」総合力が求められている。

10年後、つまり、2017年にこうありたいというのが以下。

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2020.02.05 Wednesday

令和文化革命(6):アベノミクス総括−その1

 

小川純也さん。優秀な人かもしれない。 

ただ、田村さんの前に気付かなかった人の責任は問わないのですか?

安倍さんになってから費用がどんどん大きくなった。調べればわかる数字です。共産党の田村さんが指摘したのは2019年11月です。増加してから7年後。野党議員全員の怠慢じゃないんですか?

優秀と思うが、共通のうっかりパターンがあるように見える。昨年(2019年2月)もこういうのがありました。

小川議員の国会質疑を称賛したメルマガ記事。ブログにリンク貼りましたが、この画像に示すように、小川さんの指摘は、GDP嵩上げと何の関係もありません。

 

リンクしたブログは2019年2月6日でした。「研究開発費を加算するという話はあったが、二重計上になるからできない」というのを念のために確認したら、何と計上していたので、慌てて2月11日に、嵩上げしてましたとブログしました。推定した研究開発費を差し引いたGDPを示しました。嵩上げブログに画像からもリンク貼りました。

残念に思ったのは、小川さんが、二重計上になる理由を説明した上で追求しないと有権者を啓蒙できない。もっと説得力のある、もっと鋭い追求が出来る人じゃないかと思いました。

小川さんは、東大法学部卒業みたいです。この方も天才のお一人なんでしょうが、「気が付かなかった自分もうかつだったんですが」と一言加えるだけで、印象はずいぶん変わると思います。

今回は、なぜ、令和文化革命など言い出したのか、その目的を述べます。

「終わったこと追求するだけなら誰にでも出来る。政策が好ましくない結果を生むと思った時点でやらないと意味がない。小川さんのような論理的な人が、そうやれば、今でもキレの鋭い質問と喜ぶ有権者の質が格段に高まる。」

文化革命の目的は、この一点にあります。

できるだけ早く。できれば事前に予測して相手戦略を封じる。それを、小川さんのような優秀な人にやって欲しい。

アベノミクスを例にして具体的に述べます。

2020年頃にGDP600兆円を目指すとした約束が崩れたから、アベノミクスの総括を国会でやれ」という寺島さん。

国会で議論させるにしても、国会議員も視聴者のあなたも、次の三つの質問にある程度でも答える準備がなければムダに終わります。

1)誰にとって”空振り”なのか?

2)600兆円狙いが架空だったのか?

3)届かなかった理由がわかるか?

今年2月3日、「野村総合研究所の推計によれば、預貯金、株式、債券、投資信託など純金融資産保有額1億円以上の富裕層は2017年時点で127万世帯、資産規模は300兆円に上る。全世帯のわずか2%強が国内個人資産の2割を保有する計算だ。08年のリーマンショックで富裕層は一時的に減少したが、冒頭の男性が指摘するようにアベノミクスが本格化した13年以降、富裕層の世帯数と資産規模は増加の一途をたどる。」という記事がありました。

逆算すると、総世帯巣数約6,000万、総資産1500兆円ほどになる。

アベノミクスから8年。

アベノミクスがスタートした非常に早い時期から現在のような結果になることを予測してブログに書き、海外メディアにも投稿しました。

アベノミクスを称賛して株価を上げたクルーグマンに業を煮やして、「もう褒めるな。アベノミクスは1対99の社会を作るものだ」とニューヨークタイムズに投稿したのが、2013年10月末でした。それまでの経緯を述べます。
第二次安倍政権が誕生した翌日のブログにこう書きました。

経済に専念してください。経済さえ良くなれば他国の対応は変わります。

先進国の中でギリシャやスペインと同じような購買力しか持たない日本だから舐められるということを忘れないでください。経済力は最強の安全保障なのですから。 

そして、その経済再建ですが、今のところデフレ解消とインフレ誘導のための金融政策と日銀問題ばかりが話題になっています。インフレ誘導結構ですが、小泉政権時代(2001426日〜2006926日)の再現にならないように注意してください。金融だけに目を奪われているとそうなります

2012.12.30“美しい国”作ろう:お前は共産党か?

成長戦略の中身がわからなかったので待っていたのですが、1月11日には、ガクっとなりました。小泉路線と全く同じになると。

「産業競争力会議」のメンバーになったという日経新聞を読んで、やっぱり〜。竹中平蔵さんがまたまた晴れ舞台に登場です。

2013.01.11 やっぱりゾンビだった:祝復活・・・退治!

前回グラフで示したアベノミクス株価引き上げ役クルーグマン登場116日。ニューヨークタイムズ。

2013.01.16 ニ〜ッポン、チャッチャッチャ:クルーグマン安倍絶賛

6月には、正直、すっかりあきらめてました。クルーグマンのチャチャチャで上がった株価が落ちた時に登場したスティグリッツの記事に投稿したものです。

安倍さんの二本の矢で円は安くなり、株価は上がって輸出産業と投機家を喜ばした。しかし、原材料を輸入に頼っているからもう既に必需品の価格は相当上昇した。しかし、三本目の成長戦略の矢が市場を失望させて株価は下がったそれにしても安倍さんは幸せな人だ。

称賛の一本目、二本目の矢はクルーグマン博士から、三本目はこれだ。しかしね、クルーグマン博士の哲学には賛同するが、戦略力には疑いを抱いている。成熟した経済では、本物のイノベーションと同時に富分配の是正をしなければ実質購買力は増加しない。いくらノーベル賞受賞学者から称賛されても安倍さんの経済政策ではアメリカのような199にしかならない

純粋に戦略の話をします。
アベノミクスが本当に一般庶民のためのものなら、三本の矢の順序は、成長戦略→財政政策→金融緩和とならなければならないのです。実際には、金融緩和→財政出動(国土強靭化など)→成長戦略(なし)としました。竹中平蔵の経済戦略は、戦略特区と労働市場自由化しかないから、成長には何の役にも立ちません。
浜矩子さんという方が、5月頃だったと思いますが、”アホノミクス”という言葉を使って人気になりました。彼女は、昔で云う箱物投資(土木業活性化)を批判しましたが、矢の順序は考えていなかったと思います。アベノミクスのポイントは、そこなんです。順序。
成長戦略と政府の方向付けなしに、金利を極端に低くして金融緩和したら利回りの良い株式と不動産にお金は流れるので富裕層は儲かります。円安の為替差益で輸出企業の利益は上がり、社内留保は大きくなる。誰でもわかることです。その結果、こうなる。

210兆円も緩和して、年間たった7.5兆円のGDP増加です。つまり、国民全体には役に立たなくて、金持ちと大企業に貢献したってことです。

ですから、”誰にとって空振りか?”なんです。

富裕層と企業から見たら空振りどころじゃない。大喜び。富裕層と大企業が社会を動かすという現実があります。

生半可な批判で済む問題じゃありません。

生半可な批判と云われないようにいくつか知るべきことがあります。

その一つが、成長戦略

例えば、電気自動車の普及を大々的に普及させるような政策です。エネルギー軸の転換です。そのために、財政政策として、充電ステーションを全国に作る。社会イノベーションです。ところが、ガソリンエンジンやハイブリッド車で利益を確保している企業から、猛烈な反対が出ます。生産体制を作り直さなければならないので、投資が多くなる。政治家に働きかけて(ロビー活動)政策を潰します。後は、海外に飛翔する技術ベンチャー企業です。イノベーションしかありません。

二つ目は、GDP原理とでもいうべきもの。

GDP上げようと思ったら、一番手っ取り早いのは一年に30兆円を国民に与えて耐久商品を(強制的に)購入させればいいだけです。自動的にGDPが30兆円以上増えます。消費者はまだ使える商品の廃棄料金払って、回収業者は後進国に輸出する。雇用も増えます。GDPをちゃんと知っている人が意外に少ない。
これを云うと、「もう消費経済は嫌だ」という人がいました。原理の話をしているのがわからない。だから、政策を評価する基点を持つことができない。
三つめは、政府の規制問題。
新自由主義(米国流リベラル)は、すべてを市場に任せれば社会は平衡状態になるというまやかし論です。これを論破できるかという問題。この理解には、確率論と収斂という知識が必要です。経済学者でこれをやった人はいません。でも、常識として認識してください。

2008.08.31 “見えざる手”、市場原理主義の前提の誤り

この三つだけは、はびこるくウソに騙されないために絶対に必要な知識です。後は、あなた自身の個人としてのビジョンです。これについては、後述します。

ただ、アベノミクス政策立案者に一つだけ誤算があったのではないかと思います。

彼らは、異次元金融緩和による円安で輸出が増加すると信じていたのではないかと思う。
しかし、金額は増加しても、数量は増加しなかった。
ビジネスを知っているならその理由をわかるが、国会で議論する人たちがここをきちんと理解できるかどうか疑わしい。

円安は、見る通りすさまじいものでしたが、この画像の説明(MPI引用先サイトにリンク)によって、円建て輸出額は増加したが、輸出量が伸びなかったことがわかります。

マクロ経済学者とか国会議員には想像できないかもしれませんが、企業は、円安になったからといって輸出国における小売価格を簡単に下げることはできない。円高になったから価格を元に戻すのができないからです。さらに、仮に下げれば、どのような反動ができるかわからない。ダンピングなどの政治問題化する可能性もある

実際、ソーシャルネットワークである人に、こうした理由で「輸出数量は伸びません」と指摘すると、「その考えにも一理ありますね」と云われたので、「いや〜、一理あるという話じゃないんですが」と云おうかと思いましたが、あほらしくて止めました。

ただ、円安は追い風ですから、海外ディーラーに販売インセンティブを材料に在庫を持つよう奨励したと思います。ですから、一時的に国内生産量も上がりますが、続かなかった。輸出量が増えなければ、国内生産も伸びないからGDPが成長しない。
アベノミクスのまやかしを突くなら、”もしかしたら誤算”まで理解して欲しいと思います。

国会議論なら万全の構えで臨まなければなりません。アベノミクスが成功という様々な指標に反論しなければなりません。
まず、第一が株価上昇自慢
アベノミクス以前、2012年12月7日の日経平均が9,527円でした。それが現在23,205円(2019年1月31日)ですから自慢します。しかし、前回、株価は経済とほとんど関係ないこと。さらに、操作されている可能性を指摘しました。実際、この辺りが議論されたらいいと思います。株価に対する幻想を払拭出来ます。大事なことなんです。
 
安倍さんは失業率が低いことも自慢しています。
数学の天才高橋洋一さんも援護射撃。2018年7月。ちょっと大事な議論です。

大丈夫かな、天才

クリックしてダイヤモンドの記事を読んでいただければわかりますが、労働人口と就業者数が問題です。

 

ああ、そうですか高橋さん。これはご存じない?

労働人口の調査方法が変更されました。2013年。
統計の母数にあたる労働人口も就業者数も増やしたから失業者絶対数は変わらなくとも失業率は減ります。ILOに従っているというので違法ではないですが、変更前のデータと比較するのは詐欺の手口みたいなものです。
天才高橋洋一さんは、前回の消費税と景気の問題で、トランプの経済制裁をまったく考慮していなかった。失業率問題では、労働人口と就業者数の調査方法が変わったことを知らなかったのでしょう。なんともまあ〜。

労働政策研究機構のデータ調べさえすれば、ちゃんと注釈がありますでしょう。「常雇の2013年については、2013年1月分調査票変更からの断層がある」と。

令和文化革命の第一回では元文部次官前川さん、第二回では、京大助教授小出さん、第三回では、京都大学原子力研究者、第四回で佐藤優さんと榊原さん、第五回では京大経済学の藤井さんと天才高橋洋一さんを取り上げました。どなたも日本の知と呼ばれ、大きな影響力を持つ方々です。今回は、高橋さんは予定外でしたが、国会議員の小川さんを取り上げました。
多分、どなたも立派で素晴らしい方と思います。
個人的に恨みがある訳ではありません。お会いしたことのない方ばかりです。さらに、敢えて、こっち側、あっち側とわけるなら、恐らく、こっち側の人たちかもしれません。
あっち側を批判するのは簡単なんです。
しかし、こっち側にいるかもしれない人を批判するのは非常に難しい。
悩みます。
私の友人たちのほとんどはこっち側です。彼らが無条件に受け入れる人たちの論理の矛盾や調査不足などを指摘することがいいことなのか迷いました。
昨年11月から悩んだのがそれでした。
第一回(1月8日)までには、一応、気持ちの整理がついたと思っています。
心に整理がついたのが、後述すると述べた個人としてのビジョンです。
こっち側と思っている人でもビジョンが違うなら、私自身が孤立しても構わない。
ビジョンを述べますまず、現状認識。現状認識が異なれば、描くビジョンは同じでも、達成方法論が変わるからです。
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2020.01.30 Thursday

令和文化革命(5):これでは学生は育たない

ついに爆発したのが今年1月11日。

この藤井聡さんという京大の教授なのだが、嫌になりました。私は言葉は粗いですが、めったに怒ることはありません。しかし、この方には頭に来ました。

前に、怒りを覚えた人に中谷巌さんという方がいました。やはり、経済学者。2009年のことでした。あれっ、同じだ。この藤井さんはアベノミクスの内閣参与だった方です。アベノミクスの推進者だったのが、何があったか知りませんが、今は、反安倍に転向。

中谷さんは竹中平蔵と一緒に経済政策やっていた人ですが、新自由主義のウソに気付いたと懺悔して転向

同じ転向組の藤井さんも経歴は素晴らしいです。京大大学院工学研究科出身。研究分野に行動経済学と社会心理学とあります。いちゃもん付けますから、良く覚えて置いてください。

京大出身などウソじゃないかと疑ったプレゼンテーション。消費税が8%から10%に上がったので小売販売額が7.1%落ちたというグラフは、彼がビデオで示したものです。

 

自動車17%減少と云ってますが、朝日新聞にあった駆け込み需要は、前年比12.8%増です。デパートの駆け込み需要は、23%増。
こういうのを無視して反動で落ち込んだ数字だけを取り上げて、消費税アップしたから景気減速と安倍批判。
自分が示したグラフにポンと上がった9月の販売額を計算にいれない
まともなら、それ以前の販売額と白丸を結んだ線から、先行きの景気を話すでしょう?
まともじゃないと疑います。
普通の人なら、私のような反論しますね。藤井さんは、反論があるとも思わないのでしょう。不思議な方です。
ところが、「藤井先生の話はわかりやすい」とFacebookに投稿したのがいたのです。能力開発センターに勤務していた人だそうです。一体、なんの能力開発したんだと、益々腹が立って、それこそ、怒鳴り込みました。怒鳴り込んだコメント通りやります。
1)日本の人口構成見ていますか?国内需要は減少するのは当たり前なのですよ。

まず、年齢分布。本当に高齢化社会なのです。75歳以上の比率見てごらん。中国やインドのような成長途上にある国のGDPは大きくなる。しかし、成熟経済(生活必需品がお腹いっぱいになった日本のような国)では、国内需要は大きくならない。技術進化はあっても精々同じ大きさが続く。
高齢化すると、食い物も着るものも買わなくなる。
貧乏な人が多いから、高額なものも買わない。レストランで食うことも少なくなる。
わからない?じゃあ、これ見てごらん。

肉類の消費だけど、60歳と70以上では11%摂取が落ちてますね。
一年平均1%落ちる。
GDPの55%は国内消費だから、高齢化と少子化の日本のGDPは落ちる。当たり前の話。国内需要は伸び続かなければならないというのは神話。その神話がわからず、GDP伸びないからと批判する。政府も神話に取りつかれているから、何かやらなければならない。実際、いろいろやっても成長しない。GDPはかさ上げされてましたと書いたブログ読めばわかります。
藤井さんは、行動経済と社会心理の専門と云ってますね。本当かな。高齢化とか少子化はそういう分野の話です。研究の前提です。もっと云いますね。
10万円の液晶テレビ。10%に上がる前は、108,000だった。それが、11万円になった。
買う気満々でヤマダ電機でもコジマ電機でも行く人が、2,000円上がったからといって買うの止めると思いますか?
人の心理と経済行動の話です。専門なんて云わない方がいいと思いますけど。
この方、フィールド調査が出来ないか、下手なのじゃないですか?
或いは、鈍感というか。
私の近くに、きれいな”ゆけむりの里”という温泉があります。三年前1,400円だった平日入浴料が→1,200円。休日1,700円→1,400円。
自動販売機の飲み物料金は、消費税が5%から8%になった時、一部の自販機で価格が上がっただけで、他は全く同じ。今も同じ。競争が激しいから値上げできない。さらに、自販機の料金変えようにも、コストに合わないから価格そのまま。
景気が悪いのは事実ですが、競争が激しいから価格は据え置きか低下する。
実際、困っているのですが、デザイナー・ジーンズのお店が急激に閉店した。精々、1万数千円のものでデザイナー・ジーンズとも呼べないものですが、買うところがなくなった。東京のどこかにはあると思うがここ数年で激減。同じことが、スノーボード、サーフィン用品などの売り場面積がどんどん縮小。消費形態が大きく変化したのがわかります。
スニーカーの類は、ブランド数は増加しているが、価格は低下傾向にあります。これも、競争が激しい証拠。
経済は自分の周りにあるのです。行動経済学な〜んて、なにやっているんだろうね、この人は。
スーパーでもコンビニでも、置く商品の変化、価格の変化を見なければならないです。その時、やみくもに行くだけではダメなんです。商品を決めて継続してチェックする。
私は、輸入牛肉の価格と質を10数年チェックしてます。米国の圧力がどうなるか。円ドルレートは変わる。国内牛と輸入牛に対する人々の嗜好もわかる。経済を見る目とは、そういうことの積み重ねです。
経済学者は、イノベーションなど言葉を知っている人だけなので、目がいかないかもしれない。或いは、数字は知っても解釈ができないのかもしれない。
消費税アップが日本の景気停滞の原因ではない。根本問題は、ここにあるのです。

右下に、物とサービスの国別合計額があります。日本は、80兆円の輸出額に対して労働人口が7,800万人。ドイツは、161兆円の輸出額に対して労働人口5,300万人。労働人口の合計は、輸出産業ばかりでなく国全体の数字なので、一人当たりの輸出額が多ければ、その分、部品やソフトの購入額も増えるから、全体が伸びる。

日本のGDPの伸び悩みも、生産性が低いのも、低賃金が続いているのも、原因はここにあります。消費税じゃないのです。

と、ここまで書いたら、1月30日朝、ダイアモンドオンラインに高橋洋一さんの記事が目に入った。

この人は、割にちゃんとしたものを書く人と思っていたので、ちょっとがっかりしました。

 

リンクしたページ2に、この図表があります。

 

この右のグラフが問題で、この点は、藤井さんに対する反論で解決済みです。

高橋さんは、もっと大事な指標を上げているのですが、こっちの方にがっかりしました。

 

面倒でしたが、確認しました。グラフは時事ドットコム(リンク)。右上の表は、財務省のものです。

 

がっかりします。トランプのバカみたいな経済制裁がまったく念頭にない。

ロシアでもイランでも、少しでも引っかかれば日本も含めて世界の企業が制裁を受けるのです。みんなおっかなびっくりです。

中国に対する関税が上がった時、ハイテク製品を輸出する日本企業に勤める友人から、仕事がしっちゃかめっちゃかになったと嘆きの連絡がありました。用途を調べ直し書類を作成し直し、それは大変だったそうです。

アルミや車に関税アップという話が出ましたから、調達も生産もスケジュール見直すのです。それが、企業活動。

加えて、直接影響した韓国への輸出禁止がありました。生産指数が下がるのは当然です。大雑把に、灰色直線を引きましたが、それが傾向です。

消費税の影響を国会で議論するのは、必要です。ちゃんとするかどうかわかりませんが、しかし、高橋洋一さんともあろう方が、世界的に影響している米国の経済制裁狂いを検討しない。韓国への輸出禁止に言及しないのは、お粗末の一語です。

困ったな。ダイヤモンドの記事はあっという間に、ヤフーやライブドアにシェアされて拡散している。
困りますよ。
高橋さんは東大の最難関、天才しかいないという数学科出身で一応大学の先生です。影響力大きいです。
めったに買わない週刊誌を、これも実に運よく昨日の夕方(29日)に読んだばかりでした。橋本まなみの全部見せ!に釣られたのですが、そっちはどうってことないものでした。で、天才の中身です。
奇人・変人・天才・天才紙一重東大理学部数学科の人々」という記事。
東大理学部数学科卒で喜悦大学教授の高橋洋一氏(64歳)はこう話す。
「まず、勉強なんてしません。努力して数学をやろうなんて苦労するだけなので、止めたほうがいいでしょう。数学とは努力と無縁の世界なんです。持って生まれた才能しか意味がない。私たちはいちいち公式なんか覚えません。問題を解くうちに自然と公式が脳内に浮かび上がるんです。」中学生の時点で、大学で学ぶ数学を理解していたという高橋氏は、東大に入るまで数学を勉強したことは一度もない。一晩、教科書を見ただけで十分だったそうだ。
・・・・・こんな学生ばかりだから、入学した後も彼らは普通のキャンパスライフを送ったりしない。「基本的に私たちは、ずっと何かを考えています。普通の人は、1時間も考えると疲れてしまう人もいるでしょうが、数学者は頭の中で考えること自体が好きななので、、何週間、何ヶ月でも考え抜くことができる。とにかく一人で考えていたいから、誰にも邪魔されたくない。」
はいはい、高橋さんは天才です。”地頭”の良さの典型です。
私は、数学ができるように一応努力しました。東大受験者がやるという通信添削何度か試したのですが、こんな難しい問題を70%解くのは絶対無理とあきらめました。今でも、数学出来るようになりたいです。
ところで2016年1月、高橋さんの日本の債務は問題にならないという記事に対して、私も問題ないと思っていますが、説明の仕方がちょっと違うのじゃないのとブログしたことがあります。

そのブログで指摘しましたが、国の会計を、どうして企業会計の損益計算書と貸借対照表で考えることが出来ないのか、不思議に思いました。同じです。うんと簡単です。

それに加えて、藤井さんが理論と云うMMT。あれは信用創造の決め事で理論じゃないんですが、日銀が持つ国債を帳簿から抹消してしまえば、あっという間に500兆円にのぼる債務が消えます。抹消する手段として日銀を潰してしまえという発想になります。たかだか資本金1億円の私企業です。株主に資本金以上の責任はありませんから、潰してもどうってことありません。法が邪魔なら変えてしまえばいいだけです。そして、信用創造続けるなら新日銀を作ればいいだけのことです。
天才なんですから、そのぐらいの頭の柔らかさは持てると思いますけど。
経済制裁に気付かないのもそうですが、数字にばかり囚われているのかもしれません。
数字は、消費者、企業という人の集合体の活動の結果です。数字の裏にある、人の心理や行動原理などに興味がないのかもしれない。興味があれば何ケ月でも考えられる人ですから、経済制裁と輸出の関係に気付かないことはないと思います。別に、何日も考えるようなことではありませんが。
多分、興味がないのでしょう。マクロ経済やる人(学者などと云いません)の弱点なんです。
天才数学者記事の中に納得できる記述がありました。出来すぎて東大から数学の名門テキサスA&Mに進み博士課程を修了した小澤登高(なるたか)さん。こう云うのです。「数学は私にとって宗教です。真っ暗闇を手探りで彷徨っていたら、いきなり巨大な構造を見つけることがある。その中に、導かれて入っていくような感覚が得られるんです。社会の役にも立ちませんし、他人に理解されません。だからこそ、熱心な宗教家のような気持ちで研究に取り組んでいます」と。
前回の令和文化革命:知性その1(理系頭と文系頭)に、こういう文章があります。
情報の脳内並行処理をどうやったらいいかと助言したのが以下です。
疑問には、決して白黒つけないこと。疑問は疑問のままにしておくこと。疑問は、記憶に定着する。白黒(勝手に)つけると、よほどのことがないと記憶は消えます。

4)疑問がたくさんあって、疑問に対する答えは互いに矛盾する場合が多い。頭のなかが疑問だらけなのが、突然、一本の線でつながる。自然につながる。それが、疑問に対する解です。

無理につなげてはなりません。あなたの疑問を大事にすること。 

多分ですよ、多分ですが、小澤さんが「いきなり巨大構造を見つける」という感覚と私の「突然、一本の線でつながる」という感覚は似ているかもしれないと思いました。私は、数学出来ないですから、多分。
云いたいことは、高橋さんにしても藤井さんにしても、1)数字の裏にある、人の心理や行動原理などに興味がないのかもしれない、2)経済制裁など分析に必要な世界の情報が少なすぎる。
天才たちですらそうですから、情報の多次元多層同時並行処理などいくらブログしてもわかって貰えないのは当然だな〜と思うとね、悔しいですよ。私は宗教やっているつもりはないですから。
藤井さん、高橋さん、以前怒りを覚えた中谷さん、みなさん、大学で教え、メディアやソーシャルネットワークに発信して社会に対する影響は大きい。しかし、いい加減なところもある。
この人たちでも気付かないところで、私たちが理論武装しないと日本など良くなりません。
こういう話を、前回、今回挙げた人たちから聞いたことがありますか?
株価のもう一つの顔。
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2020.01.28 Tuesday

令和大文化革命(4):知性その1(理系頭と文系頭)

一時、大流行したのが、「反知性主義」。

以前から、”頭のいい方だな〜”と思っていた榊原英資(さかきばら えいすけ)さん。財務省審議官されていた方です。

榊原さんについて、2009年1月に二度ブログしています。「英知を結集するには榊原さんを呼び戻せ」というのと、「人材払底解消するための榊原さんの思考分析」というものでした。

トップ画像にリンクした記事も長くないですが、議論するポイントのために、関係部分だけを引用しました。太字部分が検討部分です。

アメリカという国自体、旧イングランドを脱したピューリタン達が神との新しい契約のもとで「新しいイングランド」を創設するという壮大な実験でした。そしてそのリーダーシップをとったのは高学歴の牧師達でした。彼等は入植後わずか一六年で牧師養成機関としての大学、ハーバード大学を作ったのでした。知性を重んじるこうした動きは、次第に権威と結びつき、アメリカのエスタブリッシュメントになっていったのです。

 

 こうした権威に対して民衆に信仰を取り戻すという運動として、新たな布教運動が拡がっていったのです。その主導者達は教会を持たず牧師の資格も持たず命がけで土地・土地を巡り布教活動をしていったのでした。大衆をターゲットにし、神の前の平等を説く彼等の辻説法は、人口が爆発的に増え、同時に生まれた字も読めず教養もない層に熱狂的に受け入れられたのでした。それが反知性主義の原点であり、極端に言えば、アメリカという国の原点だったのです。つまり、アメリカの反知性主義はアメリカ的宗教革命だったということもできるのでしょう。

 

そして、反知性主義は大衆民主主義(マス・デモクラシー)が拡大する中で権力が大衆に媚(こ)びる手段にもなってきたのでした。知識人、あるいはインテレクチュアル、は社会のエリートであっても少数派です。知性主義を否定し、法の前の平等、実用主義等を説き、権力が直接大衆にアッピールするためには反知性主義は有力な手段の一つにもなりうるという訳なのです。

 

 そして、現在の日本。2015年6月8日、文部科学省はこれまでの学部を「社会の要請」にあわせて見直しを行うように全国の国立大学に対して通知を行ったのでした。中でも、文学部をはじめとした人文系の学部、大学院に対して廃止や配置転換を求める意向だと理解されています。社会に直接役に立つ理系の学部を拡張し、人文科学系を縮少し「社会の要請」に答えるというのですが、こうした即物的プラグマティズムで学問を評価してしまう事は、まさに反知性主義であり、学問そのものの深い意味を否定することではないでしょうか。

 

もちろん、大学は独善的であってはなりませんし、大きな時代の流れには対応して行くべきでしょう。しかし、その事と短期的に社会の役に立つべきだということとは全く別のことです。役に立たないと言われる学問を根気よく続けることも、又、大切なことなのではないでしょうか。そして理系の学問に比べ人文科学系の学問は相対的にはそうした性格を持っているといっていいのでしょう。日本の大学では長く最初の2年を教養を身につける期間として専門分野に入る前に幅広い分野の学科、特に人文系の学科を課してきました。近年、専門性を重んじるあまりそうした教育を軽視する傾向が若干強まってきたことは残念なことです。専門的に深い知識を身につけることと、幅広い分野に通じていることとは両立しますし、両立しなくてはなりません。専門的知識さえ身につければいいという考え方は、ある意味では、「反知性主義」だということができるのでしょう。本物のインテレクチュアルは深い専門知識を持つとともに、幅広い知識を持つ人達でしょう。かつてのレオナルド・ダ・ヴィンチ、あるいは、アルベルト・アインシュタインはともに深く幅広い知識を持っていました。そして人文科学的教養はそうした幅広く深い知識のベースになるものなのでしょう。

久しぶりに読んだ榊原さんですが、ちょっとキレがないように思います。頼まれて、煮詰めない内に書いたもののような気がします。
最初に、「反知性主義は愚民のものだ」と云っている。次に、「権力が愚民に媚を売るために反知性主義を使う場合もある」と云う。これは、論理的なのです。そこから、理系と文系という学問の話になるのだが、まるで、論理がない。後で、検討したいのは、その辺りです。
検討する前に、もう一つ、佐藤優さんの知性論を国会議員か、立候補者か知りませんが、彼のブログでちょい読みしておきます。

読みにくいと思いますので、ポイントを転写します。
反知性主義とは、実証性と客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度を指す。

逆に云えば、知性とは、「実証性と客観性を重視して、自分の視点だけで世界を理解しないこと」ということになります。これは、正しい。

反知性主義と学歴の間には何ら関係がないことだ。

そんなことありません。大いに関係ある。

山内さんという人は、佐藤優の”地頭”がいいと云っていますが、”地頭”というのは、そこそこの大学なら、特別受験勉強などしなくても受かる頭のことです。

受験問題解く手法ばかり学んで合格する人の地頭など良くはない。

東大に合格する人の中には、ほとんど受験勉強などしないのもいる。勉強好きでも、合格するために必死に受験勉強する人とは、は根本のところで違います。これが、地頭の違いと思います。

反知性主義に対抗することは、実に難しい。知的な言語は、反知性主義者に通じない。なぜなら、反知性主義者が知性自体を憎んでいるからである。
そのため
反知性主義者を啓蒙によって、転向させるという戦略は、ほとんど無意味だ。知性の力によって、反知性主義を包囲していくというのが、筆者が考える現実的な方策である。と佐藤氏はいいます。

反知性主義者が、知性自体を憎むというのは、原点を述べた榊原さんと類似していますが、佐藤さんは、”知的な言語=知性”と定義していることになります。

その上で、啓蒙で転向させようとしてもムダだ、と云っている。この部分は、同意します。その通りです。

しかし、この後を読むと、あれ〜となる。
2014年の衆院選に関し、今回の総選挙で、自民党の反知性主義的性格が顕著に表れたのが、アベノミクスに関する「この道しかない」というスローガンだ。
1988年にソ連共産党は「この道しかない」というスローガンを掲げて、ゴルバチョフソ連共産党書記長のペレストロイカ路線推進を訴えたそうです。このスローガンを掲げたころからソ連はおかしくなり、3年後にソ連国家は崩壊しました。「この道しかない」と気合いで乗り切ろうとする反知性主義的な態度が、ソ連崩壊を招いたとしたら、次は安倍政権の番かもしれません。
佐藤さんも、山内さんも、ちょっと待ってください。二人共、勘違いしていませんか?
2014年の衆院選って、これですね。アベノミクスの信を問うと云って解散したやつ。
選挙翌日、安倍さん、選挙期間ひとことも云わなかった「集団自衛権も認めて貰った」とぬけぬけと。
悔やんでも悔やみきれない「集団自衛権組み込み日米二か国共同防衛ガイドライン改訂」になった衆院解散・選挙。
あなたたち二人共安倍さんの狙いがわからず、騙された訳ですね。
「他人の気持ちになって考えることができる」ようになることが、反知性主義克服の第一歩なのである。
他人の気持ちになって考えてないのです。あ〜あ、んだん腹が立ってきた。
安倍さんの立場に立ってごらんなさい。
法制局長変えて、無理やり憲法の再々解釈で、集団自衛権が憲法を逸脱していないとして閣内決議した。7月1日です。全国300人の弁護士も大騒ぎし、国民の反対の声も大きかった。国会で議論したら収拾が付かなくなる。一方、米国は、閣内決議に大喜び。9月24日付の米国議会報告書に、年内にガイドラインが改訂される予定とまで書いている。事務レベルではガイドライン改訂文書の打ち合わせも当然行われている。その矢先に、小淵ともう一人の女性代議士の団扇スキャンダルで支持率降下。
解散すれば、自公が勝つのはわかりきったことだから、選挙の洗礼を受けたとなれば、国民が閣内決議を認めたことにできる。安倍さんの知恵じゃないですよ。頭のいいのが、そうしろと指示した。
大体、圧倒的な議席数を占めているのに、アベノミクスの信を問うなど必要ないですよね。だから、みんな不審に思った。しかし、議会報告書を調べてないし、安倍の都合も、米国の都合も考えないから、みんな騙された。
世の中は自分だけじゃないです。これは、誰もが云うことです。
ところが、勝負どころになると、世界が自分だけになる。余裕がなくなる訳でもないと思うのですが不思議です。
世の中が自分だけじゃないというのは、作用反作用の法則で世の中が成り立っているということです。
特に、総理大臣の地位にある人が、なんらかの行動に出るには明確な目的があります。その目的に反対する国民が多ければ、必ず、騙そうとします。立場上、そうしなければならなくなる
他人の気持ちになって考えるというのは、その立場に、あなた自身を置いてみることです。そうすれば、ウソを見抜ける可能性があります。そうしなければ、可能性もありません。
反知性主義者を啓蒙によって、転向させるという戦略は、ほとんど無意味だ。知性の力によって、反知性主義を包囲していくというのが、筆者が考える現実的な方策であると佐藤氏はいいます
ウソを見抜けなかったことと知性の関係はわかりませんが、なんとなく、ウソ付いた方に知性があって、ウソ見抜けなかった方に知性がないように思いますが、必死でしたよ、私は。
ガイドラインに集団自衛権組み込まれたら、自衛隊は米軍の傭兵になってしまう。
まさか、騙されはしないだろうとは思いながらも、万が一を考えて必死でした。米国隷属下二乗になりますから。
真珠湾の借り返して、どうやって隷属化から抜け出すかばかり考えていたのに、逆戻りじゃないかと。
ブログだけでは足りないので、リンクした9点一筆書きのここにも。

解散報じたワシントンポストにも投稿しました。騙されるな、と。

 

注意していたら、わかったと思います。
この画像の支持率の下がり具合。小渕と松島のスキャンダルは、新聞やテレビで物事にみんな知っていたと思います。画像を、解散前の噂時点に書いた11月16日のブログにリンクしました。

知性の正体がわからなくなります。
注意力とか鋭敏性というのは、知性と無関係なものでしょうか?
反知性主義とは、実証性と客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度を指す。
安倍さんは、自分が欲する世界を理解どころか、実現しようとした
政治権力に、実証性とか客観性を求めるということ自体が間違ってませんか?
私は、安倍世界の実現を止めようと必死になった。ここにも客観性は存在しません。あるのは、自衛隊を傭兵にしたくない私の主観と感情です。米国隷属下二乗が嫌という私の主観と感情です。

あなたは、安倍の「この道しかない」をソ連共産党の「この道しかない」と重ねて、ゴルバチェフのペレストロイカを間違いだったと見ている訳です。ペレストロイカ是非の歴史的検証はまだ決着ついていないのですから、実証性も客観性もなく、自分の記憶にある言葉だけから世界を理解しているだけじゃないでしょうか?つまり、自分が反知性主義者と認めていることになりませんか?

そこに囚われているから、自衛隊が傭兵になるのを止めようとする努力もしなかった。そこで、思うのですが、

知性というのは、もしかしたら、自分を捨てることじゃないですか?
自分に囚われない。囚われたら、囚人と一緒です。自由がなくなる。自分で、自由な思考の展開を阻害する。だから、想像力も失う。自分を捨てるのは、並大抵のことではありません。そんな人がいるかどうかもわかりません。
知性というのは、もしかしたら、自分はバカかもしれないと疑うことじゃないですか?
疑えば、自分の考えを正しくないかもしれないと思うでしょう。そう思えば、何か、客観的なもので、自分の考えの正誤を確認しようとするでしょう。
実は、2015年に佐藤優さんをブログしたことがあります。文芸春秋に面白いことを書いていたからです。ベストセラー”バカの壁”佐藤優評。面白いと思ったのがこの部分。褒めたんです、その時は。
絶対に正しい事柄は存在するが、その内容は文字通り、人それぞれなので、この世界には複数の正しい事柄が存在するという前提で、多元性と寛容が社会における最も重要な価値であると筆者は考える。人間の社会には、複数のバカの壁があることを認めなければならない。こういう発想になるのは、筆者の脳の中には複数の一次方程式が並立しているからだと思う。」と述べ、そして、「一神教が偏狭で、多神教もしくは神を想定しない仏教が寛容であるいうのは、実態から乖離したバカの壁だ。・・・テキストから養老氏もバカの壁から逃れることができていない点が明らかになるというからくりも本書の面白さである。」と締めくくっている。
彼の頭に”複数の一次方程式が並立している”というのが大したものだと思った次第。そこで、ブログにこう書きました。

“脳の中には複数の一次方程式が並立している”のは普通です。 並立する複数の一次方程式というのが、メンタル・モデルのことです。 これまで、手を変え品を変え、メンタル・モデルを説明してきました。

難しいものは、これ。

http://p.booklog.jp/book/84256/page/2313269

行動との関係はこれ。

http://p.booklog.jp/book/84256/page/2317451

安倍さんを分析したものがこれ。

http://stratpreneur.jugem.jp/?eid=885

 

しかし、養老さんの一次方程式と佐藤優さんの一次方程式並立論は非常にわかりやすいと感心した次第。

感心したのです。その時は。

しかし、どうかなと思ったことをブログしたこともあります。こっちは、2014年。その部分を転写します。

例えば、佐藤優さんという方が、北方領土問題で産経の姿勢を評価したコラムを書いています。 その中で、ありゃと思ったのは以下の件(くだり)です。

 

日中間の綱引きに関して、ソチでプーチン大統領は軍配を日本側にあげた。秋田犬の「ゆめ」による出迎え、昼食会の設定など、中国の習近平国家主席と比較して、2段階くらい高い接遇を安倍首相に対して行い、ロシアの国内外にプーチン大統領は、「日本との提携を強化する」という方針を可視化させた。

【佐藤優の地球を斬る】ロシアが注目する産経の「主張」(2014.2.16

お仕事でしょうから、批判はしたくないのですが、あまりにも了見が狭いというのか・・・。

佐藤さんが、頭の中に一次方程式があると認識しているのは素晴らしいと思いますが、今回のウソを見抜けなかった点も考えると、複数の一次方程式を錯綜させるところまで行っていないのじゃないかと思います。

複数の一次方程式は、多次元で多層です。

私のブログには、情報の多次元多層同時並行処理という言葉が、頻繁に出てきます。

それぞれの一次方程式は矛盾し合うものもあります。それを錯綜させます。矛盾が矛盾でなく、一本の線で繋がるとそれが、答えです。錯綜させる過程で不要な情報(ノイズ)が自然に削ぎ落されます。

どうかなと思ったブログの内容が、多次元多層情報処理の例です。

典型的なのが、ブログがこれです。知識を増やすラーニングの基本となるのがわかると思います。
また、同時並行処理をどうやったらいいかと助言したのが以下です。

国際政治を熱心に勉強しているヨーロッパに住む日本人女性から、”安倍政権が一転、中国の「一帯一路」支持で動き出す経済界”という記事を引用して、「とすると、これはどういうことになるのでしょう。」という質問がありました。

この質問に対する私の返答が以下です。

 

わかりません。

あなたのコメント見ていて感じるのですが、1)これはどうなるのか?という質問はすごくいいですが、その疑問は自分に問いかけて、どうなるかを自分で考える。それを仮説と言います。仮説は口に出さない。他人にも尋ねない。2)自分のありったけの知識でどう展開するのか自分だけで考える。3)メディアの情報はあくまでもメディアの情報。その情報をバイアスにしてはなりません。

・・・・・

2)この件で云えば、私が仮説を発展するなら;

政治は経済に影響されるということ(絶対真実)。安倍さんが進めたTPPの先行きと中国のB&Rを経済界はどっちが得になるか考えているということ。これも当然。経済界が、米中ロ関係をどのように分析しているかは(私には)わかりません。既に、安倍さんが中国に接近し始めているのは事実と思いますが、安倍さんの腹の中も、それと日米政治関係との絡みも今はわかりません。

ただ、うっすらと、経済界が中国の勢いに遅れてはならないという機運が生まれているのだろうという感じを持ちますが、あくまでも感じです。それが安倍さんに強い圧力になるだろうとは思います。しかし、日本国として接近しすぎるとアメリカは黙っていないだろうと想像します。

一方、中国は(これはロシアも一緒ですが)、日米軍事同盟に何らかの形でくさびを打ち込みたいと考えています。経済力は中国の武器です。それを材料にして、懸案の歴史問題や領土問題に優位な立場に立ちたいとしています。(これは、当たり前です)

来年、安倍さんの訪中と習さんの訪日も政治課題に上っているようです。こういう中で、アメリカとしては未だ使える材料としての北朝鮮衛星打ち上げ予定問題をどう処理するつもりなのか。それ次第では、日中の雪解けなのかどうかわかりませんが、それも左右することになります。

・・・・・

3全部、疑問ばかりです。中にある経済界、中国とロシアが日米関係を弱めたいというのだけが唯一事実と考えていいことです。それを中心に進展を見守ります、私の場合。

疑問には、決して白黒つけないこと。疑問は疑問のままにしておくこと。疑問は、記憶に定着する。白黒(勝手に)つけると、よほどのことがないと記憶は消えます。

4)疑問がたくさんあって、疑問に対する答えは互いに矛盾する場合が多い。頭のなかが疑問だらけなのが、突然、一本の線でつながる。自然につながる。それが、疑問に対する解です。

無理につなげてはなりません。あなたの疑問を大事にすること。 

2018.01.05無知と傲慢の石牢から引きずり出せ:垣根涼介「室町無頼」

佐藤さんの反知性主義論から、知性というものがますますわからなくなりました。

私は、知的な奴とも知性的な奴とも云われたことはありません。云われたくないという気持ちもあります。意味がわからないこと云われても、居心地が悪いだけですから。
同時に、知性がないと他人を批判したこともないと思います。と、過去ブログをチェックしました。
こんなことを書いていたのがありました。

Any criticism could be possible for every decision a political figure makes but what we have to see is the level of his intelligence and to imagine his conflict.

政治家のひとつひとつの決断にどんな批判もできますが、私たちが見なければならないのは、彼の知性の程度であり、内心の葛藤を想像することです。

Our voting right is very risky. We have to vote for his true intelligence and humanity that is the base of his inner conflict. Once we vote for him, we have to leave to his own choice. The risk factor is actually our ability to measure and identify his intelligence and humanity.

投票行為はリスクを伴います。私たちは彼の知性と葛藤の基になる人間性に投票しなければならないのです。一たび投票してしまえば、彼の選択に任せなければなりません。リスク要因は実は政治家の知性と人間性を測る私たちの能力です。 

な〜んて、今だから云えるのですが、2009年は大失敗でした。自民党に人がいないのはわかっていましたから民主党に期待したのですよね。しかし、知性の測定人間性の調査も何もしませんでした。そして、手痛い目に会いました。

そんなことから、メンタル・モデル分析を懸命に勉強しました。総理大臣甲子園というシャボン玉も飛ばしてみました。

民主主義を守りたいと思うなら、子供たちの将来のために何かをなしたいと思うなら、行き着くところは結局、政治家の知性と人間性をできるだけ客観的に評価する私たちの能力に掛かっているということを下手な英文で、機会があれば、どこかに投稿します。 

みなさんはどうお考えになりますか?

2013.07.23 High-end Training:感覚(イメージ・思想)の表現(3/3)−政治家を選ぶリスク

知性を、”客観的に評価できるもの”と捉えていました。測定方法として、メンタル・モデル分析を考えていたのがわかります。しかし、厳密にわかっていなかった。こういうのもありました。

 

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2020.01.25 Saturday

令和文化革命(3):気付き(Nature掲載論文検証)

私が、2018年11月に朝日新聞社長宛に送付した公開質問状の目的を最初に紹介します。資料は、公安庁ともう一つの役所、さらに二つの週刊誌にも送付しました。
2017年11月に、ここまで詳細ではない資料を、NHK会長と事故当時官房長官だった枝野さんの事務所に送りました。
枝野さんは、3月15日に4号機から時間当たり400ミリシーベルトと記者会見した当事者です。その後、口を閉ざしたのを責める気はありませんですが、本人ですから、送りました。内容はこのブログにあります。) 

 

 

 

 

 

 

公開質問書の目的です。

兵器級プルトニウムと“新鮮な”劣化ウランが4号機から放出されたことはわかっています。その成分によって製造するMOX燃料棒が、兵器級プルトニウム削減合意に基づく処方であることもわかっています。331Kgの兵器級プルトニウムがどこかに消えてしまったのもわかっています。

サーモグラフから、設備冷却プールの底から発熱体が落下した可能性を示唆しました。

 

したがって、貴社の持つ卓越した取材力と情報量を基に分析すれば、より確かな絵に仕上がります。
それを持って、4号機を一番ご存知のGE日立に回答を求める。その回答も公開するという手順でお願いできないでしょうか?


GE日立は福島第一原発の管理責任者ではありません。私たちに電力を供給する企業ではありません。東京電力といかなる契約があろうとも、4号機からの放射能放出に、米国政府とGE日立が関与しているなら、その責任の範疇を明確にして、復興費用も私たちが支払う電気料金の一部も負担していただかなければなりません。

 

貴社の果敢な取り組みを心から望みます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

”令和文化革命”と”フクシマ4号機追求”は気持ちの上で同一次元にあります。対等。
日本は太平洋戦争の敗北によって米英の隷属下に置かれました。その状態は今も変わりません。私が、米国の化学会社デュポン社の誘いを受けたのは、個人的な理由があったからです。高校三年生の頃には、最後通牒が届く前の真珠湾攻撃に罪悪感を持ちました。コンプレックスになりました。死ぬまで持ち続ける訳にはいかない。当時、世界最大の化学会社で、トップレベルの人材を誇るデュポン社で米国人と伍して仕事ができれば、払拭できるかもしれない。それが、理由でした。幸い、年間売り上げ250億円になった水田除草剤開発をリードすることができ、11.5年掛かるものを8.5年でやりました。3年半の短縮は、私個人の貢献です。数百億円の利益に貢献でき、コンプレックスが消えたので、自主退社しました。借りは返したと思いました。
退社後、日本の技術ベンチャーと関りを持ち、倒産エレクトロニクス企業の社長を引き受け、技術を作り直しました。総額19億円の資金調達で力尽きた私は、第三者企業に営業譲渡しました。全従業員60人の仕事だけは守ることが出来ました。この間に多くのベンチャー企業の技術レベルを知り、政府機関やイノベーション推進プログラムを作成する人々も知りました。血のにじむ立ち上げを経験した人がいない。机上の知識だけでイノベーションを促進することはできない。人材がいないと痛感しました。イノベーションを率いる強い個人を育成しなければならない。そう思うに至りました。
大学の経営学で対処できるものではありません。成功経営者の話を聞いても人材は育ちません。私のブログ、電子出版はすべて大学に代わる人材育成教材のつもりです。
フクシマ4号機追及は、隷属状態を解くきっかけです。オバマのプルトニウム331Kg返還の意図に気付かなければ、ここまでやらなかったと思います。
気付きに、理系も文系も関係ありません。気付いたら、調べる。調べれば、新たな疑問に突き当たる。その解決は、やはり気付くことです。
  (左は、トモダチ作戦被害米兵の集団訴訟支援資料)
・・
ごく普通に話したり書いたりしているのに、どこか居心地が悪いということがあります。誰にもあると思いますが、
4年間ほど、落ち着かない例がこれです。
前回紹介したアラスカの大気でモニターされたウラニウム234。

カリフォルニア大気のプルトニウム239。

アラスカの右の二本のグラフは2011年4月1日。カリフォルニアの右二本も同一日で3月24日。いずれも、フクシマから飛んできたもの。世界降下量の何倍と云ってきたのですが、しっくりこない。
・・・大気を浮遊している放射性物質じゃないか。降下していないものじゃないか、と気付いたのは、お恥ずかしながら、前回ブログを書き終えた後のことでした。
念のために、降下量の定義をウィキペディアからいただきます。

世界規模の降下物

核爆発のあと、火球の熱で蒸発した核分裂生成物、未反応の核物質、および兵器の残留物は、凝縮し、直径10nmから20µmの微細な粒子となり、懸濁物をなす。これらの粒子はすぐに成層圏へ上昇し、特に爆発規模が10キロトンを超える場合は、気流によって拡散し、数週間、数ヶ月ないし数年後に地表へ漸次沈降する。これが世界規模の降下物となるのである。

地表に沈降した放射性物質は降雨などにより地下水へ移動し、これらを汚染する他、植物栄養素の一部として取りこまれてこれらを汚染し、汚染された植物を食べた草食動物、及びこれらを捕食する肉食動物を汚染する。これを生物濃縮という。したがって世界規模の降下物によって生じる生物学的な影響は長期間続く。これらの放射性物質を含んだ食物を人間が摂取した結果、長寿命の放射性核種(ストロンチウム90セシウム137のような)が体内に蓄積する恐れがあるためである。ストロンチウムは同族元素であるマグネシウムカルシウムに性質が似ているため骨や代謝系に、セシウムは同族元素であるナトリウムカリウムに性質が似ているため体液筋肉にそれぞれ浸透し、そこから放たれる放射線によりダメージを受ける。

地表に沈降した放射性物質を降下量という。
考えれば当然のことなのに、確認しなかったばかりに居心地の悪いことになったのです。
そうすると、ウラン234もプルトニウム239も、フクシマから飛んでくる前にも大気で捕獲されていた。つまり、降下しなかったものに、新たにフクシマから加わったということになります。そうなると私たちが習ったストークスの法則に思い至ります。

左のグラフは、環境庁の“微小粒子状物質健康影響評価検討会報告”にある粒子数、表面積、体積の分布図です。小さいものほど数が多いというものです。右のグラフは、地震研究所がフクシマから飛んできた粒子サイズを調べたものです。15日は停電で測定できなかったのでブランクです。1ミクロン以下の超微粒子が圧倒的に多いのがわかります。

ストークスの法則によれば、1ミクロン以下の超微粒子は、地表面に降下しません大気を浮遊して、雨や雪が降れば、一緒に降下しますが、必ずしも全部降下することはないと云われます

 

一方、フクシマからのプルトニウム放出は、チェルノブイリより5桁低いと云われてきました。しかし、それは、たった一つの研究報告からです。見難くて恐縮ですが、下の画像の下段はIAEA報告書の記述です。

そこに、フクシマから20〜30Km地域の枯葉などのごみ(litter)の分析から、大気に放出されたプルトニウム同位体の量を推測したとあります。引用報告が以下です。

2012年3月に、オンライン公開されたNatureに載った報告書です。リンク貼りました。この報告書は、検討すべきことがいくつもあります。右の小さい字の部分がそうなのですが、後述します。
この研究のサンプル採取の早いものは、事故(2011年3月11日)1カ月後。8月の採取のものもありますが、5か月後ということになります。

プルトニウムの世界降下量は、米国と旧ソ連が行った大気中の核実験からのものが大部分を占め、1963年にピークとなった。大気核実験中止後、中国やフランスなどの核実験からの降下量が加わった。平均世界降下量の240プルトニウムと239 プルトニウムの比(240/239)は0.18とあり、それは、「大気、土壌、氷河などの分析に基づくが、分析次第で高い場合も低い場合もある」とあります。(以下の画像)

降下量測定値は、あまり信用できないと云われている気がしますが、ここで指摘するのは、それ以前の問題です。

Nature掲載論文が比較に用いた日本における世界降下量は、70年代と80年代に調査されたものです。

大気核実験のピークから10年(120カ月)以上後、或いは、20年(240カ月)以上後のものです。
粒子の大きいものは早くに地表面降下し、超微粒子は、120カ月間、或いは、240カ月間に雨や雪で降下したものの合計です。
大気を浮遊した微粒子が、40年(480カ月)後でも降下しきれなかったというのは、カリフォルニアのモニタリングを見ればわかります。

一方、Nature掲載された論文のサンプリングは、事故後1カ月、或いは5か月後のものです。

つまり、Nature掲載論文が比較した世界降下量には、120カ月間、或いは、240カ月間に、雨や雪で地上に降下した微粒子が含まれている。一方、フクシマからの降下量分析サンプルには、1カ月、或いは、5カ月間に、雨や雪で降下した微粒子しか含まれていない。

このグラフをもう一度見てください。

 

1ミクロン以下の粒子は、2ミクロン以上のもののざ〜っと100倍の量です。

比較に用いたサンプル1グラム当たり、0.15〜4.31ミリベクレルには、原爆実験の降下量ピークから120カ月間、或いは、240カ月間に雨や雪で地上に降下したものが含まれています
年平均の雨と雪の量と回数が同じなら、フクシマで1カ月後、或いは、5か月後に採取されたサンプルは、世界降下量の最大で5/120、最小で1/240に補正しなければ比較評価できないということになりませんか?
安全度を取るために、最大5/120で計算すると、4.31ミリベクレルは、0.18ミリベクレルとなります。それを、粒形別粒子数差を、安全度を取って100倍でなく、10倍で見ると、0.018ミリベクレルになります。
実測値は、0.019〜1.400ミリベクレルですから、比較に用いた降下量よりは多くなる。
厳しい見方で、1/240と粒子数100分の1で見た場合、4.31ミリベクレルは、0.00018ミリベクレルに補正されます。
実測値の最大値、1.4ミリベクレルは、補正最大値、0.018ミリベクレルの約77倍、補正最小値、0.00018の約800倍になります。
フクシマから、世界降下量の77倍から800倍が飛んできたということになります。
Nature掲載論文を真っ向から否定する結果になります。これだけの推論で正しいと言い張るつもりはありませんが、他の研究と若干整合性が見えてきます。
東海村にIAEA研究所があります。福島第一原発から南に約100Km。いい風が吹いてくれました。

3号機の爆発は、3月14日午前11時。上段右。東海村には吹いてきませんでした。飛散した放射性物質は太平洋に向かった感じです。

4号機の爆発は、3月15日未明。下段左と真ん中。15日は風が舞って16日は、東海村に向かって吹きました。

IAEA研究所が、大気のプルトニウム239を捕獲しました。

Aのグラフの5の地点で最も多く捕えた。比較した対照の67倍
カリフォルニアで見られたスパイクは、低レベルの大気浮遊プルトニウム239の8倍とも10倍とも読むことができます。フクシマからカリフォルニアまでの距離が約8,700Km。東海村までは僅か100Km。
大気の撹拌を考慮すれば、整合性のある数値のように思われます。
降下量の測定は、あまり当てにならないかもしれないと前述しましたが、飛散した放射性物質粒子は、風はもちろんのこと、気流や対流によって変化し、発生源から近いところでは一気に分散することはなく、エアロゾルの塊状態で
飛散するのは、煙や航空機ショーの色付き飛行機雲を思い起こせばおわかりと思います。身近な例では、冬の露天風呂の、蒸気が飛ぶ湯面と蒸気拡散状態を見ればわかります。
したがって、Nature掲載論文の地表測定値にばらつきがあるのは当然です。
Nature掲載論文には、他にも疑問に思うところがあります。前掲画像の右側の小さい文字で読めなかった部分です。
 

この画像の2)の部分です。
Nature掲載論文では、プルトニウム239の検出数値は世界降下量以下として問題なしとされましたが、プルトニウム241の測定値の大きいのが二カ所(枯葉)ありました。1グラム当たり、34.8ミリベクレルと20.2ミリベクレル。土壌表層で一カ所、4.52ミリベクレル。
239+240プルトニウムの最大値、1.4ミリベクレルの24.9倍と14.4倍です。
原爆用兵器級プルトニウムは、プルトニウム239が93%で、プルトニウム240を7%以下のものと前回述べました。核分裂すると不安定なプルトニウム240になって、すぐ、プルトニウム241になります。241は半減期14.4年ですから、60年代にピークになった原爆実験でプルトニウム241が生成されても、土壌降下したものであれ、大気浮遊であれ、現在では検出量は問題にならないほど低い筈で、Nature掲載論文の著者もそう指摘しています。
・・
プルトニウム241は、ベーター崩壊してアメリシウム241になります。これは、半減期432年でアルファ崩壊しますので、プルトニウム239と同様内部被ばくは危険なものです。だから、著者らは気にしたのです。
しかし、著者らの2013年7月の報告では、4号機プールからの放出はないと断定した上に、プルトニウム241の調査を考慮しなかったとあったので、おかしいと思った次第です。
優秀な研究者たちですから、普通、そうはしないでしょう。
多分、圧力があったのではないかと下司の勘繰りしています。確認はしていません。
プルトニウム241の実測値が正しいなら、プルトニウム239も必ず高い数値の場所がある筈です。
1号機から3号機の炉心にあったプルトニウムの同位体は、以下の通りです。239と240合計は、241よりはるかに大きい。
炉心からだけの放出で、プルトニウム241だけが高い数値になることはありません。しかも、3号機の爆発3月14日の風は太平洋に向かっていました。

水素爆発でも一部は、核分裂しますから、プルトニウム239と240がプルトニウム241になり、プルトニウム241がアメリシウム241に等量変化しても、プルトニウム239+249の降下量が、1.4ミリべクレルなのに、241プルトニウムが、その25倍にもなる34.8ミリベクレルというのは、非常に考えにくい。
サンプリングのばらつきかそれとも・・・と見る外ないと思います。
尚、兵器級プルトニウムの組成はすべて米国の工場製で、長崎のファットマンに使われたのは、ワシントン州のハンフォード(Hanford)製です。
前回、”新鮮な劣化ウラン”にしかないウラン236の存在とウラン234の大量の飛散によって、4号機から新型MOX組成の燃料棒が溶融したのを証明しましたが、どうしても腑に落ちなかったNature掲載報告の矛盾に気付いたので、決着が付いたと思います。つまり、フクシマから飛散した兵器級プルトニウムの主成分、239プルトニウムの飛散は、大きいという結論です。
(追加参考:2020年2月2日)
大気中の浮遊微粒子の捕捉方法に関する研究報告。

ニューメキシコ州カールズバッドの東方約42kmに位置している米国核廃棄物隔離試験施設(核燃料サイクルの最終工程)の周辺の大気中のプルトニウム239+240とアメリシウム241の10ミクロン(PM10)、及び、それ以下の微粒子を地上2mと5mの高さでガラスファイバーのフィルターで捕捉した試験である。前述の降下しない1ミクロン粒子より径にして10倍の大きさのものだが、2mで捕獲した質量は5m補足のものより50%と多いという。

この試験から見ても、粒子サイズによって降下量が変わることが確認できる。(参考終わり)
今回と前回を念頭に置いてご覧になれば、4号機の隠された真相にもう一歩も二歩も近づけるビデオがあります。

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2020.01.17 Friday

令和文化革命(2):気付き(教育の原点)

気付きとは、”素朴な疑問”のことです。素朴(naive)は、洗練(sophistication)という言葉と対比で使われます。

洗練は、早い話、”世間慣れして自分を装うことが出来ること”です。

人は、誰でも狎犬里泙泙亮分”を内在しています。

”生のままの自分”には、生き抜く知恵もあるし暴力本能もあります。

気付きは、”素朴”と”洗練”のバランスから生じるもので、無意識的、自己保全的、そして、人によって異なる相対的なものです。
気付きを意識に上らせるかどうかも、人によって違います。
気付きをどのように処理するかは、意思的(不確かでしっかりと定まっていない考え)か、意志的(すでに決定している考え)かによって変わります。

 

 

小出さんは、4号機について語りません。

事故直後から映像はいくらもあるので、4号機がやられたのは知っている筈です。クリックでYouTube見れます。プールから水蒸気がもうもう立ってます。給水が3月20日から始まって、解けた燃料棒に水を掛けた訳ですから、水蒸気がもうもうなのは当然です。朝日新聞の「吉田調書」が云うようにヘリから水のあるのが見えたなどウソというのがわかります。見える筈がありません。

東海村のIAEA研究所のモニターが下図ですが、3月11日から全電源喪失でプールの冷却ができず、15日に水素爆発して燃料棒が溶融した。20日から注水したので、放射性物質の放出がポンと上がったのがわかります。

小出さんに、なぜ、4号機語らないのか、公開質問でもしようかと思っていますが、実は、もっと、不思議なことがあります。

日本の報道で、これほど話題になったとは知りませんでした。わんさかあるのがわかります
米国が日本を警戒しているとか、小出さんのように、安倍政権の暴走を危惧というのが大勢を占めています。
私が、何故不思議に思うのか、別のサイトを引用します。

返還時の記事ですが、高速増殖炉で使われたとあります。使われた

数量確認のために、次のページを見ます。

返還される量が331Kgです。冷戦時代に研究開発用として日本に貸してくれた量も331Kgです。
おかしくないですか?
使われたら減るんじゃないですか?(もっとも素朴な疑問)
念のために高速増殖炉を見ます。

ウランと混ぜてMOX燃料製造した訳です。
貸してくれた、つまり使ったプルトニウムは兵器級プルトニウムというもので、原爆に使うものです。
プルトニウム同位体の内、239プルトニウムの含量を93%以上にしたものです。長崎に落とされたファットマンに使われたプルトニウムです。
借りたプルトニウムを使ってMOX燃料棒を作った。
プルトニウムという金属が、MOXに加工された。原料金属が形が違うものになったので、原料331Kgは減りました
返還したのは、MOX燃料棒ではありません。借りた量と全く同じ金属そのもの331Kgが返還された。
おかしくないですか?(これも、素朴な疑問)
素朴な疑問を意識に上らせた者だけが、意思的から意志的な行動になる例を示します。
返還時期と返還船ルートを見ます。オリンピックと秘密保護法は無視してください。

米国から借りたというから全部米国製と思っていたのですが、そうではなくて、内訳に見るように英国製もフランス製もあって合計331Kgだったそうです。

「なくなったものが届いた」と連絡してくれた友人には感謝しています。「4号機から飛散した」というのを気に掛けていただいた唯一の人です。これを教えてもらったので、意思的から意志的に追及する意欲が生まれました。

それと、オバマが返せと云った時に揉めたというのも、話題になった記事の中にあります。

ここまでお読みいただいて、どう思われますか?率直に。

331Kgが、そのまま日本にあった訳ではない。使っちゃったのでなくなった。返せと云われても返せない。だから、揉めたのでしょう。それ以外に、どんな揉める理由がありますか?

しかし、オバマが核不拡散イニシャティブとか云って大ごとにしてしまったから、借りた内訳に合わせるように手配した。だから、二年も掛かった。日本を立ってから最終目的地のサバンナリバーサイト(SRS)に着く前にチャールストンに寄ってアメリカ製を補填した。

常識的に考えたら、そうなりませんか?

使って作ったMOX燃料から、プルトニウムを分離・抽出して精製したと云う方もいるかもしれません。日本には、抽出技術はありますが、1,700度で焼いた焼結体ですから難しいというより不可能と思います。

出来ないと考える理由は、別にもあります。実は、これが重要です。ここからは、気付きというより、知識獲得領域になります。
この話題を知っている人は、ほとんどいません。米国とロシアの余剰兵器級プルトニウム削減合意

通常のMOXを製造するには兵器級プルトニウムを使わなくていいのです。3号機の炉心にあったMOXは、そういうものだったと思います。使用済みウラン燃料棒の再利用です。

高速増殖炉のMOX燃料とは違います。
そして、米ロ削減計画の処方を知っていて、そこに、331Kgが「使っちゃったから返せなかった」となったら、頭の片隅に疑いが湧きます。しかし、ここで、もうひと踏ん張りしなければなりません。知識領域の”気付き”だけのことに過ぎませんが。
核不拡散とオバマが云っても、331Kgの用途がわかって、加工された製品があれば、問題はありませんね。どこの国にでも、説明できます。
なのに、どうしてある筈のない331Kgを無理やりあったように見せ掛けたのか
この疑問と頭の片隅にあった米ロ合意処方箋(兵器級プルトニウム新鮮な劣化ウラン)が組み合わさったらどうなりますか?
兵器級プルトニウムを使ったMOX燃料棒がなくなった。そういう推測は成り立ちます。論理的推測
実際、4号機は不可思議なのです。シュラウドというものを取り換えるために、運転を止めて炉心の燃料棒を核燃料プールに移したのです。そう云われています。
事実なら、炉心に大きな熱源はない筈です。ところがあるのです。

左の四角が燃料プール。真ん中の丸い部分が原子炉。原子炉にも隣の四角の部分にも熱があります。

四角の部分には作業スペースもあります。そこの熱源は大きいです。運転を止めた4号機で、きっと何かしていたのでしょうが、情報はまったくありません。

お亡くなりになった吉田所長に対する聴き取り調査報告書によると、4号機は吉田所長の手を離れていたとあります。シュラウド交換を行っていたGE日立しか知らない何かが行われていたのでしょう。(単純で素朴な疑問)

この熱画像は、事故後のものです。リンクしたサイトにあります。このサイトを見れば、4号機から放射性物質が放出されなかったというのがウソとわかります。しかし、一切、放出されなかったことになっているのです。”放出されなかったことになっている”のは、国連原子力科学委員の報告書とIAEAの報告書に記載されています。

世の中の仕組みを知っている人なら、誰が、どのようにして、放出したものを放出しなかったことにしたのかわかります。
東電や日本原子力村だけでできることじゃないということもわかる筈です。

4号機から放出されなかったと見せかける大変な努力があったことは、この大作ブログを読めばわかると思います。米国原子力規制委員会と東電のお粗末な大変な努力ですが、反論するのは、それこそ大変でした。ほとんどやったこともない熱量計算もして苦労して書き上げたもので、私にとっては大作です。
米ロ合意処方箋で製造された新型MOX燃料棒がなくなったのじゃないかという推測は正しいとしても、その先がわからない。

この204本が、兵器級プルトニウムと新鮮な劣化ウランを混ぜて作ったMOX燃料棒じゃないかと思っているのです。つまり、仮説です。疑問を意志的に解こうとしたら、仮説を立てることが必要です。そして、仮説が正しいかどうか確認する。(これは、純粋に科学的なアプローチで、単なる知識獲得領域から認知領域に入ります)

認知領域とは、この仮説を解く領域です。関連知識を錯綜させる中から合理性を探る行為領域です。そこにも、気付きが原動力になります。

米ロ合意に”新鮮な劣化ウラン”というのがあります。

使用済み燃料を再処理して濃縮した残り(劣化ウラン)を、”新鮮な”と呼ぶそうです。

再処理・濃縮後の新鮮な劣化ウランが仮説を解くカギになりました。
ウランの同位体に234ウランというのがあります。自然界では、0.005%の含有率です。その含有率が、新鮮な劣化ウランができる過程で割合が増えるといいます。地球原子力村総本山、世界原子力協会の資料にあります。
アラスカでポ〜ンと上がった米国環境庁のモニタリング(下図)が仮説が正しいかもしれないという根拠の一つです。右の二本が4月1日、同一日の上昇です。フクシマ以前に大気に漂っていた234ウランのレベルから見ると、とんでもない量です。

もう一つは、決定的と云ってもいい236ウランという同位体。自然界にはありません。再処理・濃縮後の”新鮮な劣化ウラン”にのみ生成されると云われます。世界原子力協会の資料の赤線最下部参照してください。

IAEA東海村研究所の報告からです。

 

238ウランと236ウランの比をとらえたのが、グラフDです。236ウランがフクシマから飛んできた訳です。 
これで、やっと、フクシマ4号機から兵器級プルトニウムを使った米ロ合意処方MOX燃料棒が飛散したという論理が成り立った訳です。
ここまで来れたのは、「オバマがどうして冷戦時代に研究開発用に貸したものを返せと云うのか」という単純な疑問を持ったお陰です。小出さんのように安倍さの暴走を止めるためと思ったら、ここまでは来れないと思います。
プルトニウム返還ニュースに関しては、少ないとはいっても一万人や二万人は知っている筈です。しかし、圧倒的大多数が、小出さんと同様、素朴な疑問を飛び越えて、裏の意味を考えたのです。
繰り返します、素朴な疑問はたった二つでした。
1)研究開発用に貸してくれたのだから、使ったら減るだろう。
2)使わなかったら、すぐ返せるじゃないか。
これだけです。
指摘されたら、その通りと思いますでしょう?
しかし、一万人や二万人の中に、素朴な疑問を持った人がいない。
そして、小出さんのような解釈で自分を納得させた
それを読んだ他の人たちも、そうなのかと納得した
誰もが、子供の教育が大事と云います。
しかし、”素朴な疑問”を持たない大人が、そんなこと云うのは欺瞞です。欺瞞と云っても当人は理解などしません。
ですから、どうしてそうなるかがわからないと、それこそ処方箋が書けない。
率直に云います。
結局、オバマが、なぜ返せと言ったのか、オバマの立場になって考えない。
安倍さんを嫌う感情が、一応、日本の総理大臣となっている安倍の立場で考えるのを遮断しているのです。
自分の感情だけがある。
他人の立場に立って考えない。
つまり、自分しかこの世に存在しない。
極端に云えば、そういうことです。
で、本人は、教育も受けた洗練された人と思っている。傲慢そのものですが、傲慢という意識もない。
しかし、素朴な疑問を持たずに、返還問題でうんちく傾けた人は、バカじゃないです。多分、比較的IQが高い人たちと思います。
そこで、自惚れ曲線。ダニング・クルーガー効果(前回ブログ参照)で、そうなる原因をちょっとだけ検討します。

低IQの人は、「できたと思ったけどな。今回はたまたまダメだったんだ。次は、大丈夫」と思うのじゃないでしょうか。ですから、何回やっても同じ。直す処方箋はないように思います。少なくとも、私には思い付きません。

高IQの人にも問題があります
自己評価よりテスト結果が良いのは、できた問題より、苦労した問題が気になるからと思います。間違ったかもしれないというのが気になる。一種の不安症。
これが高じると、”ミスを怖がり、仮にミスしたら、それを知られたくない。ミスを指摘されたら、逆に、批判者のつまらない言動の上げ足取って正当化しようとする。或いは、黙り込んで無視しようとする。
プライドは高いですから、そうなる人が大半と思います。
官僚や学者の思考・行動パターンがそうではありませんか?
兵器級プルトニウム331Kg返還問題に関しては、IQは関係ないという結果でした。
高IQ者にも処方箋がないなら、真っ暗闇です。しかし、何とかしなければなりません。
私が、331Kgはなくなったとブログしたのが2014年7月20日でした。読み返すと、こう書いていました。

私にはバイアスがありました。 ”オバマさん、好い人、安倍さん良くない人”という。 このバイアスを捨てるには、裏返しに見ることが必要です。”安倍さんいい人、オバマさん悪い人”と。

 

これは、結構難しいのです。心理的に。 しかし、それをやると似たような情報の受け取り方が変わります。

 

3)プルトニウム300kgキャンペーン  私は、中国が騒いだのでこのような呼び方をしていますが、キャンペーンの元はこの記事です。この記事は、2014年1月27日で、共同からJapan Timesです。 これも、変だな〜と思いました。 これは、アメリカと日本の間の話で、日本が返すのを拒んだようなことがあったにしても、あくまで二国間内部のことです。 どうしてメディアが揉めたみたいなことを書くのでしょう? 半世紀後に返還されたと書くだけでしょう、普通は。

バイアスを捨てるという言葉に、”逆転の発想か”という人がいるかもしれませんが、そう考える人はアウトです。

”逆転の発想”など死語です。いや、”死語”というより、慣れ親しんだ言葉で、”逆転の発想”などできない人でも使う言葉だからです。そうじゃないですか?
”逆転の発想”が大事と自分でも云うくせに、できない自分を認めているだけです。その点では、”今回はできなかった”と思う低IQ者と同じです。しかし、高IQ者なら、”いい人・悪い人”を入れ替えることぐらいできると思います。
さらに、どうしてメディアが揉めたみたいなことを書くのでしょうが彼らに対する一番大事なメッセージです。
そこから、「リークだな。わざと知らせたな」という疑いを持つことぐらい出来る人たちです。
前回述べた世の中の仕組みを知っているかどうかというやつ。教養と定義しました。
せめて、このくらいのことができなければ、IQが高いからといって教養があるとは云えないということになります。
できますよ、彼らなら。”いい人・悪い人”の取り換えぐらい。
7月20日のブログは、恐らく、数万人が読んでいます。当時は、ブロックされてませんでしたから、一日のアクセスが3,000ぐらいありました。

その中で、反応したのは、SRS Watchの情報を「なくなったものが出てきた」と教えてくれた人です。その方のIQは高いです。
画像にリンクしたブログに書いたように、ブログがブロックされてると気付いたのは2016年になってからです。アクセスチェックしなくなった時期がありましたので気付かなかったのですが、他にもいろいろあったので、実際に三大ラウザがブロックされたのは2015年春と推察しています。
それ以後、こんな状態です。ブラウザで開いているのはサファリだけ。グーグルクロームのシェアが60%程度ですから、その影響は大きいです。

ブロックされたブログのもうひとつ大事なポイントを挙げます。当時は4号機でなく、4号炉と呼んでいました。

 

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2020.01.08 Wednesday

令和文化革命(1):教養の新定義

教育システムを変革しなければ日本の先はないというところまで、追い詰められました。
大学の在り方の問題になりますが、そこを論じるだけでは解決策は見えてきません。
教育は、日本が長年作り上げてきた文化と歩調を共にして出来たものです。
今回のブログは、文化の意味、教養、教育との関連性を検討します。
最初の画像は、今回のブログの中心をなすものですが、ここで、検討はしません。興味ある方はリンクしたブログをお読みください。

文化人の辞書の定義は、「文化的教養を身につけた社会人。特に、学問、芸術など知的な職業をもつ人」」だそうです。
それでは、教養とは何かとなると、これが、また、実にややこしい。

精神文化一般に対する理解と知識をもち,人間的諸能力が全体的,調和的に発達している状態。教養の内容は,その所有者が存在する社会の文化によって異なる。またそのような状態に教え導くことをさすこともある。今日の大学では,人文科学,社会科学,自然科学を内包する一般教養と,それを基礎としてそのうえにそれぞれの専門領域における専門教養とを体得させることを目指している。また教職教養を身につけることを要求している。

難しいです。わかりません。結局、文化とは何かに戻ってしまいます。ウィキペディアの説明を見ます。

文化(ぶんか、ラテン語: cultura)にはいくつかの定義が存在するが、総じていうと人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体のことである。社会組織(年齢別グループ、地域社会、血縁組織などを含む)ごとに固有の文化があるとされ、組織の成員になるということは、その文化を身につける(身体化)ということでもある。人は同時に複数の組織に所属することが可能であり、異なる組織に共通する文化が存在することもある。

とりあえず、太字で示した「人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体」というのを念頭に置いていただいて、諏訪湖画像の下から始まるブログをお読みください。なぜ、この画像をなのか、リンクをお読みいただくのも一興かと存じます。

暮れに読んだ小説に、背景文化という言葉がありました。背景文化と問われてもわからないと思います。
 

仲間内には大学に行った子などいないという鉄工所や豆腐屋などに囲まれた東京の下町に生まれ育って、早稲田大学法学部に入学した女性の話の中に出てきた言葉です。

合コン相手の東大、一ツ橋、東工大などの学生の話題が、父親の海外赴任先で過ごした経験を語る彼女には想像もつかない文化レベルに愕然とすると同時に経済的な壁も感じたというのです。

文化観のギャップが、人生経験の違いによるというのが背景文化の意味です。

実は、期せずして同じ早稲田法学部に入学した北海道出身の懇意な男性が、以前、まったく同じ話をしていたのを思い出しました。
私自身も、北海道の貧乏人の倅ですから、就職した後、東京出身の慶応大学などを出た連中と話していると経済的な引け目を感じたことはあります。しかし、文化的に引け目を感じたことはありません。

30代前半の頃、米国人のボスに云われたこともあります。「北海道の田舎育ちでクラシックバレーが好きとはね」と。
「お前の方が田舎者丸出しの風貌のくせに」と思いながら、「育った場所と文化は関係ないでしょう」とは云いました。関係ないのです。そんなもの。

 

三週間前に、今売り出しのオルタナメディアCheckpoint Asiaの記事に投稿しました。

 

 

ロシアは、米国と無駄な交渉するよりも、中国やイランともっと付き合うべきだという記事。

私は、「ここで議論しても何の役にも立たない。ロシアでも中国でも国営メディアに投稿すればいい。俺は、やっている。米国の戦略はこうだから、こういう手を打ったらいいという風に。米国の横暴に反対したいなら、彼らの戦略は単純だから、打ってくる手を予測して封じ込むことはできる。そういう人がいるなら、一緒にやろう」と投稿したら、4,5日前、三人目の賛同者から、Checkpoint Asiaは、戦略は書かないね。戦略で抵抗できる人の資質は、“至高な狂気(sublime madness)”の持ち主だというコメントがありました。

 

 

 


背景文化の次が、至高な狂気・・・新年早々頭使わされるな〜と、彼が引用したクリス・ヘッジのYouTube(リンク貼りました)を見ました。想像力(imagination)の書きおこしを画像にしました。が、見えにくいですね。

 

トリミングして、日本語訳だけ見ます。

 

イメージングと舌でというのは、ブルースやジャズなどを引き合いに出しているので、イメージを音で表現できるという意味ですが、「イメージングは、五感をすべて使い切る最初で最後の基本言語」という部分にハッとしました。

私のブログがわかりにくいと云われる原因の一つは、イメージを伝えようとしているからです。イメージを文章で表すのは、私には極端に難しい。
情報の多次元多層同時処理などというのは、イメージそのものなので、書くのも大変ですし、読む方はもっと大変だと思います。
どうしていいのか未だにわかりません。
そこで、わかってもらうのをあきらめることにしました。
これが、12月25日を最後に、ブログが書けなくなった理由です。
わかってもらわなくてもいい。
ただ、わかる人は必ずいるから、その人たちを対象にするだけで、余計なことは考えない。

 

 

 

ただ、至高な狂気と云われると、そんな大げさな、と思います。
このビデオにブルースとかジャズというのが、抵抗の表現というのがあります。私は、高校時代から聴いています。人間の哀しみの表現ではありますが、抵抗まで行くだろうか・・・
暮れ二週間ほど悩みまして、諏訪湖に行って歩きに歩き、そこから、やっと、女子学生が背景文化の違いに戸惑ったのは、個々人の想像力の違いによることがわかりました。
多数にわかってもらえるように書けないのだから、逆に、背景文化に戸惑わない想像力を持つ人に出会うことだけを祈る。そこから、何かが芽生えるかもしれない。

文化と想像力がどう関係するのか、さらに、文化人とは、世の中の仕組みをどこまで知っているかと書いても、意味がわからないと思います。

本来、このブログを今年の最初にしようと思っていたのです。準備不足で順序が逆になりましたが、イランのソレイマーニー将軍暗殺は、米国戦争屋のロシアと中国に対する強烈なメッセージと書いたのは、今のところ世界で私だけです。

すぐ、証拠出せと云う人がいます。

相手にしません。

トランプが飾り物になった日もわからない人に、「ソレイマーニー暗殺は、トランプの決断ではない」と云っても通じる筈がありません。

飾り物になったトランプを知るために、2018年10月15日「オバマのクーデター」から13ヶ月にわたって情報を追いかけてきたのです。

しかも、米国国務省の戦略です。彼らが、正直に、ロシア・中国包囲作戦ですと白状する訳はありません。
「な〜んだ、想像か。」という人もいるでしょう。
想像なんですよ、想像。
世の中の仕組み(世界の支配構造)、組織(米国)の戦略と行動パターン、そして、ポンペオの行動様式等々を頭に叩き込んで、想像するのです。その想像が、戦略として合理的かどうか、それを自らに慎重に問いかける。
支配構造も、組織の戦略も行動パターンも、個人の行動様式もわからずに、「な〜んだ、想像か」はないでしょう。
でも、これが、世の中の実態です。ところが、1月7日付英文版スプートニクに、私の見方と寸分違わぬ記事がありました。米国の経済アナリストで未公開株投資ファンドのCEOが述べたというものです。外交評論家じゃないです。ビジネスマンです。戦略を知っているから同じ見方になるのです。
・・・文化って何でしたか。
人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体
私も、社会の成員の一人です。平和を望んでいます。米国とイランが戦争になるのを止めたいと思う一人です。現実問題として、収めることが出来るのは中国とロシアと思います。ですから、もしかすると気が付いていない中国にわかるように、そして、行動を促す投稿をした訳です。その手ごたえを感じてはいます。
個々人は、人間の総体を作る”星屑”か”ごみ屑”に過ぎません。
私は、”ごみ屑”として、社会の成員の一人としてやるべきことをしていると思います。それは、私個人の”振る舞い”のことです。その”振る舞い”を可能にしたのは、世の中の仕組み、組織、個人の戦略と行動様式という知識です。社会の成員として私個人が獲得したものです。
しかし、「な〜んだ、想像か」さんも、社会の成員です。
私と複合すると、何が何だかわからなくなります。ということは、総体としての人間の文化というのは、何が何だかわからないものということになります。
文化人というのも、訳のわからないものということです。納得できるでしょうか。
ややこしいと云った教養というのが、益々、ややこしくなりました。どうしたらいいでしょうか。
文化人の定義を作ってしまえばいいのです。
文化人とは、世の中の仕組みをどこまで知っているかということにする。

そうすると、世の中の仕組みを知ることが教養ということになります。

実は、とんでもないことを書いているのです。リンク貼った文化のウィキペディアを読んでください。ある種の体系化されたものをぶち壊そうとしているのです。

11月と12月に別々のところでおみくじ引いたのですが、凶と大吉でした。この二回の確率は、10,000分の6.25です。つまり、100万人の中に625人、1,000万人の中の6,250人が、そのような低い確率のおみくじを引く幸運な人です。

世の中の変わり者の確率じゃないでしょうか。

訳のわからない文化論を壊し、これからの日本を作る教養を身に着ける人たちを育てる育成方法を考えようとする変わり者も、きっと、その程度の確率で存在する。これまで、ソーシャルメディアで知り合った人の数は、どうだろう。精々、2,000人というところでしょうか。その中で、私の云う教養を身に着けている人は、二人ですか、ね。三人はいないです。凶・大吉の確率よりは高いかもしれない。

世の中の仕組みを知るのは、子供でもできます。それは、想像力の産物です。想像力には、もうひとつ大事な要件があります。自分をいかに客観視できるかです。客観視できない親は、子供の想像力の発展を邪魔しているかもしれません。それを実証します。

私は、小学5年生の時に、医者、教師、役人には絶対なりたくないと思いました。なりたいものは思いつかないのに、なりたくないものがありました。

今でも、その時のことをはっきり覚えています。

独りで雪道を歩いている時でした。

突然、そう思いました。

どうして、そう思ったのか、背景文化の本を読むまでわかりませんでした。しかし、今はわかります。

漠然とですが、世の中の仕組みを感じ取っていたのです。小学5年生の男の子が。

私の家は散髪屋でした。指定商。北海道炭鉱汽船株式会社の指定。
毎日、家の前を通る炭鉱夫を見ていました。出かけるときは小奇麗でも、帰りは真っ黒です。重労働はわかります。住む家は長屋。お風呂も便所もなし。別に、強制されて連れてこられた訳ではない。しかし、貧乏でしたから杭詰めた者が集まってきた。見たことはないですが、たこ部屋と呼ばれているところも知っていました。父親が、無償で散髪
に行っていましたから。

 

 

雑誌で、パンパンと呼ばれた女性がいるのも知っていました。戦争に負けるとはこういうことなのかと思いました。派手な口紅付けているけど、辛いのだろうとも思いました。口に出してはならないことと思いました。近くの悪ガキが、中国人や朝鮮人をからかうのも見ました。そんな奴とは口もききませんでした。 


わかるでしょう。

いくら子供でも、周りの日常を見ていれば、世の中の仕組みがわかります。
家族とこんな話などしたことありません。全部、心の中です。

 

漠然とはしてましたが、こういうことだったと思います。今なら、きちんと説明できます。
 

山奥に石炭があるのを知った実業家が、事業を始めたから人手がいる。職を求めて人が集まった。そうして、町ができた。夕張市というのは、最盛期12万人の人口でした。

先に、町があった訳ではありません。市長が先にいた訳じゃありません。役人が初めからいた訳じゃありません。
産業がなければ、人も集まらないし、町もできない。

市長は、まあ、政治家ということになりますが、前提は、人がいること。その前提は、多人数を求める産業があること。
 

これが、社会の仕組みの原点です。
戦国時代だろうが、封建時代だろうが、或いは、民主主義だろうが、仕組みは同じです。

 

役人を、産業側の人間と思ったのでしょう、多分。だから、子供心にしてもなりたくなかった。それと、退屈な仕事とも思ったのでしょう。
教師になりたくなかった理由は、漠然とはいっても、割とはっきりしていて、人に物を教えることが出来るのかという疑問がありました。
私は、小学生高学年に、最初に読んだのが、山本有三の「路傍の石」でした。それを皮切りに、日本文学全集を手当たり次第に読み始めました。もちろんきちんと理解してなかったです。理解できる筈がない。それを見た担任の先生が、まだ早すぎると小学生向けの文学書らしきものや偉人の伝記などを薦めてくれました。まったく、耳を傾けることはありませんでした。完全無視。

自分の読みたいものを読んで何が問題なのという気持ちでした。
今なら、もっとはっきり云えます。人に物を教える行為というのは、傲慢じゃないですか?

だから、なりたくない。子供心にそう決めたのです。

医者になりたくなかった理由は、ちょっと違います。人の命を預かる仕事です。そんな責任、自分に取れる訳がないという漠然とした気持ちはありましたが、それ以上に、ぐしゃぐしゃになった肉体の傷を触る程の勇気もなかった。だから、なりたくなかった。自分を突き放して見ているのです。

小さい頃から、兄弟たちに変わった子と云われてましたが、どうしてそう云うのかまったくわかませんでした。彼らは、私が文学書など読んでいることなど知りません。役人になりたくない、教師になりたくないなど話したことありませんから、彼らは、それが何故なのかわかるはずがありません。

中国人や朝鮮人をバカにする子供の話もしたことはありません。
「あの子たち朝鮮人をバカにしているから叱ってくれ」と云ったら変わり者じゃなくなるのですか?
どうして、自分の胸の内をいちいち他人に話さなければならないのですか?
ですから、基本的に孤独です。孤独とも思わず、孤独でした。時々、寂しさは感じましたが、大して気にもしなかったように記憶しています。
私が太宰を嫌いな理由は、そこにあります。
自分の心の苦しみを書いてどうするんだ。じっと心に留めておけ。解決するのは自分しかないのだから。
私の読み方が間違っているのかと、30代、40代でも読み返しました。そして、常に途中で嫌になる。
自分の居場所がないと云って太宰を読む人にも出会いました。
そこに救いを求める弱さを哀れに思いました。今でも、そういう人は多いと思います。

私の育った夕張炭鉱という環境は、相当、特別だったことは確かですが、想像力で世の中を知るのは、どんな場にあってもできます。

例えば、今人気の日光。

 

30代の頃に一度行きました。

未だにこの疑問に拘っています。

 

民から吸い上げた富は、後世の世の中に貢献するのです。皮肉じゃないです。

ただ、東照宮の華麗さだけに感動して、現在の自分は人足と同じじゃないのか、とちょっとした疑問を持つか、持たないかの差です。気付きが大事という人は多いです。ところが、疑問を持つのが苦手なのかな。疑問を持たないか、持っても、そこで止まってしまう。気付きは、疑問を持つことです。

感性という言葉も、みなさん好きな割には、何のことかわからないのじゃないでしょうか?

・・

感性については、今回触れませんが、世の中の仕組みを知るには、人の観察は絶対必要です。

おかしな人だなと思うのが、元文部科学省次官だった前川喜平さん。お会いして話した訳ではありませんから誤解があるかもしれません。あくまでも、ソーシャルメディアなどで知った限りの印象です。この人は、世の中の仕組みをわかっていないという印象です。

ひょっとしたことから、たまたまこういうツイッターを見ました。12月30日。

 

この方が、出会い系に通っていたことはニュースで知っていました。

「ウソでもいいから、インタビューした証拠に使える報告書でも準備していなかったのか、この人は」と思いました。何とも脇の甘い人という印象を持ちました。高須という人から、そこを冷やかされている訳ですね。

安倍政権の”道徳”が不登校を作るにも驚きました。どのような根拠なのかわからないからです。

不登校問題は、後述するとして、この方が、英語の民間試験で萩生田文科大臣は批判していたのも読みました。うんざりしました。この方の経歴を見てください。

英語力上がらないのは、一義的に文科省の責任です。私は、実際、文部省の係長に話に行ったことがあります。広島県から出向で来た人で、英語教育担当。上司と二人だけでやっているとのことで、話になりませんでした。

そんな手薄な状態で、どうにもならないから、ベネッセが政商ぶり発揮して金儲けしようと政治家を動かし、民間試験導入になった。つまり、役人に、何の知恵もないから、政商ベネッセに乗った政治家がいるのです。これが、世の中の仕組みです。

しかし、文科省が実績上げていたら、ベネッセの提案を持ってくる政治家を撃退できますし、仮に、民間試験導入するにしても文科省が主導できます。

そういうことをできる立場に、前川さんはいた訳です。次官の権力は大きいのです。自らを省みることはしないで、他人を批判する。

勉強はできた人でしょうが、世の中の仕組みがわからない上に、自分の責任など考えない。不思議というか、どうしようもないです。

自省もなければ、自制もない。しかし、人気者。恥ずかしげもなくセミナー講師。これも、世の中。

そして、安倍政権の”道徳”が不登校を作るというやつ。

この問題は非常に重要で、要員をきちんと分析してからやらないと何の解決にもなりません。上のグラフの縦線は安倍政権誕生時(2012年12月)ですから、そこで小学生の不登校率がぐんと上がっています。しかし、こういうものは、前段階なしにいきなり急増はないのです。
本格的な分析をするつもりじゃないですが、例えば、出版物の推移なども見ておかなければなりません。何故かは、後述します。

紙媒体は減少しているのですが、電子書籍が出回ったのが2009年から。2013年ごろから増加が大きくなりました。

その中身ですが、

 

電子書籍の大部分がコミックで、スマホなどのタブレット利用が普通になりました。

これが、不登校の原因かどうかわかりません。関係あるかもしれないし、ないかもしれない。

しかし、これは、確実に関係あると誰もが思うのが貧困問題。

 

バブル経済崩壊が1991年です。2000年頃まで一直線に上昇した不登校率は、多分、バブル崩壊と関係があるかもしれません。多分です。確証はありません。しかし、じわじわと増える母親一人世帯の貧困と不登校問題は関係あるに違いない。

文科省や厚生労働省の調査結果を基にした2017年の報告書です。

 

一部のみ抜粋しますが、こういう問題です。

実際に不登校がさまざまな困難状況から引き起こされる実態は,一つの困難が次の困難を引き起こす形で生じているといえる。

例えば,ひとり親家庭の4人家族(母・中学生・小学生・未就学児)で,狭いワンルー ムで生活している中学生を中心とした家族を想像してみてほしい。

母親は非正規でダブルワーク,精神的な 不安定さを抱えており,仕事に行けない日もしばしばあるため,経済的に不安定である。収入が少ない翌月などは,ガス等が止められることや3食食べることが 難しい月もある。母親の帰りが遅い日も多く,家事や下の子どもたちの世話は中学生の子どもが主に担って いる。

家の収納は限られており,家中に物が溢れ,常に散らかっている状態である。そのため,学校等への忘れ物も多くなりがちであり,宿題等の勉強をしようにも,下の子どもたちが騒いでなかなかできない状況でもある。宿題等の提出ができないため,学校では先生から怒られ,学力的にも遅れが目立つようになり, 授業時間がとてもしんどく,座っていることが苦痛でしかない。

また,部活動なども経済的にも時間的にも活動する余裕がなく,友人たちとも疎遠となってきている。何をするにしてもやる気が起きず,お腹が痛くなるなどの身体的な症状を感じることも多くなってきている。

以上の例は,いくつかのケースを組み合わせたものであるが,このような状況は,子どもが学校に通うことを難しくさせていくことにもなる。

子どもは疎外感や閉塞感などを強く感じつつ,自分の居場所を見出せない,希望を見出せないなどの状況へとじわじわ追い込まれていくこととなる。そして,学校への通いづらさは学校への行き渋りや引きこもり等の要因ともなり 得,そのことがさらに親がしんどさを感じる状況へ結び付くという負の循環を形成していくことにもつながると考えねばならない。

また,貧困等から生じるいじめなども,不登校と結びついていくことも考えられる。

例えば,家に洗濯機はあるが,故障していて経済的な理由等で修理に出せないということもある。子どもが学校に着ていく服が 臭うことによって,いじられたり避けられたりする経験から,学校へ行きづらくなるようなこともあろう。 そういった背景には,実は親の精神疾患等があって就労が難しいといった場合や,祖父母等はいるけれども, お金の問題やこれまでの関係性から疎遠になっているようなことも付随するようなケースもある。

子どもは, そういった環境の中で二重にも三重にも困難を抱えさせられているかもしれないことにわれわれは視野を広げる必要がある。

ここで示したように,貧困問題等を契機としたさまざまな困難が生活という場で重なり合う中で,学校への通いづらさ,さらには通っている場合ではないような状況に追い込まれ,結果的に不登校という状態が生じることが理解できよう。

不登校と貧困という単純なものではなく,そこには多岐にわたる問題が絡み合い,連鎖することによって生じているという視点を持って初めて支援への道筋が見えてくると考えねばならないであろう。

こじつける訳ではないですが、貧困家庭の子は、スマホ買えません。電子コミック読めません。
学校に行っても話題に入れません。コンプレックスになります。
ここで、出版物を調べた行為と不登校問題に接点があるのがわかります。
接点があるという確証はありませんでした。しかし、調べなければ、接点があるかどうかわかりません。勘なんです。勘をバカにしてはならないのです。勘は、イメージングです。思い出してください。
イメージングは、五感をすべて使い切る最初で最後の基本言語

五感は、アナログです。学校の勉強はデジタル。答えのあるものを勉強するのはデジタルの世界。アナログの世界には解がない。人間関係は、アナログとデジタルの混在世界。
つまり、世の中もそういうことです。解があるかどうかわからない。

前川さんは、前川製作所の御曹司だそうですね。東大ですから、解のある試験は良くできたのでしょう。

そして、下町の早稲田法学部女子学生が川向こうの人と云った背景文化の持ち主でしょう。

世の中の仕組みがわからない典型的な人じゃないでしょうか。

で、何ですって?
”自由と平等と友愛を原理とする社会の実現を求める”ですって?
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2020.01.06 Monday

ソレイマーニー暗殺:米国の中国・ロシア包囲作戦

イランのソレイマーニー将軍暗殺は、米国戦争屋のロシアと中国に対する強烈なメッセージです。

イランと米国の問題は、他人事じゃありません。石油価格一気に上がります。輸出産業も大打撃受けます。
消費税上がったからどうこういう問題とは次元が違います。

そして、麻生が云った、「景気回復には戦争だな〜」はもう通用しないんです。朝鮮戦争時代とは違うんです。

バカ大統領のいる米国の所為で被害受けるのはまっぴらごめん。冗談じゃないです。

真相をちゃんと知った上で、戦争になるのを止めてください。
真相を話します。
年末、12月27日から30日まで、イラン、中国、ロシアが大軍事演習をやりました。

中国のグローバルタイムズが1月3日、ソレイマーニー暗殺は、トランプの選挙狙いの近視眼的な愚かな外交論説したので、ちょっと待て、と。

I don’t buy your saying that Washington today cares more about how to woo American voters to support the current government.

その意見は、違う

Judging from the timing of Trump’s announcement on this assassination, he was not the decision maker, but it was the war hawks of Bush era that have taken over the Trump administration since November in diplomacy.

There is no Commander-in-Chief in the US now, which is extremely dangerous.

トランプのこの件に関する情報発信のタイミングから判断すると、この決断はトランプじゃない。11月から外交問題で主導権を握ったブッシュ時代の戦争屋だ。

米国には、今、最高司令官がいないのだ。非常に危険な状態にある。

This assassination is the decisive retaliatory response of the US against the Iranian, Russian and Chinese joint naval drills from December 27 to 30 in the north of Indian Ocean and the Sea of Oman. The rocket attack by Iraq's Popular Mobilization Units to have killed an US mercenary is just the guise.

暗殺事件は、12月27日から30日まで北インド洋とオマーン沖で行ったイラン、中国、ロシア三か国大軍事演習に対する米国の覚悟の反撃メッセージだ。イラクのPMU攻撃で米国の傭兵が死んだのは口実に過ぎない。

Iran’s case could be the template of the US against North Korea if it happens as being reported that the world will soon witness a "new strategic weapon”.

この米国のイランでのやり方は、北朝鮮が”新型兵器を披露”などやったら同じパターンを採る可能性がある。

It is up to China and Russia how to get things under control. The world is watching.

この混乱を収めることが出来るのは、中国とロシアだけだ。世界は、それを見ている。

正直、他人事と思っているのかという気持ちでした。中国は当事者です。

私の投稿が効いたかどうかなどわかりません。しかし、わかったという反応はありましたから、王外相とラブロフ外相の動きや中国が米国に自制を何度も求めている行動に反映されたかもしれないと(勝手に)意を強くしています。

何でもそうですが、余計な一言が、困るんです。

 

リンク貼りましたが、ニューズウィークの記事です。読んだ方は、頭に来ます。

提督の気持ちはわかります。米国は常に1979年のイラン革命で米国大使館が占拠され、米国人が亡くなったことから歴史を始めますが、イラン側からは、1953年のCIAによるイラン民主政権転覆から始まるのです。米国傀儡パーレビー国王の圧政にイラン国民がどれほど苦しんだか。やった方は忘れても、やられた方は決して忘れない。

どこでも、そうです。日本と韓国、日本と中国。

暗殺されたソレイマーニー将軍は、戦略的外交官でもあって、彼のそれまでの努力で中国、ロシアとの海軍軍事演習もできたのでしょう。
実際、安倍総理大臣が6月にイラン訪問した頃思い出してください。日本タンカーも誰がやったか不明ですが、事件がありました。真相はわからないのに、米国は、すべてイランの所為にしました。領海侵犯した米国ドローンを撃ち落としたのはイランです。
とにかく、2018年5月のトランプの一方的な核合意撤退から、一貫して中東の緊張が高まりました。その原因は、米国にあります。トランプが、どんな言い訳しようが責任は米国にあります。
緊張を解く努力は一切しないのです、米国は。緊張をさらに高めたこれがありました。

10月21日から始まった第5艦隊の同盟国との大軍事演習。イランに対する最大の圧力路線です。この演習終了が11月14日
つまり、このような伏線があって、終了一か月半後に、イラン、中国、ロシアの共同軍事演習になった。
この軍事演習に当然ながら米軍はスパイ飛行をやりました。イラン海軍は、何度も、「撃ち落とすぞ」と警告を発していました。ちょっとやりすぎじゃないかという程でした。
イランは地政学的に、中国にとってもロシアにとっても重要です。米国に中東を勝手にさせたくない理由があります。
五年前なら、中国もロシアも表立ってイランと手を結ぶことはできなかったかもしれませんが、今は、そんな状態じゃないです。軍事力も国力もあります。
この件に関する米国内の反応ですが、トランプだけがはしゃいでいます。ペンタゴンに叱られて外交関係のツイートは止めていたのが、威勢よく再開して、バカなことを喚いています。
いくつか面白い情報が出てきまして、米軍も国務省も、ソレイマーニー暗殺にトランプがゴーサインを出すとは思わなかったというのです。暗殺計画は前政権時代からあったそうですが、明らかな戦争行為になるので机上作戦に終わっていたのだそうです。
いくら、クリスマス休暇にあったとは言え、暗殺を発表したのは、国務長官、ペンタゴン長官と統合本部長です。
トランプが具体的にツイートしたのは、ほぼ丸一日後です。普段のトランプには考えられない発表の仕方です。
全部、ポンペオ国務長官の発表の繰り返しです。
イラク人もイラン人も暗殺を喜んでいるというとんちんかんツイートもポンペオ情報です。トランプ自身は、ポンペオが使った反政府テロ組織MEKすら知らないと思います。米国人のほとんどは知りませんから、しようがないかもしれませんが、ポンペオやペンタゴンにしてみれば、トランプの決断というのは、実に、都合がいい。
中東からロシアと中国の影響を小さくするのは、彼らのミッションです。彼らの存在意義そのものです。したがって、ありとあらゆる口実を探します。
大統領が乗ってくれば、そんなありがたいことはない。私が、ソレイマーニー暗殺決断はトランプじゃないと云った翌日か、翌々日に、元国務省官僚が、「この決断は、トランプの取り巻きが、イランは、大統領を挑発しているのだから、今、お返しやらないとイランを止められませんよと云ったのを受けて後先考えずにやったことだ。これまで、良い閣僚を追放した結果、国の安全保障問題対処にまともなプロセスがなくなって、節度ある声がなくなったのだ」という報道がありました。

"My guess is the people around him... probably told him, 'listen, you’ve been called out and you’ve got to find a way to send a clear message here, otherwise there’s no stopping this," the official said.

Trump has spent the better part of the last three years purging his administration of military and intelligence officials who clashed with him. The result is an unusual national security process and a lack of moderating voices, raising questions about how Trump might proceed in the weeks and months to come.

これが、ソレイマーニー暗殺の真相です。
私は、米国を抑制するのは、イスラエルを人質にする以外ないと発言してきましたが、それ以外の方法があるのだろうかと思っていた矢先に、こういうのがありました。前イラン革命軍の司令官から。

イスラエル人質というのはわかると思いますが、どうでしょう。
念のため。
米国政治は、ユダヤ系米国人が牛耳っているのはご存じと思います。学問分野(大学)もシンクタンクもそうです。勿論、ウォールストリートもメディアも。
ここには、共和党と民主党の差もありません。
トランプは、最近も本性表しましたが、イスラエルには猛烈な気の使いようです。学識者はトランプ嫌いですが、イスラエルを守ると口先でも云えば、トランプに反旗を翻せない弱みがあります。
今回のソレイマーニー暗殺には、批判が多いです。
トランプのお陰で、現実としてイスラエルが危うくなったとなったら、トランプ降ろしは一気に進んで、何らかの和解案になるかもしれません。
イランは、それを知っています。
しかし、ロシアや中国は、イランと同じようにすることはできません。イランしかやれない。
瀬戸際まで行くような気がします。
イランも、あれだけの国民がソレイマーニーの葬儀に参列した以上、政府が手をこまねくことはできません。
イランがイスラエルで事件を起こしてから、ロシアと中国が満を持した形で、和解策に乗り出すということになると期待したいです。
プーチン大統領が、数か月前、米国でもどこでもロシアの同盟国を攻めるなら、指令センターを攻撃すると語ったのです。
米国内のどこでも攻撃できます。それは、DF-41を持つ中国もできます。
本来、その脅かしが最も効果的ですが、やはりできないでしょう。
第三次大戦など起きません。
中国もロシアも、2020年の目標は、貧困のさらなる撲滅、生活水準を高めることを新年のメッセージにしました。
戦争などやっている暇はないのです。
米国の戦争屋だけです。戦争を喜ぶのは。
米国エリートは、社会格差を小さくすることなど考えてません。
そういう意味で、戦争は、富裕層がもっと富裕になるチャンスになりますから、どうでもいいのです。自分さえ生き延びるなら。

中国とロシアが、どう対応するか。

期待しながら推移を見たいと思います。そして、心配するのでなく、何とか拡大を防ぎたいと思います。

 

 

 

2019.12.25 Wednesday

魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界:それでも幸せを感じることはできる

フアーウェイに関する規制問題にしても、香港民主化騒動に関しても同じだが、新疆ウイグルの百万人収容所の話が本当かどうかという話になるが、それが焦点ではない。というのは、ファイブ・アイズのメディアと政府は、覇権主義国、侵略国、脅迫国、或いは、大量虐殺国として中国を悪魔化する方針で来ているからだ。

It’s beginning to look like whatever may or may not be happening in Xinjiang – or with Huawei, or in Hong Kong –  is quite beside the point, because the Five Eyes media and governments are determined to demonize China as expansionist, aggressive, threatening – even genocidal – in a bid to shore up their own perceived world hegemony.

Still not convinced? Here is Niall Ferguson – a leading neoconservative scholar perhaps best known for lamenting the demise of the British Empire in WWI – declaring in the New York Times earlier this month that a new Cold War has already begun, and it’s with China. 

記事を書いたマリックさんが、トランプは既にネオコンの手に落ちたことをご存じかどうかわかりません。多分、ご存じとは思いますが、トランプの名を出しているので、疑問はあります。
また、ファイブ・アイズの悪魔化戦略は、中国に対してばかりでなく、ロシアもそうですし、イランもそうです。これについては、当然、ご存じと思います。
私も、悪魔化という言葉にdemonizationを使っています。 

2019.11.24 ”悪魔化”がキーワード:ネオコン対中国・ロシア連合

ファイブ・アイズの戦略を”オバマのクーデター”と書いたのが、2018年10月15日でした。

私のブログの特徴の一つですが、オバマのクーデターを書いた時点で、私自身の興味は、次の展開がどうなるかに焦点が当たります。
ファイブ・アイズと云っても中心は米国ネオコンです。彼らが、ロシア、中国、イランに対してどういう戦略を採ってくるかということです。さらに、対象となった三か国が、どんな対策を講じるかを予測する。
戦略予測の醍醐味ですが、疲れます。
トランプの弾劾裁判も、ネオコンが採る戦略の一つに過ぎません。
そういう目で見てきました。
民主党がマジョリティの下院が弾劾決議しました。本来なら、直ぐに上院に送られて一種の裁判になりますが、ペロシ下院議長は、上院に送るのを引き延ばしました。
共和党は、直ぐに送れとせっついていますが、ペロシの戦略は予想していました。
上院は共和党53席で、民主党は47席。トランプを大統領から引きずり下ろすには3分の2、67の賛成が必要ですから、トランプが無罪放免になる。そうなったら、トランプの二期目もあり得る。
何のために、三年近くもトランプを引きずり降ろそうとしたのか、まったく意味がなくなる。
選挙で選ばれる訳ではない官僚、シンクタンク、トップクラスの大学が、一握りの超富裕層と外からは見えない形で連携して米国を動かす。その仕組みを、私は”米国のカースト制度”と呼んでいますが、俗に云う”ディープ・ステート”のことです。
トランプは、そのカースト制度の代表者としてふさわしくない。それが、トランプ降ろしの理由です。
ロバート・デニーロが、「トランプ一家はギャングそのものだ」と云った、まさに、それが理由です。
もっとも、カースト制度自体もギャングですが、こっちのギャングは、軍を含んでいますから、トランプは太刀打ちできません。
ペロシが引き延ばしたら、タイミング良くFOIA(情報公開法)資料が出てきました。
7月24日の問題のウクライナ大統領ゼレンスキーとの電話会談の後、ホワイトハウスから、ウクライナ支援金400億円の支払いを保留しろと指示があったというものです。
”公共の正義”というNGOが調査したものです。
タイミング良くというのは、予め準備していたということです。
翌日、シューマー民主党上院議員が、このFOIA情報を基に、上院裁判に新たな証人尋問を要求しました。
出来レースです。

トランプ降ろしの本命は、トランプ個人、企業、家族の金銭問題と思ってきました。

歴代大統領が公表して慣例となった税金証明書(Tax return)をトランプは拒否してきました。しかし、問題はそれ以上と思います。連邦裁判所は、ドイツ銀行と投資会社にトランプの財務情報を議会に提出するよう命じています。それに対して、トランプは最高裁に差し止め請求をしており、今のところ、最高裁が7月まで差し止めを認めました。

7月は、大統領選投票日の4か月前です。

万が一にでも、その時点で、犯罪に相当する金銭疑惑が表面化したら、米国はどうなると思いますか?

現職大統領が、二期目を賭けて多額の寄付金を集めて大キャンペーンを張り、投票前に、犯罪者にでもなったら米国は終わりです。
ハッキングが最も得意な国は米国でしょう?違います?
ロシアだ、中国だ、北朝鮮だと米国は喚いてますが、自分はどうなんですか、でしょう?
スノーデン思い起こせば、そんなことは誰でもわかることじゃないですか?
トランプの財務情報は、カースト制度は既に手に入れていると思っています。

私は・
私は、今も、トランプはいずれ降りざるを得なくなると思います。
ただ、トランプを思いのままに支配する環境が出来上がりましたので、トランプでもいいという気運が出ているようにも感じますが、オバマは、それで収めるとも思いません。
ツイッターのフォロワーが10万人という知り合いの方が、私のFacebook投稿やブログを拡散してくださっています。ありがたいと感謝していますが、あまりその方の役には立ってないので心苦しいとも思います。
というのは、この12月3日の投稿は、結局、一年二か月前の”オバマのクーデター”から、連続しているものです。
「一月にペンスが大統領になる可能性が80%ある」というのは、海外紙に投稿したものですが、経緯を知らない人が読んでも、なぜ私がそう推察しているのかまったくわからないと思います。チェックすると、実際、そういう反応でしかありません。
ブログアクセスが増えている訳でもないですから、役に立っていないのは事実です。
そして、「ロシア国旗の下で東京オリンピックに出場する。そのために全力を尽くす」とロシアオリンピック委員会が宣言しました。

この問題も、3~4年調べています。
ロドチェンコフとかブラウダーの話をしてもわかる人などいません。こんなFacebookの投稿をツイッターで流したところで関心を持つ人などいません。無駄なんです。
私たちは、魑魅魍魎の世界に住んでいます。世界の動き方です。
私は、それが知りたい。
日本の政策も、その動きに左右されるから知りたい。
私の個人的なものです。
私が、他の人を動かすことが出来るなどと考えてもいません。一時は、そう考えたこともあります。
ダニング・クルーガー効果を知っても、尚且つ、動かせるかもしれないと甘い考えでした。
しかし、フクシマで完全にあきらめました。二年前からです。ですから、このブログも、日本人を対象にしたものではありません。まあ、外国人を対象にしても、結果は同じですが。
あきらめたと同時に考えも変わりました。
んな魑魅魍魎の世界を知らなくとも、私たちは日常の中で幸せを感じることができるということです。
今の日本に不満はあっても、何とか生きているではありませんか。
化け物の世界を知らなくとも、それで、いいじゃないかということです。
世界を知っても幸せな気分にはなれない方が大きい。
知らなければならないことなどありません。
もし、知ることがあるとすれば、こういうことではないかと思います。
最近、アフガニスタンでテロ組織に襲われてお亡くなりになった中村哲医師。

ソーシャルメディアに数多く投稿がありました。しかし、私はボタンを押すことが出来ませんでした。
中村さんの動画をいくつも拝見したことがあります。
私は、この方の笑顔の中に静謐を感じました。
中村哲という人間の中に、生きる個人の覚悟を見たと思ってました。
このような死をも予測した覚悟の人生と思いました。
その覚悟に対して第三者が、どのような反応をすればいいのでしょう。
私には、氏の覚悟の人生、尊厳にあふれた人生を黙って心に留める以外ないと思います。
世の中には、私たちに気が付かないとんでもない苦難の人生を歩む方がいます。
苦難を苦難と捉えずに、生きる証として個人を全うする人たちがいます。
私たちに知るべきことがあるとすれば、そういう個人の内面を見ることだと思います。
自分は、どうでもいい。他の人の心を知る。それさえ出来れば、未だ、救いはあるかもしれない。というより、魑魅魍魎の世界で生きるには、こういうことしかないと思う2019年でした。

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