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2018.01.12 Friday

Who is Mr. Trump?:レイコフ先生ダメですよ、メンタル・モデルです。

トランプという人が性格的にどういう人なのか分からなかった。分からないから、ほとんど書いたことがない。

最初から不思議に思っているのは、この人は何故大統領選に出馬したのか、動機は何なのかということ。今でも分かりません。
分かっているのは、この人の経済政策の根本に以下の二つがあることです;
1)世界中に戦争の火種をまき散らして軍産複合体を益すること。つまり、ロッキードマーチンなどの軍需産業の稼働率を上げること。日本に売りつけた兵器を考えれば分かることだが、サウジアラビアに10年間で40兆円相当の契約をしたことは記憶に新しい。ヨーロッパでも売りつけに成功している。シリアを見れば、もっと良く分かります。アメリカが云う穏健派反アサドミリタントに武器を供給しています。米軍も攻撃しますから、ミサイルでも銃弾でもヘリコプターでも税金で買います。ミリタント、実際はテロ組織ですが、そこへの供給も無償じゃないです。ミリタントは、彼らが支配する地域の石油や天然資源の獲得宣言を担保にして資金を調達するのです。当然ウォールストリートにも金儲けのチャンスが生まれます。ウクライナでは、重火器の提供を解禁しました。オバマの在任中は抑制していました。お金のないウクライナはIMFの支援を受けて購入します。IMFもアメリカの支配下にあります。大儲けです。中東ばかりか世界平和のカギと言われる”イランの核合意”(前回ブログで詳しく述べました)を破棄しようというのも、世界が収まったらお金儲けの種がなくなるからです。合意期間の終了する10年後にイランが核兵器開発をするかもしれないなどを破棄理由にするのは口実に過ぎません。
2)気候変動でパリ条約からの脱退で分かるように、これは、コークブラザーズに代表される化石燃料産業を保護するためです。しかも、これは第一の政策とぴったり一致します。石油、天然ガス、加えて金属資源を持つ中東や中央アジア(アフガニスタンはその典型)で、自分の云うことを聞く政権にしようとするネオコン戦略とぴったり合うものです。今回失敗に終わったイラン反政府デモ介入はこういう問題です。
Camp David

新年になって、大統領専用保養地キャンプ・デービッドで主要閣僚と共和党上院トップが大変いい会議をしたそうで、記者会見ビデオです。これを見て、トランプという人が少し分かったように思いました。(1月7日

 

 

私が、なるほどねと思ったところをありがたいことにツイートしてくれました。

 

1)初めての挑戦で大統領になったのは、利口どころか天才。精神的に安定した天才。

2)人生を通じて安定した精神と頭のいいおが財産。心のゆがんだヒラリー・クリントンも同じことを云っていたが破滅した。大成功したビジネスマンからテレビのスターに・・・(そして、世界最強国の大統領に)
私が思いましたのは、この人は疑いもなく「自分を天才と思っている。頭がいいと信じ込んでいる。そこにウソ偽りなどない」ということです。
そりゃそうでしょう。お金がっぽり儲けて、テレビの司会者か何かで結構人気があって、大統領選勝利です。多くはそう思うんじゃないですか?
このような輝かしい経歴の人は、何百万人か何千万人に一人なのは確かです。これには文句のつけようがないです。
疑問があるとすれば、そのすばらしい成功が頭の程度と関係あるのかということじゃないですか?
この人の予備選での他の候補者とのやり取りやツイートを見ると、この人がReactiveな人であるのは間違いありません。Reactiveは反応の良いという見方が一般的ですが、人の性質ということでは、「あまり深く考えずに反応する人」という意味です。
そこに、あくまでも仮説ですが、「この人はReactiveであることが頭のいい証拠と思っている」というのを加味すると、何となく分かるような気がします。(疑問だらけに一本の線が見えてくるという感覚)
Reactiveと思ったのは、これが最初でした。共和党予備選で最後まで残ったテッド・クルーズがモデル時代のメレニア夫人の写真でトランプを揶揄した時の反応。

 

これで、返しますか?クルーズの奥さんの顔を変形させちゃって・・・品のない男だなと思いました。(ここ注意してください。品のない男と思ったのは、私のメンタル・モデルでトランプの行動を評価しているのであって、トランプのメンタル・モデルと無関係です。)

無礼極まりない奴ですよ、ったく。(これも、私のメンタル・モデル

時間があれば、こんなものもご覧ください。(これは、余計なお世話

こういう思い付きをトランプは頭がいいと思っているんですね。(これは、仮説を正しいとした場合のことです。トランプがそう思っているどうか未だ分かりません。)
これも、同じ類。(同じ類かどうかは、見る人によって変わるかもしれませんが・・・)
金正恩が、「アメリカが核戦争やるきなら核のボタンは机の上にあるのでいつでも押せるぞ」と云ったことに即対応して、「こっちのボタンの方がでかくて強力だ。こっちのは偽物じゃないぞ」とツイート。
どう考えてもバカじゃないですか?(これは、1)仮説が正しい、2)同じ類という二つの条件に立った場合の判断に過ぎません。未だトランプがバカかどうかわかりません。)

レトリックなんてもんじゃないです。後先考えている訳でもない。単に、そういう素早い反応が受けるから頭がいいと思い込んでるんでしょう。(これは、仮説を三つの事象―事実ーに照らした私自身の判断です。未だ仮説が正しいかどうか分かりません。が、ここまでくるとほとんど正しいです。)
後先など考えていないです。キャンプ・デービットの記者会見にありますが、北朝鮮が平昌オリンピックに選手団送るという質問に対して、韓国大統領から電話があって、「北朝鮮に対する(トランプの)強い姿勢のお陰だと感謝された」と云いました。
そんなこと云う必要もないでしょう?でも、云っちゃうんです。どうでもいいことなのに。人生に自信満々ですから、全部、自分のお陰
(こういう余計なことを云う人はこの人だけじゃないです。私もやりますし、多くの人がやります。ここ注意してください。私はここで人間の普遍的な属性を持ち出してきました。これは、視点と云っていいと思いますが、メンタル・モデルを見る時にすごく重要な視点です。普遍的なものはほとんど真実ですから、仮説に一本芯が通ったという感じですね。)
ついでに、仮説ですけど、ケツの穴もちっちゃいんじゃないですか。(仮説、仮説をサポートする事象、普遍性から新たな仮説が生まれる例です。
仮説からトランプのメンタル・モデルを考えてから4日後の昨日(1月11日)、これを読みました。
トランプとバノンの関係がおかしくなったベストセラー。読んでません。ニューズウィークにあったもの。20の内、人物分析に関係あるものだけ挙げてみました。
著者の言い分がすべて正しいかどうか知りません。が、このようにトランプを見る人がいるというのだけは確かなのでしょう。
本なんか読まないよ、文章だってちゃんと読まない。誰も、本人すら、選挙に勝てるとは思ってなかった。勝ったら大変なことになる。自分でべらべらしゃべってゴシップが出ると「誰だ、リークしたのは」となる。選挙期間中も憲法なんか知ろうともしなかった。マクドナルドを食べるのは、安全に調理されていると思っているからだ。
バカの類ですね。
この本の著者は、ホワイトハウスの内側の人たちの話を記録して書いたものだそうですが、私の仮説(行動様式からのメンタル・モデル分析)が正しいと云っていることになりませんか?
3. Trump didn’t want to win, and no one in his campaign thought he would win. “Well, it would only be a problem if we won,” ­former national security adviser Michael Flynn assured his friends about his decision to accept $45,000 for a speech in Russia.
8. Trump eats at McDonald’s so often out of paranoia and because he is a germaphobe. "Long afraid of being poisoned, he would say that one reason why he liked to eat at McDonald's was because nobody knew he was coming and the food was safely prepared," the book says.
11. As a candidate, Trump had no interest in learning about the Constitution, which he knew very little about. “I got as far as the Fourth Amendment, before his finger is pulling down on his lip and his eyes are rolling back in his head,” said Sam Nunberg, a former adviser to the Trump campaign.
14. Trump reassured Melania that he would not win the election. On election night, when it became clear that he would win, "Melania was in tears—and not of joy."
16. Trump never reads. “He didn’t process information in any conventional sense. He didn’t read. He didn’t really even skim. Some believed that for all practical purposes he was no more than semiliterate,” the book says. 
20. Trump would share private details about himself, then get upset when information was leaked. "As details of Trump’s personal life leaked out, he became obsessed with identifying the leaker. The source of all the gossip, however, may well have been Trump himself," Wolff writes. "In his calls throughout the day and at night from his bed, he often spoke to people who had no reason to keep his confidences."
そこで、私の仮説の詰めに入ります。
トランプのようなReactiveで、自分に有り余る自信、自己拘泥の感情が強すぎる人は戦略的思考を持ち合わせないということを確認したいのです。
私は日本をアメリカの支配から抜け出させたいと活動を続けています。
バカだろうが何だろうがアメリカ大統領は権力を持ってますので、彼の戦略思考をきちんと見なければならないからです。
そこで、ネオコンの理論支柱であるロバート・ケーガンが2016年7月、つまり、大統領選挙4か月前に民主党候補ヒラリー・クリントン支持の旗色を鮮明にした理由を改めて調べました
トランプ支持拡大が経済の低迷からきていると思っている。確かにそれもあるかもしれない。しかし、トランプが有権者に与えようとしているのは経済上の救済ではない。彼の公約が日ごとに変わるのをみれば明らかだ。彼が与えているのは、態度だけであり、荒っぽい強さとか男気のようなもの、きめ細かな民主主義文化の粗野な否定、それらを信じる支援者が生まれれば、結果的に、アメリカ国家の弱体と無能力化になるということなのだ。
We’re supposed to believe that Trump’s support stems from economic stagnation or dislocation. Maybe some of it does. But what Trump offers his followers are not economic remedies — his proposals change daily. What he offers is an attitude, an aura of crude strength and machismo, a boasting disrespect for the niceties of the democratic culture that he claims, and his followers believe, has produced national weakness and incompetence.
トランプの支離滅裂で矛盾だらけの発言は一貫している。つまり、支持者の敵意と嘲りの感情を煽って訴えている。それに、恐怖心、嫌悪、怒りという要素を加味している。彼の公の場でのスピーチは、イスラム教徒、ヒスパニック、女性、中国人、メキシコ人、ヨーロッパ人、アラブ民族、移民、難民を脅威、あるいは嘲りの対象とした攻撃か物笑いの種にするという構成である。
His incoherent and contradictory utterances have one thing in common: They provoke and play on feelings of resentment and disdain, intermingled with bits of fear, hatred and anger. His public discourse consists of attacking or ridiculing a wide range of “others” — Muslims, Hispanics, women, Chinese, Mexicans, Europeans, Arabs, immigrants, refugees — whom he depicts either as threats or as objects of derision.
政策みたいなものが正にそれで、外国人と見た目の非白人に対してタフになる公約である。国外追放、入国禁止、暴力で屈服させる、嫌なら金払え、それも黙れである。
His program, such as it is, consists chiefly of promises to get tough with foreigners and people of nonwhite complexion. He will deport them, bar them, get them to knuckle under, make them pay up or make them shut up.
いいですか、元々大統領になれると思ってもいなかった、目立ちたい、ビジネスで大儲けしたから他人をバカにする、しかも、有色人種を蔑む。憲法も知らないし学ぶ気もない。こういう人です。
日本は、戦後制度的にアメリカの奴隷みたいなもの。日本人、有色人種です。危険そのものじゃないですか?
それから、大統領は権力者です。権力に引っ付いていれば何かと有利になると思う人は多いです。しかし、大統領だけで戦争などできません。オバマ大統領もウクライナのクーデターを事前に知りませんでした。トルコがロシアの爆撃機Su-24を撃墜したことも知りませんでした。4年ごとに選ばれる大統領とは違って、CIAや軍は継続しているのです。
ポッと大統領になっても外交や軍事には素人と同じです。ディープステーツというものの怖さがそれです。
ロバート・ケーガンやイスラエルの強力なロビー団体AIPACが怖いのはそういうところなんです。しかも、彼らは選挙で選ばれるわけではありません。
何でも、アメリカとひとまとめにして物事を見るのも危険ですし、大統領がすべてと見るのも危険です。ディープステーツも一枚岩ではありません。それぞれがそれぞれの部署で権力争いしているのです。そういう中で、私たちも狙いを定めて戦わなければならないのです。

このスクリーンショットは、トランプが記者の質問に対して、自分は素晴らしい大学を出ているから始まって経歴を自慢するシーンのちょっと後ですが、キャンプデービットに集まった要人たちです。一番左がポールライアンで下院議長。三人目がミッチ・マコンネル。上院のマジョリティ・リーダー。四人目がポンセオCIA長官ですが下院議員です。右から三人目がエクソン会長だった国務長官ティラーソン。トランプをバカと呼んだとかで一時騒動になりました。その右が国防長官マティス。政治家連中とは違ってこの二人は(私には)どことなく白けた感じがあるように見えました。恐らくですが、「やってらんない」と思っているんじゃないでしょうか。云いたいことは、お互い観察を良くしましょうということです。物事を動かすのは、あくまでも人です。組織を動かすのも国を動かすのも人です。
人を見る。人のメンタル・モデルに入り込む。
私たちが社会を良くしよう、国を良くしようと思うなら、詰まるところは人対人です。
実は、このブログを書くきっかけになったのは、こういうのを見ちゃったからなのです。1月10日
私は、Shiraishiという人もレイコフ教授も知りません。調べてもいません。ツイートから判断するだけです。

トランプは頭がいい、頭の回転もいい。戦略にも優れていると云っているのです。
変だな〜というのがきっかけです。
特に、気になったのが一番。問題の構図を素早く断定。おひょひょとなりました。

それで、レイコフさんのを見た。そこに、Preemptive Framingというのがある。知りませんから調べました。面倒だからグーグル翻訳でズル。英文にリンク貼りました。日本に勢いのあった時なら日本語版もあったろうに。

社会科学では、フレーミングは、個人、団体、社会がどのように現実を体系化し、知覚し、伝達するかについての概念と理論的な視点から構成されています。

フレーミングには、マスコミ、政治的または社会的な動き、政治指導者、その他の主体や組織による社会現象の社会的構築が含まれます。言語コミュニティーへの参加は、必ずしも単語やフレーズに起因する意味に対する個人の認識に影響を及ぼします。政治的には、宣伝、宗教、マスメディアの言語コミュニティーは非常に争われていますが、あまり激しく守られていない言語コミュニティーでの枠組みは、明らかな紛争の少ない文化的な時間枠にわたって、目に見えないほど有機的に進化します。

フレーミングそのものは、思考過程や対人コミュニケーションのプロセスを強調するかどうかによって、2つの方法のいずれかで構成できます。思考の枠組みは、現実の精神的表現、解釈、および単純化からなる。通信中のフレームは、異なるアクター間のフレームの通信からなる[1]

観客とどんな種類の情報が提示されているかに応じて、肯定的または否定的なものとして、コミュニケーションにおけるフレーミングを見ることができます。

フレーミングは、状況や問題の関連する側面のサブセットに焦点を当てて現実を単純化する、異なる方法(フレーム効果を参照)または強調フレームとして描写された論理的に等価な代替物を表す等価フレームであると理解することもできる。 「同値フレーム」の場合、提示される情報は同じ事実に基づいているが、それが提示される「フレーム」は変化し、したがって参照依存の知覚を生成する。

フレーミングの効果は、多くのジャーナリズムのアプリケーションで見ることができます。同じ情報がベースとして使用される場合、問題を取り巻く「フレーム」は、実際の事実を変更することなく、読者の認識を変えることができます。政治やマスコミの文脈の枠組みでは、一定の解釈を奨励し、他人を抑えるような方法でレトリックの要素のパッケージングを定義している。政治的目的のために、フレーミングは、しばしば解決を必要としている問題を暗示するような事実を提示する。政党のメンバーは、自らの政治的傾向に賛成する解決策を、現状の状況に最も適切な行動方針として現われるような方法で問題を絞り込もうとする。[2]

社会理論では、フレーミングは、個人がイベントを理解し、それに応答するために依存する、解釈のスキーマ、逸話とステレオタイプのコレクションです。[3]

言い換えれば、人々は生物学的および文化的影響を通して一連の精神的な「フィルター」を構築します。次に、これらのフィルタを使用して世界を理解します。彼らが選択するものは、フレームの作成の影響を受けます。

フレーミングはまた、社会学の重要な要素であり、人間同士の社会的相互作用の研究でもあります。フレーミングは、日々のデータの伝達と処理の不可欠な部分です。成功したフレーミング技術は、受信者が既に知っているものに接続できるように情報を文脈化することによって、無形のトピックのあいまいさを軽減するために使用できます。

大先生ダメですよ。太字部分。メンタル・モデルのことじゃないですか。
トランプのメンタル・モデルに入らないで、ご自分のメンタル・モデルで人を見たらダメと云っているのに。
しかもですよ、2から4は、ほとんど人間の普遍的な属性でしょう。固有の人のメンタル・モデルを分析するのに、そこに入っちゃいけないと云っているのに。
ですからね、とんちんかんな分析になるのです。
1)メディア攻撃は、選挙キャンペーン中からやっていることで、ヒラリーばかり応援するメインストリームメディアを攻撃して乱暴者の白人層の支持を得る戦略ですが、トランプの発案かどうかは分からない。
2016年8月から方向転換した”バーニー・サンダースのパクリで低所得層に対するアピール”は、コンウェイの戦略。
2)スケープゴートを攻撃し本質の話を逸らすというのは、Reactiveと自信満々の攻撃性からくるもので、本当の問題から意識をそらすというのはないんじゃないですか?本当の問題など知らないトランプじゃないですか?
3)観測気球を上げて云々ですが、具体的に何を言っているのだろう?例えば、選挙期間中から、ロシアとは仲良くして中国を痛めつけるということでした。しかし、ロシアゲートが始まると、表面上は中国に媚びる風に変わりました。北朝鮮で中国をなだめすかして圧力掛けましたが、中国もトランプのいい加減さに頭に来て最後は突っぱねました。これは、観測気球と関係ないですよ。元々、トランプに確たる外交方針などないです。イランも直球でした。そして、失敗。
4)そして、一番目の「問題の構図を素早く断定」というやつ。何を言っているのかさっぱり分かりません。トランプがやってきたことに何らかの問題に対処などないですよ。医療問題も税問題も共和党路線だし、外交は、ネオコン路線だからオバマよりは強く見える。しかし、イラン核合意破棄も共和党戦争屋路線。
言語学者だけあって政治・経済・外交に疎いのじゃないですか。

分析の設計ができていないのです。
困ったな。
行動様式学序論(イノベーションのメンタル・モデル)の”ゥ瓮鵐織襦Ε皀妊覯鯡析斥と手法”にリンク貼りますので、そこをよく読んでもう一度設計考えたらいかがでしょうか。

Shiraishiさんのコメント読んで感じるのは、昔よく言われたアメリカかぶれかな。
もういい加減、アメリカから脱皮しましょうよ。
ハーバードやMITに別れを告げて、独創的な発想で物事進めましょう。
それと、社会学ってやつ。
これが分からん。
社会学ってビジネスのことじゃないのかい?特に、マーケティング。
社会は動く。
日本の1億2千万の内、仕事をしている人は8000人強。社会の変化に対応してビジネスも動く。変化に適応できなければビジネスは成り立たない。生活そのものだ。
マーケティング実践せずに社会学もないだろうに。
ああ疲れた。

 
2018.01.10 Wednesday

タイミングを外すと二度とチャンスは来ない:イラン転覆企みの因果関係

室町無頼の一文「自分でじっくりと考え、事象をゆっくり煮詰めて判断をせぬ。その孤独で苦痛な作業に根を上げ、たちまちしびれを切らす。是か非かの、安易な答えを示してくれる者に、群れを成して一斉に縋ろうとする。」の”じっくりと考える”は、時間を掛けろという意味ではありません。

 

ビジネスのイノベーション・プロジェクトは勿論、今の日本の状況を変えようと思うなら、”できるだけ時間を掛けずにじっくり考えなければなりません”。
戦いには時(タイミング)があるからです。
タイミングを外すと二度とチャンスは来ないことが多い。後れを取り戻そうとすると普通では思いつかない知恵が必要になり、時間も掛かります。

2014年11月18日衆院解散、12月14日選挙は現在の日本に導いた運命の選挙でした。

「アベノミクスの信を問う、消費財アップ延期を問う」という解散理由は、国民を欺く理由でした。選挙の狙いは7月1日の憲法再解釈による集団自衛権閣内決議を国会審議することなく、衆院選挙を勝つことで国民が容認したことにして、米国の望む日米二カ国共同防衛ガイドライン改訂にありました。
まさか騙されないだろうと余裕がありました。解散前にブログを書きました。

解散直後も、まだ余裕がありました。茶化してました。

2014.11.19 「安倍しんちゃん、みえみえですがいい戦略です

茶化してられなくなったのが11月23日。

11月23日の東京新聞に「景気 原発 基地…テーマは多いけれど 見極め じっくり」という記事がありました。

衆院解散から一夜明けた二十二日、衆院選の投票先と、選挙で重視するテーマを市民に尋ね、シールで投票してもらう市民団体のイベントが、JR川崎駅前であった。参加した有権者の声を聞くと、投票先を決めかねている人が多かったほか、さまざまなテーマに関心が集まり、戸惑いが感じられた。”とありました。

簡易出版で「あなたの戦略力テスト(安倍解散の真意)」などと半分遊んでいたのが、焦りに変わりました。Facebookで叫んでも信用されなかったです。

自公が大勝するのは分かってましたので、翌年3月ぐらいになるガイドライン改訂に合わせて、国際世論に訴えられないかと考えました。集団自衛権は憲法違反だからガイドライン改訂は無効という世論形成で日米両政府に圧力を掛けられないものか。選挙前から年明けまで、孤独で苦痛な作業をしました。1月6日前までのブログ見ればわかると思います。
しかし、誰も見向きもしなかったです。そして、4月末ガイドランが改訂されました。

ガイドラインは改訂されてしまいましたから、集団自衛権が憲法違反という主張は使えなくなりました。
悩みました。
それで、安倍さんの国会答弁を見て思いついたのが、「この人は弁別能力がないから、安倍さんの集団自衛権閣内決議は無効」という主張で攻められないかと考えました。
当初、アメリカで訴訟を起こしてやろうかと思ったのですが、この案に唯一人賛成してくれたアメリカ在住の友人が自らの訴訟経験から、アメリカでやるのは難しいとおっしゃってくれたので、日本国内で何とかしたい。Facebookで、「私が安倍さんの名誉棄損している」と吹聴してくれと何度も投稿したのですが、誰も乗ってこず空振りに終わりました。
選挙にさえ騙されなければ、話は簡単でしたが、相手は相手のスケジュールで走ってますから、こっちの打つ手がどんどん難しくなるという実例です。
そして、これが最後の手だなと思ったのがフクシマ4号機の隠蔽暴露。隠蔽はオバマ大統領ですし、アメリカから借りた兵器級プルトニウムが大量に飛散したのは大スキャンダルですから、こっちが優位に立てるチャンス。
これを起爆剤にして戦後の米国の日本支配構造に風穴を開けるという狙いでした。
手紙をNHK会長に送ったのが11月6日。枝野フクシマ当時官房長官に送ったのが11月30日。東京オリンピックを自主返上させるとの狙いを書いてますし、ブログにも書きましたから関係者にはある程度連絡が言っているとは思います。こういう動きに対しては相手は無視するしか方法がありません。当然、返答などある訳もないです。何故東電に送らないかとか、官邸に送らないかという質問か助言がありましたが、「一番無視する相手に送ってどうするのか、少しは頭使え」と思いましたが沈黙は金。
戦いには時(タイミング)があるというのは、この具体例で分かると思いますが、この間の作業は、本当に孤独で苦痛です。ものすごい数の資料を検討しながら考えに考え抜きます。この場合、常に戦う戦略(仮説)を持ちながら資料に当たります。そうじゃなければ、時間の無駄になります。スピードが要求される場合には、特に、そうしないと何事もできません。
そこで、ちょっと難しいこと言います。

じっくり考えるというのは、能力をaとし、時間をTとすると、考えた結果Y=aTという関係になります。ここはいいですね。

時間を短縮して同じYを達成するにはaという常数(IQとしてもいいでしょう)を大きくしなければなりません。しかし、急にIQを上げるなどできません。したがってaは一定。一定のものをどうやって大きくするかという課題になります。
答えは、Y=at∑Fです。tはTより短い時間。Fはフィールドですが、答えを出すのに必要な知識領域の”広さ”と知識領域間の”因果関係”という意味です。そして、”広さ”と”因果関係”を並行処理する。それが∑(総体)という意味です。

答えを出すのに必要な知識領域の”広さ”と知識領域間の”因果関係”という意味を説明します。

この図は、論文「行動様式学序論:イノベーションのメンタル・モデル」のチャンピオンの行動様式にあるものです。

 

アメリカの研究者が、開発中の除草剤の土壌挙動の研究を学会誌に投稿しようとした時、待ったを掛けました。向こうはカンカンに怒りました。「渡辺、一度くらいはこっちの言い分も聞け」と。
その論文は技術的に間違っていると具体的に技術説明をして事なきを得ましたが、その論文が世に出るとややこしいことになるという私の頭の中身を示したのがこの図です。

ビジネスですから、目標は年売り上げ120億円です。(実際には250億円になりました)
その120億円を達成するための様々な要素との因果関係をスケールの重なりで示したものです。
周辺にあるのが、このような因果関係を見出すために背景となる知識です。私は、契約書でも特許申請書でも自分で書きます。その上で、弁護士や弁理士のチェックを貰います。利益計算は自分でやります。イノベーションの最初の段階に会計士などの出る幕はありません。
イノベーションを引っ張ろうとすれば、一般に云う専門分野の知識も持たないと専門家を使いこなせないのです。
120億円という売り上げ目標は私が立てたものですから、それを達成するのは私の責任です。製造コストは製造部門の予測を貰いますが、後になって、間違ってたとなったらどうします?
専門分野の人の言い分を鵜呑みにしたら後になって取り返しがつきません。自分が納得するまで検討した結果、彼らの予測を使えば、間違っていたとしてもそれは私の責任です。私が、相応の知識を持って彼らを使いきれなければ責任の取りようがありません。失敗して誰かの所為になどできません。
普通のビジネスマンから見れば、この知識領域は格段に広いです。当然ながら、農薬開発技術や毒性研究の実験方法や評価も分かります。
そして、その一つ一つが、目標の120億円にどう関係するのか知らなければならないのです。ここに挙げたすべての要素は変化します。研究所の報告書が変化をもたらす可能性があると見抜き、一瞬の内に120億円の目標に具体的にどのような形で影響をもたらすのかを因果関係によって判断します。
化合物の特許は20年間です。時間を掛けてじっくり考えていれば、特許の独占期間を短くするだけです。時間と競争します。その結果、通常商業化まで11.5年掛かるのを8.5年でやりました。特許独占期間を3年長くしました。売り上げにして750億円分のメリットです。時間を掛ければ競合の参入を許します。マーケットシェア90%など取れなかったでしょう。したがって、実質的にはその倍、1500億円。営業利益率は40%でしたから、600億円の価値。このイノベーション・プロジェクトにおける知識領域と因果関係把握の価値です。このプロジェクトの投資額は40億円でしたからこの価値の大きさがわかります。
イノベーションはチームの仕事ですから、勿論、私だけの貢献ではありません。それが成し遂げられたことには三つの重要な要因があります。
1)日本とアメリカ東海岸の時間差:半日違いますから、一日24時間がそのまま使えます。夕方、日本から送った仕事の依頼を相手は朝受け取ります。彼らが彼らの日中(私は睡眠中)してくれたことは、翌日朝私の手元に届きます。逆も同じです。物理的な時間差が実は大変に有利になりました。ロンドンだとこうはいきません。重なる日中時間があるので、無駄が出ます。
2)この無駄にならない時間差を、さらに有効にするのが仕事のスピードです。相手の要求や質問を、事前に自分の頭で処置していれば間髪を置かずに回答できます。こっちがそのリズムで球を返すと相手の玉の返し方も早くなります。これが、海を越えたチームのリズムを作ります。リズムは互いの頭を活性化していい意味で競争状態を作り上げます。効率が極端に上がります。
3)そして人材能力。トップ5%しか採用しないと豪語していた名門デュポン社でしたから、みな一流のビジネスマン、一流の研究陣です。そういう人材同士でなければ、時間差も使えませんし、玉のやり取りのスピードも上がらなかったでしょう。
そこで、∑Fを社会問題で考えようと思います
知識の広さと因果関係を並行処理すると言いましたが、この際、並行処理は忘れてください。
知識は広くないとどうしようもないですから、情報を得る努力だけはしなくてはなりません。すぐ白黒つけるのを止めて疑問は疑問のままにしておくを大原則にして。
因果関係については、もしかすると解決策はあるかもしれない。
前回、同じテーマGMで比較した大前氏と三橋氏。お二方には人の存在がないといったものです。
今回、さらに考えると、違いがもっと明確になりました。
1)お二方には、時代背景の認識がないのに気づきました。2008年11月オバマ大統領が生まれました。リーマンブラザーズ破たんの二か月後。世界金融恐慌の真っ只中でした。大失業時代の到来とも予想されました。このような状況の中で大統領になった人の心の内に入ろうとしない。「人がいない。自分しかいない」なら、時代認識にまで及ばないのも致し方ないかもしれません。そして、これは多くの人に共通の弱点です。
他人に対する同情を口にしても、実際には自分しかいない。そんなところに本当の優しさなどありません。
2)さらに、オバマ大統領がGMを救った場合、日本の自動車メーカーに影響を与える、日本経済そのものに大きな影響を与えるかもしれないという危機意識がないのです。
以下は、オバマ氏が大統領選に勝った直後に書いた私の危機感です。ブログには最悪のシナリオを想定しています。

米国で、GMとクライスラーが政府からの支援を得ようとして苦悩していることはご存知だと思います。現時点では明確な見通しは得られていないようです。自力で立ち直るのはほとんど不可能という報道すらあります。
・・・・・
米国は、自動車産業を潰すことはできません。お金をいくらつぎ込んでもすぐに燃費の良い、競争力のあるエコな車ができる訳ではありません。
このシナリオは自然の流れです。米国はこのように考えるはずです。米国の自動車産業を守り、失業率を抑え、実体経済を強くしようと思えば、必然的にこの論理に帰結します。論理ができれば、後は実行するだけです。

日本経済に対する悪影響を心配していましたから、GMの推移と共にアメリカ経済の推移状況を追いました
GMとトヨタが1984年に設立した合弁工場NUMIIからGMが撤退しトヨタも撤退するという話が出た時、「撤退したらトヨタはやられる。撤退しないでGMを支援する形を採ればトヨタの名声がゆるぎないものになる」と警鐘を鳴らしたのが2009年7月でした。撤退発表が8月28日。あっという間にやられました。

 

15か月後には、何の問題もなかったことが証明されました。画像は、電子出版にリンク貼りました。

大前さんも三橋さんも、日本経済の心配をして追っかけていたなら、あのようなOp-Edやブログを書かなかったと思います。

時代認識のなさは、ちょっと救いがたい気もしますが、それは別にして、差はGMというよりオバマ大統領の経済政策が日本にどう影響するかを見てないことと思います。
助走とでも言えばいいのか、踏切る(自分の意見表明:決断)までの走った距離の違いとでも申しておきましょう。それが、因果関係を解くカギになるかもしれません。
助走という言葉は使えますね。
思いついたら直ぐ実践してみる。
元旦と二日のブログがすんなり分かる人はほとんどいないと思います。
分からない理由は、おそらく助走が足りないからです。
助走を補うと同時に、ちょっとだけ考え拡げることをつづきに述べます。

 

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2018.01.05 Friday

無知と傲慢の石牢から引きずり出せ:垣根涼介「室町無頼」

断定。傲慢。頑固」が私のレッテルらしい。

ず〜っとそう言われてきました。
ツイッターは勿論、Facebookにも厭きました。ブログの世界に戻るにしても望ましい日本を作る力にはならないことは承知です。が、心残りはあります。

昨年末、上諏訪の温泉宿に二泊した。10年以上も温泉に行ってないので、のんびりできるかなと。しかし、列車で読んだ垣根涼介の「室町無頼」が激しく襲い掛かってきた。のんびりどころじゃなくなった。

垣根が、”今”を描く、人間を描く作家なのは分かっていた。数年ぶりに読む垣根がどう変わったのかを読むのが楽しみだったが、いきなり脳天に衝撃を食らった。

道賢にはその時点で、おおよその見当が付いた。当世の官司ほど意気地のない者はない。朝廷の権威を笠に下々には威張り散らす反面、腕っ節の強い剛の者が現れると、たちまち腰砕けになる。おそらくは賊の脅かしに屈し、銭袋を渡した。が、他の関所の侍どもはたぶん徹底抗戦した。結果、斬り殺され、関所も焼かれた。関所狙いをした者の狙いも分かる。銭目当てもあろうが、官司の体たらくを満天下に晒し、朝廷や幕府の権威など怖るに足らないと知らしめようとした。おそらくはそんなところだろう。」(室町無頼 114ページ)
道賢は、主家を失った牢人300人を率いる京都治安維持民兵の頭領で同じく牢人。4人の主人公の一人である。関所破りは京都近郷の百姓自警団を束ねて土一揆を企てる牢人蓮田兵衛。剣の達人である。残り二人の主人公は、兵衛に拾われて棒術を極めようとする17歳の牢人、才蔵。そしてもう一人は、喰い詰めた武士の娘から遊女になった芳王子(はおうじ)である。
脳天に衝撃を受けたのは、「官司の体たらくを満天下に晒し、朝廷や幕府の権威など怖るに足らないと知らしめようとした」が、私のフクシマ4号機そのものだからである。
正月前の閑散期でもあり温泉を独占する贅沢に浸りながらも、フクシマ4号機の狙いが浸透しなかった情けなさもあって諏訪湖周辺を歩き回った。しかし、海と違う湖面の煩ささに辟易して翌日は、関ヶ原の5年前1595年に建立された唐沢山阿弥陀寺を目指した。林の中である。人っ子一人いない。頭のもやもやが消える期待をしながら登った。鐘楼と玄武岩の石垣を見て登るうちに腹の底から怒りが込み上げてきた。食うものも食えない山間の百姓に仏のありがたさを説き、施しと使役を得て阿弥陀寺かと思ったからだろう、たぶん。
しかし、怒りと同時に納得する自分がいるのも自覚した。「無知であっても何かに縋るのは文化を残すものなのだ。ここに来たのも縋りが導いてくれた賜物なのだ」と感心する自分に苦笑を禁じ得なかった。

自分は傲慢なのか・・・。
垣根は私に問いかけるのを止めない。棒術の老師が、何でも知りたがる才蔵を諭す部分です。

よいか。多くの人の不幸の一つはの、今は分らぬことにまで、ろくに考えもせずすぐに白黒を付けたがることにある。性急に敵か味方かを見分けたがる。所詮は下司の勘繰り、損得勘定よ。

じゃがの、世の中にはすぐに答えの出ぬこともある。時に非でもあり、時に是でもあることがある。是非を超越したものもある。それは、賽の目のように変わることもあるし、立場によっても変わる。死ぬまで答えが分らぬこともある。

が、悲しいことに、人は存外その不安に耐えられぬ。揺れ動く自分の半端な立場に我慢ができぬ。自分でじっくりと考え、事象をゆっくり煮詰めて判断をせぬ。その孤独で苦痛な作業に根を上げ、たちまちしびれを切らす。是か非かの、安易な答えを示してくれる者に、群れを成して一斉に縋ろうとする。また、そういう者どもに限って、自分の是と異なるものに非を鳴らす。挙句、無知と傲慢の石牢に入る。

今のぬしがそうじゃ。大馬鹿じゃ。分らぬことは分らぬこととして、当座は受け入れておく。時が経てば分かることもあるし、死ぬまで分からぬこともある。そんなものは文箱にでもそっと仕舞っておく。留保する勇気じゃ。文箱の中の存在を、分からぬままに受け入れ、尊重する。

ぬしにはその気構えが欠けておる。謙虚であれ。未熟な自分を受け入れ、人を盲従することなく、信じよ。間合いを測りつつも、相手を敬え」(戦国無頼 208ページ〜)

こういうことがあると、何だろうと思います。偶然を信じない傲慢な私でも。
上諏訪に向かう前、Facebookコメントに対する私の返し・・・。
北朝鮮沖の米韓日大軍事演習が、北の核脅威を大げさに煽って真の狙いは中国だったという予測をして慌てました。今でもほとんどの人は信じないと思います。二日ほどFB休みますので、予測とはどういう具合のものなのか書いてすっきり休みたいと思います。

1)ここに挙げたことを知らないと予測はできません。(背景と経緯、さらにアメリカのでっち上げの上手さとプロパガンダ力)
2)ここにはウクライナのクーデターを作ったヌーランドを例に挙げましたが、ネオコン戦略家ならどうするかのパターンも知らなければなりません。
3)一番大事なのは、やった時のメリットです。動機とそのメリットが大きければ、何かが起こります。
4)物事に偶然はないと考えられるかどうかは、あなた次第です。つまり、誰かの意志で物事が起こるかどうか。
5)中国の全中会、大規模演習時期、そして、付け足しの衆院解散。この一致に気付いた時、脳が1)から3)をアナログ的にすさまじいスピードで処理始めます。これが、よく私が使う情報の多次元多層並行処理というものです。

人工知能には絶対できない私たちの脳の素晴らしさです。


残念なことに、この脳力は生まれつきのもの(属人的)と言われて、1,000人に一人とか2,000人に一人とか言われています。頭がいいとか、学校の成績がいいとかとあまり関係はありません。私はミュージシャンの才能の方が良かったなと悔しい思いをしていますが、神様が意地悪してこういう力を与えてくれたんだなと思います。だから、私の所為じゃないですから自慢することではありません。
私の長い人生で、そういう資質(並行処理脳力)を持っている人は一人しか会ったことがありません。

訓練で何とか増やす方法を探ったのが論文「行動様式学序論:イノベーションのメンタル・モデル」です。
もし生きてたら、もう少し良い訓練方法を考えようかと思ってFBを休みます。

この投稿に、国際政治を熱心に勉強しているヨーロッパに住む日本人女性から、”安倍政権が一転、中国の「一帯一路」支持で動き出す経済界”という記事を引用して、「とすると、これはどういうことになるのでしょう。」という質問がありました。

この質問に対する私の返答が以下です。
わかりません。
あなたのコメント見ていて感じるのですが、1)これはどうなるのか?という質問はすごくいいですが、その疑問は自分に問いかけて、どうなるかを自分で考える。それを仮説と言います。仮説は口に出さない。他人にも尋ねない。2)自分のありったけの知識でどう展開するのか自分だけで考える。3)メディアの情報はあくまでもメディアの情報。その情報をバイアスにしてはなりません。
・・・・・
2)この件で云えば、私が仮説を発展するなら;
政治は経済に影響されるということ(絶対真実)。安倍さんが進めたTPPの先行きと中国のB&Rを経済界はどっちが得になるか考えているということ。これも当然。経済界が、米中ロ関係をどのように分析しているかは(私には)わかりません。既に、安倍さんが中国に接近し始めているのは事実と思いますが、安倍さんの腹の中も、それと日米政治関係との絡みも今はわかりません。
ただ、うっすらと、経済界が中国の勢いに遅れてはならないという機運が生まれているのだろうという感じを持ちますが、あくまでも感じです。それが安倍さんに強い圧力になるだろうとは思います。しかし、日本国として接近しすぎるとアメリカは黙っていないだろうと想像します。
一方、中国は(これはロシアも一緒ですが)、日米軍事同盟に何らかの形でくさびを打ち込みたいと考えています。経済力は中国の武器です。それを材料にして、懸案の歴史問題や領土問題に優位な立場に立ちたいとしています。(これは、当たり前です)
来年、安倍さんの訪中と習さんの訪日も政治課題に上っているようです。こういう中で、アメリカとしては未だ使える材料としての北朝鮮衛星打ち上げ予定問題をどう処理するつもりなのか。それ次第では、日中の雪解けなのかどうかわかりませんが、それも左右することになります。
・・・・・
3)全部、疑問ばかりです。中にある経済界、中国とロシアが日米関係を弱めたいというのだけが唯一事実と考えていいことです。それを中心に進展を見守ります、私の場合。
疑問には、決して白黒つけないこと。疑問は疑問のままにしておくこと。疑問は、記憶に定着する。白黒(勝手に)つけると、よほどのことがないと記憶は消えます。
4)疑問がたくさんあって、疑問に対する答えは互いに矛盾する場合が多い。頭のなかが疑問だらけなのが、突然、一本の線でつながる。自然につながる。それが、疑問に対する解です。
無理につなげてはなりません。
あなたの疑問を大事にすること。
老師の諭しと似てませんか?知らないものは知らない。疑問は疑問のまま。白黒つけない。
私は、competitiveな男と言われます。アメリカ人からもよく言われました。競争心が強いという意味ですね。
自分でもそう思います。が、競争は嫌いです。負けず嫌いなのは100%確かです。
競争は嫌いですが、Competitiveな自分もあると思うのは;
1)戦略分析・立案という領域で、他の人との相対位置を客観的に知る(competitive?)
2)その領域で抜きんでいたいという願望は強かった(competitive)
3)しかし、敵わないと思う人がいればあっさりあきらめる(not competitive)
自己評価なら1勝1敗1引き分け?ですか。つまり、他人の見る目が正しいのかどうか私には分かりません。

論文「行動様式学序論」の「3.  本論の関連研究と用語の定義を読んでいただければ、ビジネス戦略に関する私の相対位置がおわかりいただけると思います。少なくとも2011年時点で、”戦略立案のための予測を可能にする思考パターンをメンタル・モデル”と定義した人は世界にいませんでした。

予測能力を高めるためのウェブ活動を行ってきたので、不特定多数に影響を与える著名なコンサルタントやオピニオン・リーダーがどの程度の戦略能力を持っているかは気になりました。
比較するには、同じテーマで自分が何を書き、比較する人が何を書いたかのみで相対位置を確認します。客観的にするためにはできるだけ同じテーマでなければならないという原則です。つまり、自分が精通した領域以外で他人を評価するのは、それこそ傲慢と思うからです。多くの人と比較しましたが、ここでは代表的な例に留めます。
日本トップの戦略家と言われる大前研一氏
圧倒的なファン数を誇る三橋貴明氏
お読みになれば、私が彼らと何がどう違うかか分かると思いますが、違いは、お二方には人がいないということです。GMという対象物対お二方という関係。
私の場合は、対放物GMの戦略立案者の立場から、どのようにして5兆円の投資を回収するかという、視点じゃなく、戦略立案者になり切って作業をしているのです。これは、大変に労力の要る作業です。
この違いはすぐ分かりますから、私がかなり特異な位置にいると確認できた訳です。
しかし、こういう人たちに人は集まっても、私には集まりません。
おそらく、知名度だけでなく彼らの方が多くの人が欲しい答えを与えてくれるからではないかと思ってきました。
自分でじっくりと考え、事象をゆっくり煮詰めて判断をせぬ。その孤独で苦痛な作業に根を上げ、たちまちしびれを切らす。是か非かの、安易な答えを示してくれる者に、群れを成して一斉に縋ろうとする。また、そういう者どもに限って、自分の是と異なるものに非を鳴らす。挙句、無知と傲慢の石牢に入る。
残念ながら、これが世の中です。
前掲の大前研一氏のOp-Ed分析に次の文章を書きました。私は、孤独で苦痛な作業を無機の作業と呼んでますが、その違いは「有機、無機という言葉」をクリックして読んでください。
私が論文「イノベーションのメンタル・モデル」で定義しているメンタル・モデルは、知識と思考パターンという狭義である。
それは感情と無関係。「食べログ」に関するブログで、有機、無機という言葉を使った。英語の訓練も無機であり孤独で辛いものだとも書いた。

私の過去9年間の記録です。ブログ、論文、ホームページに証拠があります。これらも基本はすべて同じ、対象物に入り込んで物事を見ています。
1)2009年 オバマ政権の気候変動対処戦略を予測しました。当たりました。(2015年判明)
2)2009年 トヨタ車リコール事件がオバマ政権のGM再建の戦略と見抜きました。当たりました。 
3)2011年 論文をオンライン公開しました。
4)2013年 アベノミクスの結果を予測しました。当たりました。
5)2014年 フクシマ4号機から兵器級プルトニウムが飛散したと推測しました。当たりました。(2016年判明)
5)2014年 衆院解散が集団自衛権による日米防衛ガイドライン改訂にあることを見抜きました。当たりました。
6)2015年 シリア上空トルコによるロシア爆撃機Su-24撃墜がアメリカの戦略と分析しました。当たりました。
7)2016年 南シナ海で中国とフィリピン間に紛争勃発を予測し止めようとしました。
        私の所為ではないですが止まりました。
8)2017年 米日の北朝鮮挑発軍事演習が、中国全中会ぶち壊し習金平揺さぶり戦略と見抜きました。
                     当たってますが・・・
9)2018年 イラン反政府デモがアメリカとイスラエルがMEKを使った政権転覆工作と見抜きました。
                     当たりました。が、新たな紛争を防止するために何をすべきか考慮中です。
楽しんでいますが、孤独で時間の掛かる苦痛な作業の結果です。
不幸なことに、他の予測でも外れたことはありません。
但し、この次の予測が合うかどうかはわかりません。やってみなくちゃわかりません。
「断定。傲慢。頑固者」のレッテルに相応しい実績と自画自賛しています。
心残りというのは、私みたいな者を育てなければならないのかな、とちらっと思うこと。
いつか、そういう人が必要になる時代や場面があるかもしれない・・・。
ないかもしれない・・・。
蓮田兵衛は土一揆を企てその最前線に自分と共に立つ才蔵を育てるために10か月間死と隣り合わせの訓練を老師に委託するのです。
兵衛も土一揆が持続するとは思わず、前例を作るために捨て石になるという考えなのですが、その結末に垣根の迷いが見えるような気がしました。
垣根は、希望を書く作家です。
今の日本の状況を室町時代に重ねて見ているのですが、現代の土一揆とは一体どういうものか、答えは誰にも出せないのかもしれない。
実は、もう9年になるのです。現代の土一揆を考え始めてから。
個人の時代到来に心を燃やして、はい、しかし、石牢に入る人たちを止める手立てを見出すことはできませんでした。悔しいことは悔しいです。
ただ、大前さんや三橋さんのような望まれている答えをしないで、たった一言で石牢から引きずり出すことができるような修行が足りないのではないのか自問しています。
今は、皆目見当がつきません。
ところで、この小説のレビューにこういうのがあります。
・・

すらすらと読めるんですが、登場人物の描写も弱く、読んでて自分にはあまり実りがなかったというか?
ハードボイルド小説で、主人公の成長小説として読むのはありなのかもしれませんが、室町時代を舞台にした歴史小説としてみた場合はインパクトも弱かったですね。作品の印象度は低い。

好き好きの問題を論じても始まりませんが、この人はストーリーは読んでも書き手である垣根の中には入っていないということは分かります。
この人も一種の無知と傲慢の石牢に入っているのかもしれない。
改めて、垣根がいい作家だなぁと思ったのは、遊女芳王子を書いた部分です。続きで、少し読みましょう。

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2018.01.02 Tuesday

目が離せないアメリカのイラン転覆劇

前回、イランの反政府デモは、米欧とサウジをバックにしたMEKと断定した続きです。
マリャム・ラジャヴィは、イラン政府転覆を図る高名なイスラム原理主義集団のリーダーで、夫はMEK創立者、マスード・ラジャヴィである。
Maryam Rajavi (born Maryam Qajar Azodanlu, مریم قجر عضدانلو, on 4 December 1953) is the leader of the People's Mujahedin of Iran, an organization trying to overthrow the Iranian government. Rajavi is also the President-elect of National Council of Resistance of Iran (NCRI), based in since 1993. She is the wife of Massoud Rajavi.

MEK創立者マスード・ラジャヴィ。

MEKは、カルトの匂いがぷんぷん。カルトの特徴の一つは、女性信者が教祖に肉を献上することと思うが・・・

カルトと決めつけるのは、逆プロパガンダの可能性もあるので、慎重にしなければならないが、カルトだろうが何だろうが、次の映像でどひゃ〜。
アメリカ共和党アリゾナ出身マケイン。軍需予算獲得に最も影響ある委員会の委員長。脳にがんができて療養中だが、引退の可能性大。民主党が補欠選挙を獲るのではないかと共和党は戦々恐々。
ベトナム戦争で捕虜になり苦労したのは事実だが、戦争屋のロシア嫌いは彼のトレードマーク。プーチンは、ベトナムで捕虜になって頭がおかしくなったんだろうと皮肉。
ウクライナ・マイダン。アメリカが名付けた民主化平和的デモが、国務次官補ビクトリア・ヌーランドが仕掛けたネオナチを使った親ロシア大統領ヤヌコビッチ政権転覆クーデターだったのは世界周知の事実。マケインは勿論、大活躍。右の画像は、ウクライナ政権転覆主役ビクトリア・ヌーランドを書いたブログにリンク。
   
マケインがイランにも出演するのです。
マケインのこの映像は、2017年4月。トップの”イラン解放大会”が2017年7月。トランプのイラン・テロ国家名指し国連スピーチが9月19日。そして、前回見たキャンプの位置。さらに、イランの反政府デモがイラク国境に近い南西部の都市で発生していることから、嫌でも影の演出者が誰かわかります。
簡単な構図です。
もう少し、わからないようにできないものか・・・ネオコンに雇ってもらいたいものだ、大金で。
サウジアラビアが出してくれるだろうよ。

イスラエルも関与しているから、そうだな、大金の他に、このお尻もおまけにしてもらいたい。

Press TVはイランです。当然、プロパガンダ要素はあると思ってご覧ください。MEKがカルトなのは間違いないとは思いますが。

しかし、ここで終わってはいくら何でも面白みがない。あっ、マケインか。アメリカの得意の工作だじゃ、幅も奥行きもない。実に詰まらない。イランを勉強します。

ラジャヴィが死亡していると最初にウェブに書いたのが、メーディ・カーザリ(Mehdi Khazali)という人。この人がまた、大変な人で、宗教と政治が一体化すると碌でもないと正論を繰り広げるイラン政府批判の筆頭格。何度も収監されているし、大統領選に立候補しようとしても、資格なしと拒絶されてきた。

ちょとややこしくなります。カーザリに行く前に、この人を。シャーラム・ジャザイエリ。24歳で既に3,000万円以上のお金を持っていた若き起業家で、賄賂や何やらの罪を犯し、イランの最高指導者カーメナイに賄賂なのか何か知りませんが、35億円の小切手を送ったそうです。カーメナイの弟に16億円。そして、監獄に。27年の懲役刑。それが、2004年。そして、2007年2月。イラン当局が彼を護送中に逃亡したと発表。画像にリンクしたウィキペディアにそうあります。人の好さそうな顔をしていますが。

監獄に入っていてもパソコンを自由に使う優雅な生活で、護送中に逃亡したと云っても、007じゃあるまいし。とにかくウィキペディアでは埒があきません。
でも、いるんですね。おかしいと思って調べるジャーナリストが。そして、こう云います。
ジャザイエリ事件の最も怪しい点は、彼が、イランの由緒あるエリート官僚の子供たちとの密接な関係があることで、そこに根深い腐敗がある。メーディ・カーザリもその一人なのは疑いのないことだ。船舶を購入して2〜3人の別の人に売った、と。この英文に銀行や基金が出てきますし、Tomanというのは担保証券のことです。金融のさまざまな手法を用いて賄賂を隠すのでしょう。反政府の論客という表の顔とは別の一面がある訳です。
さらに、

But probably the most scandalous aspect of the case is the extensive connection of Jazaeri with the children of senior conservative clerics, commonly known as the “Aghazadehs”- which in Persian means the children of prominent gentlemen. This issue was so serious that soon after the corruption case was officially filed, the head of Iran’s judiciary stressed that he would pursue the violations of the children of senior clerics, and announced, “We would pursue the ‘Aghazadehs’ cases by starting our investigation with those closest to us,” [Javan, July 31, 2002].

At about the same time, an informed judiciary authority told Iran newspaper (May 1, 2002) that regarding the charges of having monetary connections with Mehdi Moghtadai (the son of Iran’s former Attorney General) and Mohammad Dorri Najafabadi (the son of Iran’s former Minister of Intelligence), Shahram Jazaeri has said that the son of another prominent official involved in the scandal was Mehdi Khazali (the son of a former member of the Guardian Council). The then secretary of Jamiat-e Motalef-e Islami party (Islamic Coalition party) Habibollah Asghar Oladi said the following in this connection, “The case regarding the son of Khazali is clear. He had purchased a ship and sold it to 2 or 3 separate buyers,” [see December 24, 2001]. At the same time, Mohsen Refighdoost too had spoken about an unreturned 330 million Toman debt that Khazali’s son had with Refah Bank, [see Hayat-e No, December 24, 2001]. Another “Aghazadeh” in financial corruption is Nasser Vaez Tabasi, the son of the head of Astan-e Ghods-e Razavi Foundation (who was also the principal suspect in another corruption case known as “Makaseb”), on whom Do-Kuh-e publication wrote, “After Astan-e Ghods-e Razavi Foundation had provided the guarantee/bail for the release of Nasser Vaez Tabasi from prison … ayatollah Vaez Tabasi’s son was making efforts to obtain the satisfaction of those who had complained about him and pay 7 Billion Toman to them,”.

・・・・・

さらに、の意味ですが、保守系メディアのプロパガンダは特筆もので、カーザリ等超エリートの子供たちは、国外介入者の手先のジャザイエリに騙された被害者であるとしたことだ。ジャザイエリの膨大な英国との電話代は、彼が海外工作員との接触を示し、彼が英国とフランスの銀行から借りたローンは海外との特別な関係を示している。さらに、彼がカタールの官僚と強い関係があることもわかっている。カタールはアメリカとイスラエルと繋がっているのは周知のことという別の情報もある、ということだそうです。

But perhaps the most scandalous of all was the propaganda that was being spread by the conservative press – as in the past – that Jazaeri was connected to “foreign” elements. This was done with the aim of making readers believe that those who had received bribes from Jazaeri were in reality victims of a plot concocted by foreigner enemies. In this light, an opinion piece published in Keyhan newspaper wrote that Jazaeri’s payments to some individuals through certain “third party intermediaries” strengthened the foreign-plot scenario in which Jazaeri had a mission from outside Iran, [January 24, 2002]. Furthermore, Javan newspaper viewed Jazaeri’s large telephone bill for conversations with parties in the UK, as “evidence” of his special relationship with foreign agents, [see January 29, 2002]. Jomhurie Eslami newspaper too viewed Jazaeri’s receipt of loans through a British and a French bank, to be proof that he had special foreign connections, [January 9, 2002]. A few days later, the same newspaper “presented new evidence” about Jazaeri’s foreign connection, which was that Jazaeri had been in contact with officials from Qatar, while Qatar had good relations with the US and Israel {Febryary 2, 2002]. It is bizarre that ayatollah Ahmad Janati, the secretary of the Guardians Council takes matters even further and says at a Tehran Friday congregation prayer that Jazaeri’s large wealth are “certainly suspicious because they could not be accrued without foreign or domestic connections,” .

The Hidden Half of Jazaeri’s Case

https://shahramjz.wordpress.com/2008/03/06/sha/

超エリートが堕落と腐敗で社会を壊すのは、世界中どこでも同じ。日本も同じ。エリートはお仲間集団。これも、どこの国も同じ。
垣根涼介という作家がいる。時代感覚に優れた人を描く作家だ。

誰もつかまなかった「きっとだれかがつかんでくれる」閲覧数だけは11,469、ダウンロード38なのだが。
ここに戻ろう。一人でも二人でも、持続させるために。
手取り足取りはしない。わかる者たちだけで鍛錬するだけだ。今日のブログもそのためである。

2018.01.01 Monday

アメリカのイラン政権転覆戦略:嫌になるが目が離せない

 

The mass demonstrations have gripped Iran since last Thursday, with thousands of people taking to the streets in a number of cities and demanding that government steps down and calling for the end to corruption.

アメリカの介入に間違いはないが、この年末の反政府デモは、極めて綿密に計画されたものと思われる。
昨年、6月にイラン議会と最高指導者アヤトラ・コメイニの寺院を狙ったテロがあった。
ISISが実行犯声明は出したが、それを疑う分析もある。画像にリンクを貼った分析は一読に値する。

 

1997年にアメリカ国務省がテロ組織と指定した反イラン民兵組織で最大のものにMEKがある。
Mujahedeen-e-Khalq (MEK) is the largest and most militant group opposed to the Islamic Republic of Iran. Also known as the People's Mujahedeen Organization of Iran, MEK is led by husband and wife Massoud and Maryam Rajavi. MEK was added to the U.S. State Department's list of foreign terrorist groups in 1997.
MEKは1960年代に結成され、1970年のイランのアメリカ大使館人質事件に役割を果たした組織であるが、その後紆余曲折があって、テロ組織と指定されてはいても、米欧がイランの政権転覆に利用しようとするにはもっとも使いやすい組織と言える。資金支援はサウジアラビアが主体で、社会政治的にはアメリカ、カナダが支持しているからだ。2017年9月19日、国連総会でトランプ大統領が、イランと北朝鮮をテロ国家と呼んだことで、米欧にとってMEK自体の位置づけが変わったことになる。
MEKについては、この文章で始まるGlobal Security Org.の記事が役立つと思われる。
US Secretary of State John Kerry used a visit to Albania on February 14, 2016 to thank the government for resettling members of the Iranian opposition group Mujahedin e Khalq, or MEK. Over the previous two years, Albania had taken in about 1,000 members of the MEK and had committed to resettling an additional 2,000, said a senior State Department official. Most lived in US-backed camps in Iraq. The US assistance included a donation of $20 million to the UN refugee agency to help resettle the MEK, said the State Department official. The US also provided Albania with security and economic development assistance, to help the country build up its physical capacity to house the refugees.
本拠地のアメリカが支援するイラクのキャンプの場所である。キャンプ・アシュラムも複雑なので画像にリンクしたウィキペディアをざっと読まれるとよろしいかと思う。

画像が見にくいのはご勘弁いただくとして、下のマップを見ると、現在のイランの反政府デモの位置づけがよくわかると思われる。
MEKの拠点キャンプは、バグダッドの北にある。青色の道路は、ユーフラテス川の西部をシリア政府が抑えたことによって、テヘラン(イラン)からバグダッド(イラク)を経由してダマスカス(シリア)、レバノンに兵器輸送の幹線が確保されたことを示す。イスラエルは、パレスチナのハマスを支援するレバノンのヘズボラを支援するイランが最大の敵である。

トランプ大統領のエルサレムがイスラエルの首都宣言は、日本に関係ないことではないんです。

2015年1月、安倍さんの中東訪問時に起こったISIS人質事件。その時、米・英のイスラエルを守るための中東戦略の一翼を担うとの意思表示をしました。遠くの出来事ではありません。否応なしに日本も組み込まれてしまいました。

2015.02.17 「米国の日本支配構造:その結果、今の安倍さんがある

一方、ISIS撲滅をシリア介入の理由とした米軍は、シリア政府とロシア政府の(ISはほぼ一掃されたから)シリアから撤退しろとの強い要求にも関わらず、引き続き駐留するとしている。兵士数2,000人。シリア内に13の急造基地を持っているが、その主体は、クルド支配地を意味する黄色部分のアル・ハサカ(AL-HASAKA)に駐留している。

昨年12月、アメリカCIA長官マイク・ポンペオがイラク戦線を指揮したイランの勇名を馳せるソレイマニ将軍に対して、「イラクにおけるイランの軍事行動はアメリカの利害を損ねるので止めろ」との公開レターを送った。

CIA chief Pompeo says he warned Iran's Soleimani over Iraq aggression」(DECEMBER 3, 2017 )

将軍は、受け取らず開封もしなかった。
この記事は、ポンぺオの意図に対するソレイマニ将軍のアメリカに対する回答。この回答は、ロシアを通じてシリア駐留の米軍に伝えられた。

IS掃討作戦は終わった。米軍のシリア駐留には我慢ができない。出ていけ。そうしないなら、出て行かせる。

メッセージを仲介したロシアは、「米軍に出て行けとは言わない。米軍の活動区域との識別を明確にしてクラッシュを避ける。しかし、イランは、米軍が駐在することで危険にさらされるシリア政権を黙って見ている訳にはいかないという明確な意志を持っている」と。

ソレイマニ将軍のメッセージは、「アメリカはこれまで経験しなかった手ひどい攻撃を受けることになる」というものなので、もしかすると、1983年にベイルートで大使館が襲撃され63人が死亡した事件に続き、米軍駐留宿舎が襲われて241人の死者を出した事件(前投稿)に匹敵するような”2018アル・ハサカ”(シリア北部の米軍駐留地一帯)事件が起こるかもしれないという不吉なものである。

シリアから米軍が撤退しない理由が、1)あくまでも支援するクルドを独立させてシリアを分割する、2)イスラエルを守るためにシリア政府に圧力掛け続ける、3)イラン政権を転覆する、という三つの目的のためというのが明らになった。反政府デモによる政権転覆は、2011年のシリア、2014年のウクライナで使った手と全く同じパターンです。

イランは、それを十分承知しているのが、今日元旦のルハーニ首相の声明でもわかります。

しかし、アメリカもかなりの時間を掛けて準備してきたのがわかります。簡単に決着のつく話でないようにも思います。
一体、どのようにしてイラクやシリアの二の舞になるのを防ぐのか。
2018年が、さらなる混乱の世界になるのを予兆させる新年の幕開けです。
混乱に歯止めをかけるにはロシアの動きが鍵の一つになりますが、ロシアも3月の大統領選、6月のサッカー・ワールドカップに対してアメリカの妨害工作が露骨になってきました。アメリカの地球儀一杯使った軍事作戦と共にスポーツの世界から揺さぶりを掛けるアメリカ以外にはできない一大戦略には、嫌になりますが見ごたえのあると感心する自分もあります。
サッカーワールドカップとドーピング問題については、改めて書くつもりです。
2017.12.22 Friday

朝鮮半島の米韓日大軍事演習は中国狙いだった:安倍さんは知らないんじゃないですか?

外交や軍事行動に関して安倍さんが一体どこまで知っているのか疑問に思う。誰かに指示されたようにしているだけという疑いを拭い去れない。

I always wonder how much Mr. Abe knows what he is doing for diplomacy or military action. I can’t get rid of my doubt that he just does what he is told by someone else.

例えば、誰もが不思議に思った理由で9月28日突然衆院を解散して10月22日に選挙した。
その日程が中国共産党の第19回全中会日程と重なっていたのを知っていただろうか?

For instance, Mr. Abe suddenly dissolved the Lower House on Sep. 28 with no clear reasons for a snap election on Oct. 22.
Did he know its schedule overlaps that of the 19th CPC national congress?

米軍が指揮した10月17日からの大規模な米韓日軍事演習が、10月18日の全中会で金主席の再任指名をめちゃくちゃにするためだったことを知っていただろうか?
Did he know the massive military drill off Korean peninsula led by the US starting from October 17 was to make a precious mess of the national congress with Mr. Xi's nomination on October 18?

誰かが、海洋条約裁定を蒸し返すためにスカボロ環礁かどこかでフィリピンを使ってくると思った。というのは、マラウィのテロとの戦いで米軍との協力したこともあってデュテルテ大統領の米国に対する外交姿勢が揺らいでいるのがわかったからだ。

I thought someone would use Philippines around Scarborough shoal or somewhere to dredge up the UNCLOS arbitration because I noticed the sway of Mr. Duterte’s diplomatic stance for the US through the mutual military cooperation for the battle of Marawi.

私は、誰かが自衛隊戦闘機を撃墜するのではないかと心配した。2015年11月、ロシアの爆撃機Su-24がトルコのF-16に撃墜され、どっちが正しいのかわからない領空侵犯でロシアを非難した事件を知っているからだ。

I was afraid that someone would shoot down a Japanese fighter jet as we saw in Syria where Su-24 bomber was shot down by Turkish F-16 to blame Russia for unverifiable airspace incursion happened in November, 2015. 

正直なところ、その戦争戦略に気付いたのが10月14日で、フィリピン沖で発生した台風が南シナ海と東シナ海に来るよう祈った。そしたらそうなった。

To be honest, as I realized this war strategy only on October 14, I prayed for the huge typhoon originated off Philippines to take the course to cover SCS and ECS. And it did.

安倍さんが誰かが立案したこのようなゲームプランを知っていたとは思わない。

I don’t think Mr. Abe knew this kind of game plan someone had made.

日本メディアで安倍さんが中国との関係改善を望んでいるらしいというのは知っているが、彼が日本の国益のための確たる外交方針があるとはとても思えない。
I know from Japanese media that Mr. Abe seems to want to improve the relationship with China but it is hard for me to believe that he has his own principle for diplomacy for the benefit of my country.

こんな話をお聞きになったことはないと思います。
Facebookで、戦争止めるぞ、と叫びました。「当たったら大変なんだ。外れたら勝ち。当たったら負け」と。呼応してくれたのは10数人。中には、アメリカ議員何人かに”止めてくれ”とメールをしてくれた人もいましたが、ほとんどは、なんのこっちゃてなもんでした。祈りました、本当に。台風が来て演習できなくしてくれるようにと。
読んでも信じないでしょう。私は、何とか反対運動しているのじゃないです。戦争止めようとしたのです。
これが、全中会の日程。中国共産党の5年に一度の代表会議。18日には習金平主席の再任が決まることになっていた。
この日程が衆院の解散から選挙と重なっているのは事実ですね。

18日当日でも前日夜中でも、米韓が北朝鮮を攻撃したり、監視に飛行している中国の戦闘機が撃たれて撃ち返したり、誰かが自衛隊機撃ち落として、中国がやったと言ったら世界は騒然となります。アメリカメディアが、騒げば世界世論がそれを信じてしまう例は腐るほどあります。格好良く言ってますが、アメリカのソフトパワーというものの怖さです。
全中会続けられますか?
北朝鮮を抑えきれなかった習金平に対する非難が湧きあがりませんか?
習近平の指導力が問われませんか?
中国内部の反習金平一派が騒ぎ出しませんか?
安保理常任理事国同士の力関係に影響しませんか?
ロシアと協力関係にあるロシアに対しても非難が湧きあがりませんか?
全中会を混乱させるメリットは、アメリカにとって大きいと思いませんか?
選挙中の日本も、直ぐに憲法改定です。9条はなくなるでしょう。
辺野古反対運動など、直ぐ潰されますね。反対もしにくくなる。
今よりも厳しい戦費調達予算編成になります。社会保障は削られ、医療負担は増え、税金は上がります。「日本を守れ〜」の風潮が一気に出来上がります。
安倍さんにとってメリット大きくないですか?
事を起こす動機になりますね。十分すぎる動機です。
じゃあ、どうやって事を起こそうとするか。方法です。
これは、ご存知ですね。空母打撃陣(Carrier Strikes Group)は、駆逐艦、巡洋艦、その他を引き連れ、戦闘機の離発着で攻撃する態勢です。演習と言ってますが、何時でも戦争できます。原潜まで。

民間のCIAと呼ばれるシンクタンクが定期的に米海軍がどこで活動しているかを教えてくれます。
左が空母打撃陣、右は、水陸両用戦軍団です。

そして、これが、空母打撃陣の航跡と配置。ルーズベルトが、ペルシャ湾からインド洋を通って来ました。

韓国軍兵士30万人、アメリカ兵士約2万、加えて自衛隊。
北朝鮮、中国が動けば、何が起こるかわかりません。
気付かなかった人は心配しないでしょうが、全中会の重要性と大規模演習、そして、衆院選挙の日程が重なったことに気付いたら誰でも心配したでしょう。
神風が吹いたんです。
南シナ海から東シナ海に、ぴったり。演習台無しでした。
私が一番したのが、尖閣上空で監視にきた中国の戦闘機を領空侵犯と言って米軍が自衛隊に撃たせるとか、米軍が自衛隊機を撃って中国の所為にするとか、アメリカはそういうことをやるので心配しました。
嬉しかったですよ。演習台無しだなと。取り敢えず、難を逃れたな、と。

でも、みなさん、信じませんね。
私は、心配ばかり。
2012年にフィリピンが南シナ海の中国の主張する9ダッシュラインの無効を訴え、自国の主張する環礁が領土とする裁定を海洋条約機構(UNCLOS)に求め、その裁定が2016年7月12日に出て、フィリピンの主張を認めました。スカボロ環礁はフィリピンが提訴するまでは漁民同士のいさかいはあっても互い漁をしてましたが、フィリピンの提訴に怒った中国がフィリピンをシャットアウトしました。アキノ大統領からデュテルテ大統領に代わって事なきを得ましたが、その時は空母打撃陣が二セット張り付きました。
三セットというのは、東シナ海、南シナ海の両方で事を起こすことができる陣容です。
UNCLOS裁定の時も、戦争を止めようと必死でした。この時は、3月から空母が南シナ海を離れた8月まで緊張のしっぱなしでした。
しかし、5月に一本ブログ書いただけで、後は、中国のグローバルタイムズで他のアジア人向けに戦争を止めろ、と、中国にASEANとの外交をちゃんとしろなどと投稿しました。戦争起こってしまったら、憲法改悪などあっと言う間です。今だって、既に戦時体制政策(社会保障費削減、医療費負担増、税金引上げ、公共料金引き上げ、軍事費増加等々)になっていますが、それも、もっと厳しくなります。
その時のFacebookです。空母打撃陣が帰途に就く前、中国がある地域で軍から住民に避難命令が出ました。左側に赤丸がありますが、そこに水陸両用戦軍団がいました。何事もなかったですが、ハラハラしました。

この際、南シナ海もちょっと見ておきましょう。台風に邪魔されて、アメリカの目論見は失敗に終わりました。でも、しつこいですから、今後のためにも。

南シナ海というと中国の人口島ばかり話題になりますが、全体ではこういう状況です。埋め立てないで標識を立てるのをPostと言いますが、一番多いのはベトナムです。

私の予測は正しかったと思います。
ここからその検証に入ります。
1)全中会を境に態度の変化
トランプの訪中時でも、アメリカは中国に対して北朝鮮にもっと圧力を掛けろと注文を付けてました。中国は国連安保理の北朝鮮経済制裁のアメリカ提案にその通り賛同しました。
アメリカに気を遣っているな〜と思ったのは、9月のシリアのケミカルウェポン事件で、米英仏はアサド政権非難安保理決議をしたしたのですが、それまで否決していたのが、一転して棄権に回ったのです。ケミカルウェポンはアサドが使った訳ではないので、ロシアは一貫して拒否権行使しましたが、中国が棄権した時はちょっと驚きました。どちらかと弱腰的な中国が、10月18日に習金平再任になって最初に人民軍に出した指令が、「常に、臨戦体制を採れ」でした。
2)アメリカに対する断固とした対決姿勢
北朝鮮のミサイル発射と核実験の国連経済制裁提案にロシアと中国は、ダブル・フリーズという「北は核実験もミサイル発射も止めろ。同時に、米韓は大軍事演習で挑発するのも止めろ」という提案をしていましたが、米英仏の反対で陽の目をみることはありませんでした。そして、11月29日の北朝鮮の米本土に届くというミサイル発射になりました。実は、このミサイル発射の報道ではグローバルタイムズの報道が最も遅かったのです。そして、出たのは発射だけを報じる淡々としたものでした。
ところが、アメリカの国連大使ニッキ・ヘイリーの発言に対する反応がこれまでなかったものでした。

日本の報道にはありませんでしたが、中国は、4月と7月に、かなり強いメッセージを送っていました。「北朝鮮が米韓を攻撃するなら中国は中立を守る。しかし、政権転覆を図ったり、38度線を超えたら、中国に対する戦争行為とみなす」というものでしたが、このニッキ・ヘイリーの言葉に対しての反応は、これまでとはまったく異なるものでした。
朝鮮半島で戦争が勃発する可能性が高まっているいるが、中国が決める訳じゃない。国連安保理でアメリカにも北朝鮮にもどっち側にもつかない独立の立場で理のある解決策を求める。何が起ころうと中国は正面から受けて立つ。中国は国益を守るための備えは十分している。中国は誰にも何の借りもない。他国はこれを肝に銘じて欲しい。

The possibility of a war on the Korean Peninsula is rising and it is not decided by China. China's strategy should be maintaining its independent stance and principles, pushing the UN Security Council to craft the most reasonable policy and refusing to yield to either sides' extreme requests, be they from Washington or Pyongyang.

China will face whatever comes next. Beijing is fully prepared to use its prowess to defend its national interest. China owes no one anything, and other countries must know this.

「US, NK should not make China scapegoat」(Global Times Published: 2017/12/1)

北朝鮮問題はすべて中国の責任としてきたアメリカに堪忍袋の緒が切れたという完全な開き直りです。
このヘイリーの発言にはロシアの外相ラブロフも、「どういうことだ。具体的に云ってみろ。それによってこっちにもこっちの都合がある」という激しいものでした。
そして、ここからアメリカに対する遠慮がなくなって、シリアに対する経済支援を公言しました。兵士も送るような情報が流れましたが、それはしないようです。Belt & Road(一帯一路)で、早くもシリアからテヘラン(イラン)を通って中国に鉄道をという気の早い話も出ています。

3)決定的なのは、トランプの新安全保障戦略”アメリカ・ファースト”
字幕なしで恐縮ですが、前日、ファイナンシャルタイムズの速報でトランプ大統領がスピーチをするのがわかっていたので聞いた時の感想をFacebookに投稿しました。
就任から11か月で、ヒラリーが大統領になっていたらやっていただろうスピーチだな、これは。結局、1)軍事力で同盟国を守ってやるから金出せ、2)ロシアと中国はライバル、3)イランと北朝鮮は、改めて敵と宣言。これは民主主義という価値?を全面に出して、アメリカに従わない国は政権転覆する全くのネオコン路線。
この人には、元々外交政策などないからこれまではどっちに向かっているのかさっぱりわからなかったが、これで、はっきりした訳だ。

トランプの安全保障戦略スピーチに対する中国の反応(12月19日)。グローバルタイムズの論説は、中国政府の代弁です。 

トランプは中国とロシアを、アメリカの力、影響力、及び利害にチャレンジしてアメリカの安全保障と繁栄を侵食する修正主義国と決めつけた。
He defined China and Russia as "revisionist" countries that "challenge American power, influence, and interests, attempting to erode American security and prosperity." The document also pillories China for seeking to "replace" the US in Asia and claims that China "expanded its power at the expense of the sovereignty of others."
テキストには中国が33回も使われ、ほとんどが耳障りなレトリックに虚飾されているものだ。
In the document, the word "China" occurs 33 times, mostly couched in harsh rhetoric. 

トランプが中国・米国の経済関係を薄め、軍事対立関係を強めると云うなら、そうすればいい。東アジア諸国はアメリカに附いて行くことはないし、嬉々として道具に使われることもないと思っている。
If Trump wants to dampen China-US trade and intensify military confrontation, then let him just try it. We believe East Asian nations will not follow the US, nor are they ready to serve as its tool.

トランプのスピーチは語るに落ちたもので、これで、全中会狙いだったことはわかりますね。
それから、このブログの冒頭は、中国のグローバルタイムズに投稿したものです。私は、警戒されてもいるので、掲載されないかもしれないと思ってましたが、今チェックすると載せてました。知る限り、こんなことを書いた人はいません。何年か後になれば、誰かが書くでしょう。記事は、安倍首相が中国とより強い関係を望んでいるのは確かなのだが、信用していいものやらというものです。
トランプがネオコンに屈したというのは、私だけが云っているのじゃないです。ネオコンを知る人なら誰もが思うことです。このタイトルはネオコンの勝利?です。リンク貼っておきます。

また、ネオコンと云っても知らない人も多いので、過去ブログの一節を紹介します。

ネオコンの世界戦略

1)一極支配のために軍事力を増強し続けます。米国の軍事費が世界他国の軍事費の合計よりも多いという事実がそれを示しています。
2)経済戦略は、ウォールストリートの“欲の経済”の世界標準化、いわゆる“市場原理主義(新自由主義)”で世界の富を収奪することです。
3)世界の不安定化による紛争は、米国の軍需産業に限りなく利益を与えます。ネオコン官僚と軍需産業とウォールストリートから資金を貰うネオコン政治家は、常に紛争の種を撒き散らします。それが、他国への際限なく続く介入です。日本は、もっとも介入し易い他国のひとつです。

この三つを頭に叩き込んでください。

その上で、この現実を見てください。


日本に米軍の基地が大量にあり、兵士も5万人います。日本の情報はどんなこともすべて筒抜けです。メルケルさんの電話が盗聴されていた事実を考えれば誰でもわかる筈です。 日本が、いくら軍備を拡張しても、日本会議に踊らされて安倍さんがいくら戦争しようとしても、米国の許しがなければできません。そして、東京裁判を非合法と責める相手は米国であるにも関わらず、仮想敵国にもできない実態を知っている筈の日本会議というのは、実に矛盾ですが、これを米国ネオコンの立場から見ます。

ネオコンから見る”日本会議”のメリット

“日本会議”もネオコン同様、“中国脅威論”を煽ります。 その結果、自衛隊が装備を充実化させて軍隊になり、兵士も増やします。米国に指図されて(安倍さんは米軍の指揮下に入ることはないと抗弁していますが、嘘です。)ネオコンの紛争創出の場に駆り出されます。これまで、米国を敵視してきた国々は、日本も敵視します。その結果、ネオコンの戦略である紛争の数及び地域が拡大する可能性はうんと大きくなります。

2017.12.19 Tuesday

怒りの沈着度:あなたのたった一つは何ですか?

戦争反対、核廃絶、原発再稼働反対、安保法制反対、種苗法反対、GMO反対。さらに、最低賃金引上げ要求。貧困反対。他にも沢山反対することや要求することがあって、デモ、スタンディング、集会、講演会などなどやってます。辺野古新基地建設に反対する退役軍人の平和活動などや環境破壊の石油パイプラインに投資する銀行を解約する活動もあります。これらの諸活動は、反対を達成する、あるいは要求を達成するための手段です。反対していることと既にやっている手段を一度切り離してください。その上で、
反対、あるいは、要求を一つだけにしてくださいと言われたら、あなたは、何にしますか?
・・・・・・・・・・・・・・・
本論

どっちに正義があるのか、先行きがどうなるのか、勝ち馬が誰になるのか、まったくわからないまま私たちは、米国ネオコンのパシリ、安倍さんにあっという間でもないか・・・バカ呼ばわりしてけなして喜んでいる間にこういう世界に引き込まれました。戦争の世界です。

安倍さんの経済政策や社会政策が”戦費調達”と考えたことありますか?

ないでしょうね。

リンクを貼ったブログは、いずれも2015年のものです。

安倍さんが就任したのは2012年12月
アベノミクスが登場しました。
小泉政権時代のような市場原理主義になるのではないかとの懸念から警鐘を発しました。
そして、その経済再建ですが、今のところデフレ解消とインフレ誘導のための金融政策と日銀問題ばかりが話題になっています。インフレ誘導結構ですが、小泉政権時代(2001年4月26日〜2006年9月26日)の再現にならないように注意してください。金融だけに目を奪われているとそうなります。
竹中平蔵が「産業競争力会議」のメンバーになったというのを知って、小泉時代と同じ社会格差増大路線になると思いました。
過去のパターンと比較して先行きを見る。これも演繹予測です。
安倍の登場後直ぐ、このような分析をしたかどうか、ご自身に問うてください。
そうしなかった人が大半と思います。
今から3年前、2014年12月14日の衆院選挙で、日本は根底から変わったのです。7月1日の憲法再解釈による集団自衛権閣内決議。反対が大きかったので、国会に掛けずに選挙にきた。アベノミクスと消費税延期に国民の信を問うという騙しの理由で。
いくら何でもこのウソに騙されないだろうと思ったが、騙されるなと叫びました。
しかし、騙された結果、自民党大勝でした。
安倍は、翌15日、しれっとして、集団自衛権も認めて貰ったと軽く言ったのですよ。
その結果、2015年4月、ワシントンの2+2(外務大臣と防衛大臣同士)で、日米共同防衛ガイドラインが改訂されました。アメリカが、恣意的に「安全保障の危機」と言ってどこかと戦争したら、自衛隊は参戦しなければならなくなったのです。1959年の砂川判決があるから(安全保障に関しては)憲法9条はあってなきがごとし。

ウサギとカメの話は知ってますね。地道にまじめにやれば勝てると。

 

この場合は勝てないんです。2014年12月14日が運命の選挙だったことが未だに認識していない人が大部分で、未だに安保法制反対ですからね。

そこに留まっている内に、先週の月曜、火曜日がこれです。

日本の報道にないから知らないのじゃないですか?

演習と言ってますけどね、完全装備です。ちょっとでも間違えば、ミサイル撃ちますよ。撃たれますよ。

間違い起これば、一瞬にして憲法改悪、戦費調達のための税金アップ、社会保障費カット。弱者切り捨てに一層の拍車が掛かります。

なのに、加計ひどいですか?

ピントズレてませんか?

走り続けるウサギとの距離は離れるばかり。

私がフクシマ4号機を何のために使おうとしているか、それがわからない人は、あなた自身を2015年11月18日(衆院解散)まで戻さなければ、わからないと思います。騙された人は謙虚になってください。
騙されたのに未だに気付かず、ピント外れのことやって偉そうにしないでください。騙されたのを反省して、三年前を取り戻すのをどうやればいいか、考えてください。
フクシマ4号機は戦いと申しました。三年前を取り戻すための戦いです。
どんな戦いでも敵に対する冷静な怒りが必要です。その怒りの沈着度に違いがあれば、戦いに臨む動機があやふやで目的もあやふやで、したがって、適切な戦略も立案できません。安保法制でも、辺野古や高江の座り込みでも、参加者と話すのですが、何と云えばいいのかな〜。
反対なのは勿論わかりますし、推し進めようとする政府に怒っているのもわかるのですが、その怒りのもう一歩深くにある怒りが何かわからないのです。
原発反対のその奥にある怒り。
種苗法廃止に対する怒りのもう一歩奥の怒り。
加計に対する怒り。そのもう一歩も二歩も深い怒り。
それは、多分同じものの筈です。突き詰めたら同じと私は思います。
デモに参加して他の参加者と他愛のない話をすることも多いですが、どこか白ける感じを持つのは共有できるはずの奥の怒りを感じない所為じゃないかと思うのです。参加した。声挙げた。終わりみたいな・・・
最近、Facebookでよく見かけるものに、日本の貧困率が16%で、先進国とは言えないと怒った投稿をよく見かけます。遅すぎるのです。今頃云っても。
これは、2013年3月5日に、ニューヨークタイムズに投稿したものですが、「私も社会主義者と呼ばれようが共産主義者と呼ばれようが構わない。アメリカの貧困率17%、日本の15%をこれ以上悪くしないようにできることをしよう」と。画像の下はこれを書いたブログです。
4月には、ニューヨークタイムズに元大統領レーガンの財務官だったストックマン氏が“アメリカ資本主義の堕落”と題した寄稿しました。青字の部分を投稿しました。段々、怒りが沈着して行きました。
「前々から思っていることなんですが、国民の大多数が職に就けないままで財政がストップして上下水道も使えなくなって国が破綻したら、どうなるのでしょうか?
トップ1%は、生活に必要なものを全部備えて重装備した元軍隊に守られた砦とか町とかそんなどこかに自分たちを隔離するのでしょうか?それとも、どこか安全な国に逃げるのでしょうか?
中国は軍備費と同じくらいの治安維持費を使っているようですが、そのような極限状況を考えたら大金持ちが元々ばかげた手段で手にした収入の70%、いや80%でも税金を払った方が安上がりと思うのですけどね。それとも、アメリカ人大衆は寛容で彼らの悪事を見逃すということでしょうか?


実際、水道止まったらどうしようか、下水が流れなくなったらどうしようかと恐怖なのです。日本でもバカが水道の民営化を企んでいます。冗談ポイです。
話はちょっとだけ逸れますが、確実に儲かるビジネスを民営化するのはイノベーションのチャンピオンとしてはもっとも忌み嫌うところです。
リスクなんかどこにもありませんから。
しかも、人間が絶対に必要とする水ですよ。
JR民営化をあまり評価しないのも同じ理由。確実な顧客がある公営事業を民営化すれば必ず政治とビジネスの癒着・腐敗が発生します。これは絶対真理。
お客がつくかどうかわからないのが新規ビジネスでありイノベーションなのです。
儲かることはじめからわかっていることやって面白いですかね?
電力会社がなぜ民間なのか、私にはこれも腑に落ちません。親方日の丸は嫌ですが、効率は、やり方の問題じゃないですか。

安倍さんが復活してから、このつをず〜っと気に掛けてきたのです。米国の世界軍事支配のパシリ国になること、そして、社会格差を作る経済システム。つまり、新自由主義(市場原理主義)経済。
沈着した怒りが爆発したのがこれです。
アベノミクス当初から称賛した経済学ノーベル賞を受賞したポール・クルーグマンに、「もう、褒めるんじゃない」と投稿をしたのが、2013年10月26日。
2013年5月から浜矩子さんという方が「アホノミクス」と呼んで大人気になりました。私は読んでないので、感想ブログにリンクしました。
アホノミクスの意味はわかりましたが、これは、浜矩子さんの見方です。
批判や反対は、戦うとは若干どころか全く違うものです
アベノミクスには安倍サイドの目的があります。彼らの目的がわからなければ、対抗戦略は作れません。アホノミクスと揶揄して喜んでいたらそこに目が向かないです。
アベノミクスが出てきた時から、私が、社会格差を助長するものかどうかだけに集中していたのは前掲ブログの日付からおわかりいただけますね。2015年にこう書いたブログがあります。
アベノミクスは、金融緩和、財政出動、そして第三の矢“成長戦略”という順序ですが、とっくの昔に、この順序が逆さまと指摘しました。いざなみ景気と同じようになるぞと。
円安と株高にはなっても輸出量は増えない。円安で物価は上がる。企業の内部留保は増加するが賃金は上がらない。したがって購買力は下がるからデフレは継続すると。

その通りになっているでしょう。

しかも、現在は“株主資本主義”ですから、利益第一になるので、経営者はイノベーションを活性化する研究開発投資と人材育成教育にお金がかけられないのです。イノベーションも人材教育も時間がかかります。
ですから、早急にデフレから抜け出たいなら購買力を上げて需要を増やし、企業の生産を増加させる以外にないのです。

購買力を上げるというのは、正規雇用を増やすことと富の分配率の話です。
しかし、安倍さんのやっていることは正反対。だから、イノベーションなど活性化しません。
そして、その実証結果がこれです。金融緩和した210兆円がどこに行ったか。株式などのキャピタルゲインに110兆円、社内留保に69兆円。GDP増加が4年間で31兆円。年平均約7.8兆円。年平均伸び率1.6%。

上の説明だけではわかってもらえないので付け加えます。
GDP(国内総生産)の中にそれぞれの企業が購入する材料・部品代、サラリーマンや契約社員の給料が入っているのです。円安になったから海外から購入する原材料や農産物の価格は上がりました。企業が生き延びるためには賃金を抑えなければならないでしょう?
企業の損益計算書を知らない人が多すぎる。簡単なんです。
利益=売り上げー(製造原価+一般販売管理費)
製造原価の主要は購入した材料や部品代と人件費。一般販売管理費の主要なものは人件費。
工場や事務所の賃借代とか電気代とか水道代とか減価償却費とかコンピューターとか事務用品などは経営者でもない限り知らなくていいです。上の方程式から、円安になって材料や部品代が上がれば、人件費をその分下げなければ同じ利益が確保できないでしょう?
だから、給料は上がらない。
・・
輸入農産物の価格は上がったので、物価は上がって生活は苦しくなる。
その結果、貧困率は上がります。
・・
賃金が下がったグラフをシェアして喜んでるのか怒っているのか知りませんが、どうして、そうなるかがわからない。貧困率16%に怒っても、そうなる原因を潰さなければ改善などできません。
しかし、GDPと損益計算の関係がわからない。新自由主義が何かもわからない。その恩恵を受けている強力な安倍支持勢力がいることもわからない。
安倍は株価の上昇を自慢してますね。
貧困率16%に怒っても、株価上がってるじゃないか、トリクルダウン効果でその内解決するからと言われると反論もできない。
それでも、貧困率16%のバナー持ってスタンディングするんでしょうね。
私の住む貧乏市営住宅。世帯数400。60歳過ぎが圧倒的。選挙の投票率高いです。テレビしか見ない。
安倍さんは背が高いから外国人に見劣りしないね、ですよ。
やっぱり、頼りになるのは自民党だね、ですよ。
この人たちに、新自由主義の話なんかしても、難しい話はね〜、ですよ。引っ越しした直後は、そういうこと教えようと声をかけてみたんです。反応なし。
若いお母さんなら、子供のこと大事に思うだろうし、大学卒も多いからちゃんと理屈を知って、反対するポイントを知って活動するかもしれないと、組織的な動きにしようとやってみました。が、結果は、同じ。加計と森友に血道を上げ、希望の党の正体見抜けず撃沈。そして、同じように16%貧困率シェアして、活動したつもり。
大体、貧困率16%に今頃怒る方がおかしい。
2009年に、「中位所得者の所得の半分以下しか稼げない貧困層。日本はワースト2位(14.9%)。アメリカ、ワースト1(17.1%)。北欧諸国はわずか5−6%。(北欧も今回の金融危機で多分数字は挙がっているはずだ。)
日本はもはや「平等社会」ではなくなった。その結果、社会は分断され、この社会が本来持っていた「一体感」「温かさ」「安心・安全」、「人のきずな」や「信頼関係」が棄損され、人々の孤立が目立つようになった。長期的に見ると、日本にとって極めて大きな損失だと思う」
と中谷さんが書いていた。
私自身は、貧困を作る市場原理主義(新自由主義)と戦うには、その論理的誤りを解明しなければならないと苦労しましたが、2008年8月にやっとブログすることができました。当時、ビジネス戦略に興味ある人が読者の大半で、一日平均400程度アクセスがありました。
2003年当時、郵政公社の常務理事で郵政民営化に反対して苦労され、辞任後市場原理主義反対の立場でブログを書いておられた稲村公望さんから、納得しましたと感謝のメールをいただきました。
簡単に云えば、お金持ちは必ずさらにお金持ちになるというのをベンチャー起業に対する投資力の差から説明したものです。
これは、理想状態を考える科学のやり方で、ベンチャービジネスの成功確率と特許のビジネス成功寄与度から、導き出した説明です。
金持ちは、調査(Due diligence:デューデリ)を十分にして成功度の高い(と思われる)ベンチャーを絞り込んで、尚且つ複数の起業に投資すれば、成功リターンの大きさから計算すると儲かる可能性は高いが、少ない資金で単一起業に投資するのは宝くじに当たるみたいなものなので、それを繰り返すと金持ちがますます金持ちになるという論理です。そのためには、以下の実態を知らなければなりません。
アイディアがビジネスに発展する確率です。商品化にまで行くのは3,000の内二つ。成功と言えるのは、一つ。アイディアの99%以上がものにならないということで、誰もが、自分のアイディアは素晴らしいと思うでしょうが、開けてびっくり玉手箱の確率だから、調査を十分して、確度の高いものに数多く投資できる方が有利ということです。

 

特許も同じことで、アイディアから特許申請に進めるものは、20分の1。特許を取れたとしてもビジネスに価値のあるものは、その10%未満。素晴らしい価値のものは一つという調査結果です。

したがって、ジョージ・ソロスの「すべてを市場に任せれば社会は平衡状態になる」という市場原理主義は謝りなのです。
平衡状態になるには、すべての人に同じような投資チャンス(つまり、貧富の差が極端でない状態)があれば、成功確率は誰にもわからないから、儲かるのが誰か、儲からないのが誰かもわからない。その結果、平均状態が生まれる。ソロスは、平衡状態の定義を語ってませんが、平衡状態と言うのは、各人が各人の能力に従って働けば、能力と努力に見合う社会になることと私は思いますが、最初から金持ちと貧乏人がいる社会では、規制をすべて外して市場に任せれば金持ちはますます金持ちになるということです。規制には良いものも悪いものもあります。それは、平衡状態とは何かを定義して検討すべきものです。
経済やった学卒は多いだろう?
ここで言ったような理想状態から市場原理主義を間違いと言ったようなことを習ったんじゃないのか?
報道見る限りではそんな経済学者見たことないですけどね。
教わらなかったら自分で頭使って考えればいいんじゃないですか。
言いたいことは、貧困率の改善を訴えるのなら、どうして貧困が増えるのか、その原因を突き止めて根源を質さなければならないということ。
そこで、大事な質問
戦争反対、核廃絶、原発再稼働反対、安保法制反対、種苗法反対、GMO反対。さらに、最低賃金引上げ要求。貧困反対。他にも沢山反対することや要求することがあって、デモ、スタンディング、集会、講演会などなどやってます。辺野古新基地建設に反対する退役軍人の平和活動などや環境破壊の石油パイプラインに投資する銀行を解約する活動もあります。これらの諸活動は、反対を達成する、あるいは要求を達成するための手段です。反対していることと既にやっている手段を一度切り離してください。その上で、
反対、あるいは、要求を一つだけにしてくださいと言われたら、あなたは、何にしますか?
物事にプライオリティを付けろと言われますね。上に上げたような諸々を比較したらダメです。全部忘れて、あなたが、もっとも大事と思うことを一つだけ。いくつもある中で1位、2位、3位というプライオリティを付けるんじゃないです。頭の中にあるものを全部捨てて、あなたの生き方そのものに向き合うのです。一つだけ。何ですか?
Facebookにいろいろな占いみたいのがありますが、一番気に入ったのがこれです。簡単な質問に答えるだけのものです。自分では50%ぐらいと思ってやったらこれ。
別にびっくりしませんでしたが、これが、非常に簡単な統計を使ったアルゴリズムからできていることは直ぐわかりました。
どんなアルゴリズムか想像しながら、あなたの一つだけを考えてください。

2017.12.16 Saturday

フクシマ号機:兵器級プルトニウム331Kg飛散したのがわからない?

 

前々回アップの「フクシマ4号機隠蔽工作がわからないという方に」では、フクシマ放射能放出を矮小化したのが誰か、どのような矮小化戦略を採ったのか、それを演繹予測手法で明らかにしました。

(注:このタイトルもグーグル検索でヒットしません。もういい加減諦めればいいのにと思うが、向こうには向こうの都合もあるのでしょう。)

今回は、この「内部告発を期待する」人に答えます。

 

例えば、4号機へのプルトニウムの輸送に関する衛星写真などを公開してくれ、実際に輸送を指示した人や指示を受けて輸送した人が正直に告白してくれれば、なお良いと思いました。渡辺さん一人が声を上げるより、その証人となるような人が現れれば、なお良いと思ったわけです。例えば、「911自作自演説」を説くカギに関しては、今は亡きアーロンルッソ監督のニコラス・ロックフェラーに関する対談が一つのカギになりますが、ほかにBBCの女性アナウンサーがフライング報道したことも、もう一つのカギになります。カギが多ければ、多いほど、そのカギを捨てようとする人達にとって、迷惑になります。

その人には、「秘密保護法に引っかかるからやらない。そういう情報を当てにするから、何時まで経っても真実に迫れない。そして、常に騙される。気付いたときは手遅れ。」と愛想のない答えをしました。
しかし、多分、私の返答に不満足でしょう。
私は、ブログも電子出版も、対象を、少なくともIQ125以上の人たちを想定して書いてきました。日本の全人口1.2億人の5%、およそ600万人。高校生以下と高年齢を除くと200万人弱。
演繹予測は、情報の多次元・多層並列処理ができる戦略的思考と密接な関係がありますので、その素養を生まれながらに持っている(属人的)人は、仮に、1000人に一人として、2,000人。多分、もっと少ないでしょう。
元々、そういうターゲットを対象にしてきました。三日前のイノベーションのメンタル・モデルの三冊合計閲覧数が83,700を超えていますが、演繹予測を使いこなす人が20万人になれば、日本は必ず変わる。権力や権威のウソに騙されないまっとうな国になるかもしれないということでやってきました。

4号機へのプルトニウムの輸送に関する衛星写真などを公開してくれ、実際に輸送を指示した人や指示を受けて輸送した人が正直に告白してくれれば」というのは、ウィキリークスなどに内部資料を渡すスノーデンのようなウィッスルブローワー(Whistle Blower)に期待している訳ですね。さらに、より確実な証拠を欲しいという、いわば、証拠主義という考え方に毒されている表われです。
騙す権力や権威は、できるだけ証拠を残さないように物事を進めます。別に、権力じゃなくとも誰でもそうしようとします。したがって、確実な物的証拠がなければ何事も信用できないと思う限り騙され続けます
私は、フクシマ4号機の隠蔽を司法の問題にするつもりなど、まったくありません。
NHKにフクシマの報道姿勢に問題があるとして受信契約拒否の手紙を送りました。手紙には、どうぞ裁判にしてくださいと申し添えました。裁判に勝とうが負けようが、裁判の記録に残す。運が良ければ、世間の耳目を集めるかもしれない。そうなれば、フクシマ隠蔽をまじめに考える人が増えるかもしれないという、いわゆる話題にすることで少しでも多くの人に知ってもらう。そういう意図です。
枝野さんへの手紙で、私がフクシマ4号機隠蔽を暴くことが、権力と権威に対する挑戦、戦いなのはわかると思います。戦いには時があります。この場合、東京オリンピックです。アスリートのことは考えます。頑張っているのに2020年が中止になったら可哀そうだと。返上してどこかで開催するなら、二年前が限度。したがって、年内に相手にあきらめさせなければならないという時間軸です。
出てくるかどうかわからない内部告発者頼みなどできません。
331Kgが4号機から飛散したのを何時知ったか?
4号機からなくなったと思ったのは、中国が331Kgの早急な返還を急かした最後の記事に、IAEAの天野さんの回答がありました。2014年3月3日のブログに書いたものです。
火曜日、中国は日本の過剰な核物質保有に関する国際社会の懸念に対して早急に対応することを要求した。 
China on Tuesday urged Japan to respond to the international community's concern over its excessive nuclear stockpiles as soon as possible.
中国の疑問に関し、国際原子力機関の天野之弥理事が、“日本の核物質保有が平和利用のためであることを保証する”と答えたことに対して中国外務省スポークスマンは疑問を投げ掛けた。
Chinese foreign ministry spokesman Qin Gang made the appeal in response to a question regarding International Atomic Energy Agency (IAEA) Director General Yukiya Amano's comments saying the agency could ensure Japan's nuclear material is for peaceful use.


回答は記録に留めるが、回答そのものは何の答えにもならず、国際社会の疑惑と懸念を高めるものとスポークスマンは語った。 
Qin said China has taken note of the IAEA chief's comments, but the statement had failed to reassure and has raised doubts and concerns among the international community.
“日本が、実際必要とする量を超える核物質を保有しているということか?平和利用のためにそれほど多量の微妙な核物質を必要とするのですか?”と質問し、本問題を真剣に取り上げてできるだけ早く説明するよう要求した。
"Has Japan kept an excessive amount of sensitive nuclear material that is beyond its actual needs? Does one need so much sensitive nuclear material for peaceful use?" Qin asked, urging Japan to face up to the issue and give explanations as soon as possible.
Beijing urges Tokyo to address nuke concerns」(Xinhua | 2014-3-5)
この年の1月末に、オバマ大統領が日本に331Kgを返せという報道を読んだ時に、不思議に思いました。英文にPressureという単語が使われていたのです。アメリカが急かしている印象を受けました。この兵器級プルトニウムは冷戦時代にアメリカが研究開発用として日本に貸したものです。単なる貸し借りの話です。それが、何か揉めてでもいるような感じで、私は、ホワイトハウスがメディアにリークしたものと思いました。
すると、中国がこの331Kgを取り上げました。最初が、2月17日。立て続けに、19日、20日。そして、上に掲げた天野さんの回答が報道された新華社通信3月5日の記事。
天野さんの回答おかしくないですか?
中国は、連続して、早く返せと云っているのに、“日本の核物質保有が平和利用のためであることを保証する”はないでしょう。
東海村に厳重に保管されていたら、”何時、何時返します”になります、常識的には。
この常識と、違うな〜というのが、記憶スイッチをクリックします。
みなさん、気づきが大事と言います。気づきというのは、別に大したことじゃないのです。ごく当たり前の疑問に過ぎません。ただ、記憶スイッチにクリックが入るかどうかは、どんな知識や情報が脳内にあるか、それに依ります。
私は、2013年12月には4号機から放射能が飛散したことは知ってました。
アメリカのブロガー、ハトリック・ペンリーがアメリカの情報公開法(Freedom of Information Act:FOIA)に基づく丹念な調査から、4号機の使用済み燃料プールの水がなくなって放射能が100%飛散した想定の気象庁の飛散マップも見ていました。2011年5月15日から18日の飛散マップです。確度の高い情報と思いました。画像にリンクした2013年12月10日のブログ 「安倍外交後回し:FOIAは特定秘密保護法案の対象ですか?」を読んでください。

オバマ大統領が4号機に蓋をしたのもわかってました。
このメールはオバマ大統領に届いている。(日本時間15日)

そして、このIAEAの15日のレターも。

オバマ大統領が、日本在住のアメリカ人に80Km圏外避難勧告を出した(日本時間17日)決断には、前掲の4号機から100%放出した場合の放射能拡散マップとメールがあったのは明らかなことです。
この時点で、アメリカら借りた兵器級プルトニウムが、何故か4号機にあって飛散したという確信はありましたが、それは、あくまでも仮説です。
私がブログに書いたのは、2014年7月20日ですから、そう思ってから4か月後のことです。確信はあっても、秘密に触れる大変なことですから直ぐには書けるものではありません。しかも、私自身、フクシマを書くにはいくらなんでも物を知らなさ過ぎる。
4月からさまざまな調査に入ってプルトニウム・スペシャルと題するブログを書き始めました。5月19日まで7回シリーズです。この一か月半で、国連もIAEAも、結局、原子力産業に牛耳られていること、そして、実際に読んだIAEA中間レポートのサマリーが、内容とは相当異なるというのもわかりました。
そうすると、隠蔽工作がどのように行われたかという全体図を掴まなければならないと思いました。
この辺りが、ちょっと他の人とアプローチが違うと思います。
私と同じように兵器級プルトニウムが4号機にあったのではないかと書いたブロガーはいます。しかし、それがアメリカから借りた331Kgと考えなかったにしても、普通は、兵器級プルトニウムがあったか、なかったかに突き進むと思います。
3号機にMOX燃料があったというブログはたくさんあります。ほとんど読みましたが、詰めが甘いという感じでした。それでは議論にならないし、私の云う”戦い”の糸口にならないと思いました。 
全体図を掴む中に、何故、東京がオリンピックを招致できたかという素朴な疑問がありました。私は、落選するだろうと思ってましたので、IOCは、落選理由を何と云うだろうということに興味がありました。まさか、フクシマの放射能が問題だから落選とは云えないでしょうから、どんな理由を付けるのかなと思っていたのが、あっさり東京に決まりました。
IOCが政治的な存在なことはわかり切ったことですから、やりやがったなと思いました。
オバマ大統領が4号機に蓋をしたのは、パトリック・ペンリーのFOIAメールから明らかです。加えて、オバマ一期目の経済顧問が、GEの会長だったのが頭にありました。
GEは、税金を一銭も払ってない企業なのに、オバマもおかしなことやるな〜と思ってましたから。GEはフクシマ原発のメーカーで、世界原子力協会に君臨する企業でもあります。
東京オリンピックの誘致について、ここまで考えた人はどのくらいいるでしょう。
ほとんどいないのじゃないでしょうか。
考えなかった人は、前々回のこのチャートを見て、これが、戦略ステップだ、と云ってもわからないでしょう。
さらに、大事なこと。
アンダーコントロールと言った安倍さんをウソ付き呼ばわりしますね。戦略を読もうとしたら、そういうことを考えちゃいけないのです。
大体、安倍さんの頭の程度を厳密にわかってないから、そういうことを言うのです。他人をけなす前に、その人の頭の中を覗かなければならないのです。覗かないでウソ付き、バカと言ったら、言った途端にあなたの頭はそこでストップします。
覗いていれば、安倍さんが誰かの描いたシナリオ通りに動いているだけじゃないかと考えます。そうすると安倍さんでなく、シナリオを描いた誰かに焦点が当たります。
そうしなければ、4号機に蓋をした。つまり、フクシマ放射能汚染を小さく見せた。実際の汚染程度は高いからホルメシスを使って被爆許容量を上げた。ミューオンで検査したら1〜3号機は壊滅したのがわかるから、峠を越した。汚染水はアイスウォール(凍土壁)で抑える。それで、問題なし。アンダーコントロールとなったという図式が見えてこないのです。
相手の戦略を読む時も、自分が戦略立案する場合でも、感情を入れたら駄目です。
Facebook見るとバカ呼ばわりしてけなすばかり。
相手は相手の都合でやっている。相手の都合を見抜かなかったら、攻めるポイントがわからないでしょう?
演繹予測などと難しいこと言ってますが、ここまで述べたことはすべて当たり前のことじゃないですか?
ただ、ここまで挙げた情報のほとんどどころかまったく知らないのではないかと思います。しかも、常識に照らして疑問を持つことも、深く追求することもないのでしょう。
それがなければ、演繹予測などできませんし、私の予測や推察が正しいかどうかもわかる筈がない。
ブログに書いてもブロックされているのがわかっただけで、読者から何の反応がある訳でもない。しかし、私だけで演繹予測で戦っても、必ず、ハードエビデンスを出せという話になるから、じっとチャンスを待ちました。
ちょっと遅れましたが、これに気付きました。
しかし、膨大なので読む気がしませんでした。

時を同じくして、331Kgがサバンナリバー・サイトに到着したというのを教えてくれた友人がいました。

私は、331Kg全部がアメリカ製と思ってましたので、イギリス製とフランス製があるので混乱しました。

それで、IAEAテクニカルレポートを読む気になったのです。たった一つ、この情報がなければ、読まなかったと思います。
読む気になった時には、IAEA中間レポートや国連レポートで、サマリーと内容が違うのは知ってましたから、中身に必ず矛盾がある筈だからそれを探そうと読んだのです。
そしたら、これがあった。「4号機の使用済み燃料プールの状態を見るために扉を開けたら測定器上限の1,000ミリシーベルト/時間なので、検査をあきらめた」というのがあって、矛盾と云うよりも、なんじゃ?これ、と。

膨大な報告書作成するとき、分担決めますね。担当は記録にしたがって正直に記載するのです。ところが、編集人と云うのか、責任者は、こんなもの隅から隅まで読まないのです。
これも、良くあることなのです。あなたの会社でも、何かの団体でも大体。組織の弱さがこういう形で現れます。
私が、隠蔽責任者なら必ず隅から隅まで読みます。どこから糸がほどけるかわからないものを作成しません。
これを見つけたからといっても、直ぐには動けません。間違いだったと言われる可能性だってない訳じゃないですから。それからです、Natureの報告書や各種の環境試験研究を読み、兵器級プルトニウムが飛散したというのを調べたのは、見つけた以後のことです。そして、間違いと言うなら、世界中に公表された報告書ですから、公開の場で突っ込むことができる論拠を持ってからやろうと思いました。そこから、さらに二か月掛かりました。
環境試験はたくさんあるので、それらを読むのはかなり大変でした。フクシマ矮小化のテクニックがわかったと思ったのが、このブログでした。
上掲の「4号機内に1000ミリシーベルトという高い放射能があった。測定器の上限だから、実際は、もっと高い。しかも、プルトニウムがあっても測定できない」というIAEAテクニカルレポートの記載で問い詰めて、逃げ口上があっても逃がさないという自信ができて、挑戦の口火を切ったのが8月22日。
2014年7月20日のブロックされたブログから、2年後でした。
こういう長い経緯があります。
Facebookで報せようとしましたが、反応が面白いです。
4号機で、何を作ろうとしていたのかとか、3号機からの水素が流れ込んで4号機が爆発したのはおかしいとか、4号機の冷却プールで再臨界は起きないとか、そういう疑問が出てきます。そして、内部告発が欲しい、です。
私は、それは、相手が答えることだから、これだけ使って問い詰めればいいだけだ、反論出たら私が対応するからと云っても駄目なんですね。

相手が答えなければならないことまで知ろうとする。わかりっこないのに知ろうとする。
きっと勉強はできたのでしょう。教科書には答えがある。だから、私流の”きっかけから攻めて反論を許さない”はだめで、自分自身がすべて知らないと行動に移せない。
私は、そういう人を”教科書頭”と冷やかすのですが、とてもじゃないですが、戦いや挑戦には向かない頭です。

 

2017.12.15 Friday

フクシマだけじゃない:4号機で波風立てるの止めますか?

 

2011年3月16日。フクシマ4号機の画像。

 

 

2015年8月にオンライン公開されたIAEAテクニカルレポートの4号機の記録を一覧にまとめたもの。上の画像は、一覧表の15日、4号機の扉を開けたら測定器上限の1000ミリシーベルトを超えたのでプールの検査をあきらめた翌日のものになります。

18日。プールから黄色の煙が出ているという写真。
ヘリからどうして4号機のプールに水があったと言えるのか、不思議ではある。

真上から見た写真だが、やっぱり、ヘリから水があったとわかるか?と疑います。20日という日付だが、一覧表から見ると、この日の朝8時過ぎに水を注入したことになっているが、クレーンが見えない。

24日。注水クレーンはある。画像が本物ならプールの上でなく、炉心の真上から水蒸気が出ている。

これらの画像は、2013年12月16日にFacebookにアップロードされたReactor 4 not all what you excepted?からである。すべてが本当とすれば、4号機からの放射能放出を隠蔽したことなどいっぺんに吹っ飛んでしまうものだが、私自身は、これを戦いには使わない。画像に処理があるというような議論になる可能性がある上に、アップした人の正体も意図も不明だからだ。
興味を惹かれるのは、オバマ大統領が日本に兵器級プルトニウム331Kgを返還しろと言ったのが、その一か月後というタイミング。まるで、東京オリンピック開催をネタに、脅かされていると思うのは穿ちすぎだが、こんなものが消されもしないのは何かあると思わざるを得ない。

ところで、私が4号機隠蔽を明らかにしてフクシマをきちんと見直さなければならないというのは、放射能汚染処理に微生物の利用を考えれば良いと思っていることもあります。
・・
画像を記事情報にリンクしています。

微生物で放射能を処理できるのは今では広く知られてはいます。
微生物に食べてもらっても半減期減るわけじゃないですが、水に溶けなくなるし、フィルターに掛ければ飲み水は放射能フリーにもできると思われます。
処理方法の開発も必要ですが、それはできます。新しい産業になるので経済効果も今の除染というのか、汚染拡大というのか、そういう作業より大きくなります。

私のフクシマは、心配させることが目的ではないのですが、先日、関西在住の人が、フクシマで関東の人は大変ですねという話をしているのを見て、これは拙いと思いました。
フクシマ以後、全国的にさまざまな病気が増えているという論文を紹介しておきます。

         急性白血病

 

         心筋梗塞

          甲状腺がん

子供の甲状腺がんが被爆量と相関があるというもの。単位が4か月間のミリシーベルト。三倍すれば年間。20ミリシーベルトなど論外。

 

出所論文は以下です。

「The Human Consequences of the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant Accidents」(September 28, 2015:Eiichiro Ochiai)
http://apjjf.org/-Eiichiro-Ochiai/4382

温暖化による海面上昇がアメリカが43発の原爆実験を行ったマーシャル諸島の放射能汚染物が太平洋全体を汚染するという報道。

43発と云ったら、私のフクシマのラフな計算とほぼ同じ。Natureに掲載された論文には、降下量が長崎の100倍、全世界の10倍ともある。いずれにしても大変な量である。

繰り返すが、微生物で処理するよりしようがないと思われる。

日本が声上げて、アメリカにも責任取って貰う。そうすると、ロシアだって中国だって、イギリスやフランスだって、もしかすると北朝鮮も微生物クリーンアップ作戦に参加するのじゃないか。
平和を叫ぶデモも大事だけど、フクシマ4号機隠蔽を明らかにするのはもっとインパクトがあると思う。

心配なのは、今まで知らなかったのに、すぐ、誰が悪いかれが悪いと喚きだす人がいる。頼むから、それだけは止めて欲しい。

責めちゃ駄目だ、やってしまったことなんだから。これだけの問題になると、逃げられないんだ。気持ちよく後始末させてあげよう。

 

 

 

沖縄で、米軍ヘリの窓が落ちるという事件がありました。
「ジョークだろう?どうして、そんなことが起こるんだ?」という投稿があったので、「そうだ、ジョークだ。沖縄で短期間にオスプレーが三度も落ちた。それも、ジョークだ。朝鮮半島沖の米韓日空軍大軍事演習に沖縄から離陸したF-35の機体パネルが剥がれた。それも、ジョークだ。韓国の基地に着陸したF-22(ラプター)が、何故か止まってしまって牽引された。それも、ジョークだ。素晴らしいハードウェアだ」とコメントしましたが、ボロ、しかも、高価格のボロは買わないようにしてフクシマ処理にお金を回そう。

 

 

2017.12.13 Wednesday

フクシマ4号機隠蔽工作がわからないという方に

 

米国から借りた兵器級プルトニウム331Kgの大半がフクシマ4号機から飛散したことを信じる人は極端に少ない。
たまたま、ある人がこういう疑問を呈してくれた。

例えば、4号機へのプルトニウムの輸送に関する衛星写真などを公開してくれ、実際に輸送を指示した人や指示を受けて輸送した人が正直に告白してくれれば、なお良いと思いました。渡辺さん一人が声を上げるより、その証人となるような人が現れれば、なお良いと思ったわけです。例えば、「911自作自演説」を説くカギに関しては、今は亡きアーロンルッソ監督のニコラス・ロックフェラーに関する対談が一つのカギになりますが、ほかにBBCの女性アナウンサーがフライング報道したことも、もう一つのカギになります。カギが多ければ、多いほど、そのカギを捨てようとする人達にとって、迷惑になります。

 

911に関して、云うならば、
1)サウジアラビアがアルカイダに資金を与えたことはわかっている。1990年のサダム・フセイン(イラク)がクエート侵略に始まった湾岸戦争(1991年)以後、サウジアラビアとイラクの関係は極めて悪く、アメリカがサダム・フセイン政権を転覆したいことはサウジアラビアも知っていたから、アメリカ国民に広がっていた厭戦気分を転換するためにアルカイダを使った。(これは、既に明らかになった事実である。)
2)結果として、ブッシュ大統領はイラク戦争に突き進んだ。(2003年)
これだけが事実である。
しかし、
1)ブッシュ政権が、それを仕組んだ。
2)ワールドトレードセンターに小型原爆が仕掛けられて爆発された。
3)それをやったのはイスラエルである。
などの面白おかしい説が飛び交っているが、私にとってはそれはどうでもいい。事実であろうがなかろうがどうでもいい。そこを知ったからといって事実として起こったイラク戦争に何がどう影響するのか関係ないからだ。
911に関する私の興味は、
1)ホワイトハウスの行った情報操作である。ほとんど事実と言われている「元CIA女性工作員の回想録を基に2010年に制作されたフェア・ゲーム(Fair Game)という映画」にそれが描かれている。権力の情報操作、メディア操作を知る意味で重要だからである。
2)爆破してビルを倒壊せずに、旅客機がビルに突っ込んだまま放置しておく方が、厭戦気分を払しょくするためには、より効果的だから、倒壊させた戦略家は大した腕じゃないと思うだけである。
3)911事件で航空会社の株価が暴落するのを見越して空売りで儲けた人がいるという報告がある。予想していたことなので、興味深い。
本題のフクシマ4号機に戻るが、私のやっていることは演繹予測(推論)なのだ。
極めて簡単な演繹予測の実例を挙げよう。図が見えにくいと思うので、説明にリンクしたのでクリックしてください。

解散するという噂の時点で、このチャートが私の頭の中にあった。
ここから2014年11月18日衆院解散の狙いが、7月1日の憲法再解釈による集団自衛権閣内決議を国会審議なしに国民が認めたことにするためだというのがすぐわかった。上の画像のリンクを読めばそれがわかると思う。
しかし、他人はまったく信じなかった。
自民党が大勝した選挙の翌日、安倍さんが、「集団自衛権も国民に認められた」言った談話を読んで、僅か、というよりたった一人のFacebookの当時の友だちが、「やっぱり、そうだったんだ」と言っただけ。
演繹予測を信じない人が圧倒的なのだと思って愕然とした。
予測の根拠の重要なファクターとして、私は米国議会報告書を読んでいたことがある。
アメリカが集団自衛権を組み込んだ日米共同防衛ガイドラインの改訂を年内に行う予定でいたことがわかっていたからである。(実際は、翌年2015年4月末、ワシントンでの日米2+2共同会見で改訂発表された。)

衆院選挙の目的がわからなくとも、その後のガイドライン改訂を見れば、帰納的にわかりそうなものだが、この選挙から丸三年後の今でもわからない人が圧倒的である。
つまり、戦略は流れ(ストーリー)で見なければならない。戦略実行は必ずステップを踏んでくるという大原則がわからないと思わざるを得ない。
この画像は、フクシマ4号機隠蔽とフクシマ放射能矮小化を誰がどのような戦略で行われたかを示すものだが、ほとんどの人には理解されない。前述の集団自衛権よりは複雑なので、今は、理解できなくて当然かもしれないという気持ちにはなっているが、権力や権威の戦略をできるだけ早くに見抜いて対抗策を採らなければ、思い通りに騙されるだけである。

しかし、フクシマを忘却の彼方に放り投げるのは、どう考えてもあってはならないことである。それは、枝野氏への手紙に書いた通りである。
どうすればわかってもらえるのか?
一つは、このYouTubeを見てもらうことかもしれない。世界の原子力産業をまとめる世界原子力協会の理事、アグネタ・ライジング氏が、2013年9月26日、台湾で行った講演である。
26分頃からフクシマに関する話がある。「フクシマで死者はいない。フクシマの放射能による健康リスクは大きくない」ということが、スエーデンとイギリスのがん発生率などの違いなどいくらなんでも無茶な比較から原発の安全性を述べるものだ。
注目すべきは、この講演が、IOCでの安倍さんの”アンダーコントロール”スピーチの19日後に行われていること。そして、フクシマ国連報告書公開(2014年4月)の半年前に行われていることだ。
IAEAも国連原子力委員会も、さらに、世界保健機構(WHO)までもが原子力産業支配の下にあることは多くの人が知るところである。
たったこれだけからでも、フクシマ矮小化、4号機隠蔽戦略が原子力産業によって作られたのかもしれないという疑いが生まれても不思議ではない。
次に見てもらいたいのは、この一連のスライドである。
米国環境庁が2012年5月19日に日本当局との会議に使ったものであるが、日本側参加者がだれかはわからない。
米国環境庁が原子力カウボーイに乗っ取られたというニュースが、Nuclear Threat Initiative(核脅威イニシャティブ)から送られてきたのが2013年11月のことであった。
NTIは皇太子妃殿下雅子様のご実父小和田恆(ひさし)氏がボードメンバーに名を連ねる団体である。

最も重要なのはこのスライドである。
フクシマ矮小化戦略として、放射線の低被爆は健康被害がない、むしろ健康に良いというホルメシス仮説を採用したことである。

このホルメシス採用に当たっては、この二つの記事を熟読の上、このプレゼンを考えなければなりません。記事の日付はプレゼンの後ですが、それは、情報公開法によって後にわかったことだからです。
つまり、米国で、被ばく許容量を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げる論議がフクシマ直後から原発カウボーイの活躍(?)で検討されていたということです。

White House Supports Rollback of Cleanup Standards for Nuclear Incidents(March 25, 2013)

日本でも低被爆の健康被害はないと盛んに云われたのはこのビデオにもみられる如くでした。

さらに、続く四枚のスライドをざ〜っと見てください。

おわかりのように、フクシマ被爆者の不安をどのように取り除くかに重点が置かれたもので、最後の最後に金目となります。
まるで、石原伸晃ですね。

いかがですか、EPAのプレゼンは、アグネタ・ライジングの講演トーンと同じじゃありませんか?
フクシマ4号機には蓋をした。フクシマの放射能はそれほどの量ではない。念のために被爆許容量を上げた。不安な被災者には、誠意を持って、自信を持って対応する。汚染水の海洋汚染はアイスウォールで止める。
完璧じゃないですか。
だから、アンダーコントロールになった訳ですね。ただ、安倍さんは、ここに書いたようなことはご存じないでしょうね。

あのチャートには、放射線研究所が内部被ばくのデータがないから十分な対応ができなかったのでこれから研究を充実させなければならないと2012年のビジョンにしながら、フクシマは安全と言い始めた矛盾。広島・長崎の被爆者調査結果が、閾値のない直線というのに、ホルメシスを採用する矛盾、国連報告書のいかがわしさと国連委員の顔ぶれ、などの背景知識さえあれば、フクシマ矮小化を誰がどのように行ったかは推察できます。
ここまでは、兵器級プルトニウムが4号機から飛散したということには触れていません。
それは、次回にします。

 

 

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