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2012.02.20 Monday

政治ブログの限界:ママさんブログを見直す(1)

竜馬、君ならどうする」に“宇宙のごみ”程度の個人ブログが社会に具体的な影響を与える付加価値増殖の可能性を述べた。
前回、植草氏のブログに言及したが、それは過激で読者も多いらしいブログの代表例として増殖の可能性を注視していたからだ。

結論から先に言うが、植草氏を含め、今の政治ブログで世の中を変えることはできない。

本当に日本を良くしたいと思うなら、ブログのターゲットは若いお母さんだ。ママだ。
その他、幼稚園の先生や保育園の先生等々。

彼女等にアピールするものでなければ“ごみ”以上にはならない。

日本の将来に漠然と不安を感じているのが誰かを考えれば直ぐわかる。

日本をどうしたいのか(私には)さっぱりわからない植草氏的な政治ブログが横行しているが、それらが力にならないことを今回はベルカーブを用いて説明しよう。

ロジャースの曲線.jpg

まず、普通の会社で、普通の仕事をしている大多数の人々は過激な政治ブログなど読まない
断言する。
社会を構成する大多数は読まないのだ。あなたの周りの人に尋ねてみれば直ぐわかる。
政治ブログの位置づけは、ベルカーブで言うとこの位置だ。

過激ブログの幻想.jpg

仮に、ベルカーブの逆の位置にあると想定しよう。
何かを訴えたい人は、自分のブログがこの位置にあって増殖して中央の大多数(1σ:68%)に到達したいと考えている筈だ。
それは、自惚れだ。それが幻想なのだ。
告白すれば、それは、私も同じだった。
ビジネスマンなら知っているはずのキャズムは16%であるが、どんなブログもそこにも到達していない。まして、戦略と英語に特化した私のブログなどは較べるまでもない。本当のごみだ。

もし、過激な植草氏的なブログがキャズムに近付く、あるいは近付く可能性があると思われれば、必ずなんらかのリアクションが出る。前回述べた公安の話だ。
それは、アメリカの“ウォールストリートを占拠せよ(OWS)”と較べれば理解できる。
初めは、官憲もタカをくくっていたが、比較的早い時期にOWSに対する取締りが厳しくなった。キャズムを越す危険性を感じたからだ。
実際に、OWSに言及するブログを当局が念入りにチェックしたと言われている。

逆に、マーケティングを知る者ならわかるはずだが、キャズムを越すのは大変なことなのだ。今、OWSに今後の方針をめぐって内部分裂的な兆候が現れているのは、その大変なところに差し掛かっているからだ。
指導者がいなくとも明確なゴールがなくとも、ウォールストリートのやり方に不満が膨れ上がっているアメリカでOWSのアピールは新鮮だった。したがって、支持者も多くキャズム近辺まではきた。

この先は、難しい。


 

OWSのシステムそのものの問題の指摘は正しいが、運動や活動の実績を測ることができないからだ。できなければ参加者、支持者の意欲は継続しない。どんな活動にも目に見える何らかの実績が必要である。
政策ということになれば、日本の例で言えば、原発反対、TPP反対などのように個別政策を取り上げて反対するのはできるが、結局、党派の支持、不支持ということになる。アメリカなら結局、オバマ大統領を支持するか、民主党を支持するか共和党を支持するかということになる。
システム再構築を求めるOWSの抗議活動は、それを超えるはずのものなのだが、政策論議になれば、全体の政策バランスとの兼ね合いがあるために実際に政治を行う政治家や官僚の理屈との理屈合戦になる。
どんな政策にも長所もあれば短所もある。
したがって、政策理屈合戦に68%全体が巻き込まれるのは特殊な国民投票的な政策課題に限られる。

日本の2009年の政権交代を見よう。



ここには、ブログなど何の関係もなかった。
お腹が痛くなって辞めてしまった安部総理大臣や訳のわからない理由で政権を投げ出した福田総理、そして秋葉原オタク迎合キャラ麻生総理しか生み出せなかった自民党人材に対する国民大多数の諦めが沸騰点に達して逃げ出したからだ。
国民に民主党以外の逃げ場がなかっただけの話だ。
そこに、少しはましな人材がいるかもしれないという甘い(私)期待を持った人もいたであろう。

そして、今わかることだが、自民党時代から総理大臣が変わる度に支持率は60%程度になって、暫くすると20%程度に急落することの繰り返しだ。



この当初の支持率の高さは、期待するよりしようがないからだ。

この繰り返しに加えて、民主党の支持率が落ちても自民党の支持率がさっぱり上がらないという事実は何を示すのか?

党派、主義主張に関係なく名の知れた政治家に人材がいないことを国民の大多数が知っているということだ。

政治ブログは日本を良くしたいとの思いから書いているはずなのに、依然として疑わしい政策を標榜する党派の支持、反日だ、アメリカの忠犬だという視点とも言えない視点で騒いでいるものが多い。
良い例がTPP問題だ。
賛成する代議士をやっつけ、反対する代議士をやっつける“やっつけごっこ”ブログの花盛りだ。しかも一過性だ。マスゴミと呼ぶメディアの報道が下火になれば消える
代議士だって、選挙区の思惑で賛成・反対の立場を取る。必ずしも将来を見据えた総合的な観点で物を言っているとは思えない。政治ブログも同じだ。
TPPがあろうがなかろうが、日本の自動車メーカーはアメリカに生産拠点を移しつつある。そして、日本人の働く場が縮小している。
TPPを受け入れればそうなると騒いでいる、正にそのことが実際に進行しているのに具体的な現実問題に気付かない。騒ぎもしない。
ワンクリックお願いしますと言っている間に日本はとっくにやられているのだ。

小沢さんの支持、不支持でわめくのも政治ブログの特徴だ。
日本を良くしたいと思うと小沢さんになるのがわからん。まったくわからん。
冗談じゃないぞ、まったく。あのバカさ加減には今でも腹が立つ。裏切りもいいとこだ。折角のチャンス(小沢さんにとって)を自分で潰したあの戦略性の欠如にはあきれた。あのバカさ加減で小沢さんは“人材でない”ことを自ら証明したのだ。支持も不支持も、何を今更だ。
時間の浪費だ。

こんなことばっかりの政治ブログが68%に到達できる訳がない。
そんなことで日本が変わるほど私たち国民はバカでもない。


次回、ママさんブログの潜在力(2)では、68%にどう働きかけるか条件と具体案例を検討する。
ワンクリックなんかお願いしませんよ。リンクもないから。


 

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